批判と批評(カーク・ダローカー)

 自分の作品を批判されるのは怖い。

 まるで、作品を通して自分の思考を覗き込まれるような気がするから。

 でも作品に対する批判は作者自身の批判では無いと人は言う。

 どうしてだろうか。誹謗中傷では無いにしろ、「面白くない」とか言われたら、自分が作った作品だからしょげてしまうのではないだろうか。


 批判…… 批評して判断すること。物事を判定・評価すること。良し悪し、可否について論ずること。あげつらうこと。現在では、ふつう、否定的な意味で用いられる。

(コトバンクからこの話題に対応する意味を抜粋)


 批評……良い点も悪い点も同じように指摘し、客観的に論じること。(同)


 批判と批評って意味は似たようなものなんだと思います。ただ、批判はダメなところばかりを指摘して、批評は良いところも指摘しているようなイメージがあります。たまに自主企画やTwitterのタグで「辛口でアドバイス」的な(上から目線の)文言を目にします。その方たちはやってきた作品に対して、批判ばかりしていないでしょうか? 批判に耐えれないのなら投稿すんなみたいな風潮だと不自由です。良いところも悪いところも踏まえてアサーティブに評価をし合えたらいいですね。


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