第5回「2000文字以内でお題に挑戦!」企画 眠れぬ夜の出来事 クロノヒョウ 様
俺は
そんな高校生の俺は明日テストを控えている。そして復習を終わらせて寝たいんだ。なのに、俺に取り憑いてる背後霊、去年クラスメートだった
『心良くんの守護霊たる私を、放置してたのに、先に寝るとかありえない〜〜』
「人が勉強してる間ずっと寝てたじゃん!!血みどろスプラッタ幽霊が人のベッドで寝てるとか怖すぎるわ!」
幽子は部活の帰りに車に轢かれて、轢かれて死んだ直後の姿で幽霊になってる。だから謎の乾かない流血があったり、血の気が引きすぎて顔色が青かったり、制服は血で汚れてる。もちろん洗っても落ちない。
『空気読んで勉強させてあげたよ?今度は心良くんが空気読む番だよ?』
「もう、クラスの女子の性癖どころか、学校中の女子の性癖を知り尽くした気がするし、もう話すことないよね?」
ホラー映画でも自主規制するくらいの見た目なのに、中身はエロオヤジ、そして陽キャだからなのか学校中の女子の性癖を何故か知り尽くし、それを利用して、俺に彼女が出来るように教えてくれる。けど、本音は俺がイチャラブしてるのを最後までベッドにインした後まで丸ごと全部、視姦したいだけだろう。
そんな俺にとっては疫病神で、勝手に取り憑いた幽子なんだ。俺以外に認知されないから、利用して女子にセクハラまでしてる。血みどろスプラッタ幽霊女子校生なのにセクハラする光景はシュール過ぎる。
『えー、明日のショーツとか彼氏の発数とか気にならないの?』
「ならないから!!明日はテストなのおやすみ」
異様に冷たい布団に入る。幽霊女子が布団に入ってたけど、全然興奮しない。それどころかガグブル震える。
『心良くん、頭悪いのに勉強やめていいの?諦めてカンニングしなよーだから遊ぼうぜ~♪遊んでくれないと、心良くんのスマホの○インでエ○動画を下級生女子のトークに共有しまくるぞ』
「地味な嫌がらせはやめろ!俺は連絡先交換してないから出来ないけどな」
『ふふふっ、私は全員の電話番号覚えてるぜ!!さぁ諦めて私と遊びなさい』
「やだよ。なんで不摂生な幽霊に付き合ないといけないのさ?飯は食べ無い幽霊なのに寝るなよ!!」
『??お腹は減らないけど、眠くはなるんだよねー。あっ心良くんあくびしてる!!これでもくらえ』
自称、守護霊のジャンピングエルボーが布団越しに突き刺さる。
「ぐぇー、痛ー!!肘グリグリやめろ!!この悪霊!!痛いじゃん」
『心良くん実は、美少女な私が乗ってるから照れ隠しでしょ?』
「血みどろスプラッタ女子には興奮しないから!!俺はノーマルなの!!寝ないと記憶が定着しないの!!寝かせてよ」
『だからカンニングすれば??席で真面目な顔してるおかやんにガンつけてもバレないし〜♪テスト覗き放題』
「おかやんは毎回、赤点で補習と再テストじゃん。カンニングする相手間違えてるから!!あと血みどろ幽霊がガンつけないで!!怖いの!!」
『そうかなぁ?まっ私の方が心良くんより頭良いからね!!カンニングしなくても余裕だし〜』
「死んでるのに、俺よりも点数取れそうな事実と、その態度がマジでムカつく」
『私は学年でもトップクラスだからね。仕方ないなぁ。微妙に間違ってそうでぎりぎり正解な答えを教えてあげようか?』
「そんな回答あってたまるか!!」
『なんとかなるってほら英語とか国語とかの文章問題とかさ』
「カンニングはしないの!!もう寝る」
『えっい!!スマホパスワード解除っとまずは欧北山先生にJKコスプレのやつを送るかなー』
「やめろ!!恐妻家の欧北山先生に送ったら大変なことになるでしょ!!」
『やったのは心良くんだよね?だって私は認識されないもんね』
「クソッタレ!!幽霊がまじで電子機器を使いこなすな!!そして現実に干渉するなよ」
『やっだよー、あと円光物も送らないとね』
「そこはパパ活といえよ現役女子校生!!早くスマホ返せ!!」
『いいよ!パソコン版○インからエ○動画を先生に送るからね』
「もうヤダ!大人しく寝ろよ!!」
『寝すぎて眠くないもん!!あっこれとか心良くん好きそうだよ』
「俺はノーマルだからな」
『またまたぁ〜♪もしかして私が好きなの?』
「それはない」
結局朝まで俺は遊ばれて、寝かせ貰えず徹夜でテストを受けるハメになったのだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あとがき??
どうしてもネタが出なくて、エイルの別作品から設定を引っ張って来ました。
もちろん書き下ろし、1話完結のショートストーリーです。
こんなお馬鹿で頭空っぽ下ネタ、まさにB急ギャルゲーノリをずっとやってますのでそちらもよろしくお願いします(^O^)/
最後にあとがき込で2000文字はクリアしております。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます