第7話 名前3

 十男以降の名前の話です。


 十一男は、一郎。(=与一。余一。余市)


 十二男は、与二郎。または、小次郎。


 十三男は、与三郎。


 十四男は、与四郎。


 ……と、なります。



 たとえば、十三男が生まれた時に、一族のなかに「三郎」が不在ならば、「与三郎」ではなく単に「三郎」と呼ばれることもあったことでしょう。



 八郎さんの長男は、「八郎太郎」


 八郎さんの次男は、「八郎次郎」



 ……というふうに、一族間での区別のために、父親の名前を冠する場合もありました。

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