33点目 「俺がいくつに見えるってんだよ!」【4/21(木)】

 今日の関東はまた夜から雨の予報。

 ここまで雨が多いともはや梅雨みたいなもんですね。それでいて、明日は真夏のような暑さになるとか。いや、もう身体が追いつかないですよね。皆様お身体大切に……。

 昨日は怒りに任せたようなお話を書いてしまい、大変失礼しました。

 気を取り直して今日は、コンビニ店員になると一回は経験する、お客様とのあるやり取りについてのお話。

 昨日めちゃくちゃ長かったんで、今日は釣り合いをとって短めにしちゃいましょうかね。まだここを書いてる時点で何も決めてませんけど、1000文字ぐらいで収まれば上々って感じで書いていきたいと思います。それでは、是非今日も最後までおつき合い頂ければ幸いです。

 早速ですが、これをご覧の皆様はコンビニでお酒かタバコをお買いになったことはありますでしょうか?

 恐らく成人された方のほとんどは、一度はお買いになられたことがあるかと思います。

 その時レジで、こんなセリフをお聞きになったはずです。 

 「年齢確認にご協力下さい。身分証明書のご提示をお願いする場合がございます」

 コンビニの店内にいると、よく聞くセリフですよね。もっとも最近は、レジから流れる機械の音声ですが。

 それでレジ横の画面に「はい」と書かれたボタンが表示されて、それをタッチしないと会計に進めない、って仕組みになっているのは、これをご覧の皆様もご存知なのではないでしょうか。

 ちなみに店員側の裏事情を暴露しますと、あの年齢確認にボタンを押して頂けないと、店員は次の商品がスキャンできない仕組みになっております。お客様に画面のボタンを押して頂けると、店員側のレジの画面にもう一度確認画面が出まして、それを店員が目視で確認してようやく次の商品がスキャンできる、という仕組みになっているのです。

 なんかこう、改めて書くとものすごく複雑な仕組みですね…。実際のお会計の場面では、この一連の動作を数秒の間にやっています。

 ここでしばしば問題になるのが、身分証の提示を求めるか、ということと、絶対に成人なさっているようにお見受けするお客様にもボタンを押して頂かねばならない、ということ。

 前者の場合は、もし何か問題が起きた場合は店側の責任も問われますので、「あれ?」と思ったら必ずお客様にお声がけさせて頂いてます。

 確か現行の法律ですと、もし未成年にお酒やタバコを売った場合は、最大で罰金50万。しかも支払うことになるのは、売った店員とその店のオーナー。更には店自体でそういった品物を扱えなくなる可能性もあります。これらのことは、研修などに出向いた時などに、本部の方にめちゃくちゃ口を酸っぱくして注意されます。

 ただ、お客様に身分証のご提示をお願いするというのは、店員にとってそれなりに抵抗がある行為であることも事実です。お客様と穏便にお言葉を交わせる保証はありませんからね。

 あと、正直未成年かそうでないかって、素人目にはほとんど見分けがつかないんですよね。とりわけ華奢な女性のお客様とかはホントに区別がつかないです。なので、特に新人さんは年齢確認をすることにかなり抵抗があるみたいですね。まぁ、その気持ちは分かります。年数を重ねても、そういう店員は多いですからね。

 さて、それよりも日々重要な問題になってるのが、後者の問題。レジの仕様上、どのお客様であれ、年齢確認のボタンを押して頂かないとお会計に進めません。明らかに成人されているようなお客様のレジをする時は、かなり神経を使います。「お手数おかけしますが、ボタンのタッチだけご協力お願いいたします」といった感じで、こちらが腰を低くしてお願いするようにしていますね。そういう風にお声がけすれば、お客様にあからさまに嫌な顔をされることはほぼありません。まぁ、皮肉っぽく「どう見ても十代には見えないだろ」と言われることはありますが……。

 一番やってはいけないのは、店員が何も言わず「早く押して下さい」と言わんばかりの態度をとってしまうこと。

 私は実際目にしたことはありませんが、それが原因で高齢の男性のお客様と「俺がいくつに見えるってんだよ!」といった感じで口論になった店員もいたとかいないとか……。

 機械の仕組み上やむを得ないとはいえ、もうすこし柔軟な対応を検討する余地があるんじゃないのかなぁ、と思う今日この頃です。

 結局全然1000文字に収まりませんでしたね(笑)

 まぁそれもご愛嬌ということで。

 それでは今日もこの辺にいたしましょう。

 またのご来店をお待ちしております。

 

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