24点目 「深夜の同志の方々」 【4/12(火)】
今日も全国的に暑いところが多いようですね。
ここ数日はすっかり夏本番のような陽気の日もあって、半袖のお客様の姿も多く拝見するようになりましたね。
今日のお話は、久しぶりにコンビニの店舗からお送りしようと思います。
ここのところ、酒の席での低俗な話だったり、タカハシの失敗談だったり、ロクなものを書いていなかったので、今日は真面目にいくことにしましょう。たぶん腐男子成分は少な目になると思います(笑) まぁ、いつも通り下書きもなしに書いておりますので、どうなるかはまだ分かりませんが……。
突然ですが、これをご覧の皆様は、「深夜に働いている職業」というとどんなものが思い浮かぶでしょうか?
我々コンビニ店員はその筆頭のような気がしますが、ご存知の通りその他にも様々な方々が夜な夜な働いていらっしゃいます。
今日のお話は、我々コンビニ店員と、そんな方々とのレジでのやり取りについて。最後までおつき合い頂ければ幸いです。
深夜にコンビニ店員がよくお会いする職種は、新聞の配達員の方、タクシー運転手の方、配送トラックの運転手の方、後は工事現場の作業員の方が多いですかね。店舗の近くで夜間操業を行っている工場がいくつかあるので、その工場の作業員の方もよくお見かけしますね。
この時間にお仕事をされている方は、当然毎夜同じように動いていらっしゃる方ばかりなので、こういう職種の方はだいたい決まった時間にお見えになります。コンビニにいらっしゃることがルーティンの一部になっていらっしゃる、いわゆる「常連さん」です。中にはそれこそ毎日全く同じ物をお買いになる方もいらっしゃいますね。
お見えになる時間がある程度決まっているので、見知ったお顔を拝見すると「あ、もうそんな時間なんだな」って感じます。
働いている我々店員の方もいつも同じような時間にお仕事しているので、そういうお客様とは自ずと顔見知りになることもしばしば。短いレジの間に、しばし世間話を交わすことも日常です。なぜか私が一番よくお話するのが、タクシーの運転手の方々。お疲れなのか、お会計の間何もお話しにならない方もいらっしゃいますが、お言葉をかけて下さる運転手の方が多いですね。やはりお仕事柄、人とお話しになることが多いからなんでしょうか。
皆様眠い目をこすられながらレジにいらして、コーヒーやタバコをお買いになって店先で一服されていきます。あ、時々軽食を一緒にお買いになることもありますね。
やはり皆様お疲れの顔ですが、その中でも「今日は何時まで仕事なの?」なんて仰って下さったり、こちらが眠い顔をしていると「やっぱり眠い?」なんてご心配頂くことも。こちらも「いつもお仕事お疲れ様です」とお声がけするのがすっかり日常になりつつあります。あと、いつからかお会計の最後に「ありがとうございました」の代わりに「この後のお気をつけて」とお声がけするようになりましたね。「また来るねー」というお言葉が返ってくると、やはり嬉しいものです。
配送トラックの運転手の方も、ほぼ毎日きっかり同じ時間にお見えになりますね。年中無休のコンビニには深夜も毎日品物が入ってきますので、それを運んで下さっている運転手の方にも毎日のようにお会いします。地区ごとに数人の担当の運転手の方がいらっしゃるようで、いつも同じ方々が交代で運んできて下さいますね。どんなに忙しくて手が離せない時でも、必ず一言「ご苦労様です」とお声がけすることだけは忘れないようにしています。
一番賑やかなのは、工場の作業員の方々。決まった休憩時間があるようで、日付が変わって少し経った頃にぞろぞろと何人もお見えになります。皆さん深夜でも元気な方が多いですね。必ずガッツリお弁当や麺類を買っていかれます。あと、揚げ物を買って頂ける確率が高いので、この時間帯に合わせて少しだけ並べておくようにしています。加えて皆さん必ずお弁当類を温めていかれるので、深夜でもこの時ばかりはレジ二台フル稼働です。個々にお言葉を交わすことはありませんが、皆さん賑やかなので、こちらも対応させて頂いていて気持ちがいいです。
この御一行様が一通り落ち着くのが、だいたい1時になるかならないかという頃合い。我々のシフトも終わりが見えてくるタイミングなので、作業員のお客様の波が引くと気持ち的にかなり楽になりますね。ここからぼちぼち上がり作業を始めることが多いですね。
いかがでしたでしょうか。閑散としたイメージも持たれがちな深夜のコンビニですが、意外といらっしゃるお客様は多いのです。深夜にお仕事をされている方を拝見しますと、「この時間にお仕事をしているのは我々だけじゃないんだな」ってつくづく実感します。タクシーの運転手の方々のように、我々店員にお言葉をかけて下さると、なおのことそう思いますね。
さて、今日もこの辺で。
結局腐男子成分ゼロになりましたね(笑)
またその内にそういうお話も書きたいと思います。
それでは、またのご来店心よりお待ちしております
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます