第47話

「さあ、行くよ」

カップに乗ると、熊が目をゆっくりと開けた。

ぐるぐると回ってゆっくり空へ飛んでいった。

「女の子だ、ジェットコースターの子かな」

ジェットコースターとほとんど変わらない内容だ。

ただ、誰かの人生を見ている感覚で、

コーヒーカップは比べ物にならないくらい

生々かった。

そして、ジェットコースターでは終わった部分が

絵がかれていた。

女の子の正体は、

「玲?」

このストーリーは玲の話だったのだ。

「玲は家の文化に振り回されていたの、、、」


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