第14話 再び、松前(まさき)町に

 さて、翌2月7日、月曜日。

 この日の朝は、目の前のスーパー温泉が朝営業していないので、やむなく、ホテルのシャワーを浴び、着替えて、まずは朝食。洋食をいただき、珈琲はお代りも。これで、690円だそうな。悪くはないね。


 それからいよいよ、9時過ぎの特急「宇和海」に乗って、まずは、伊予市へ。

 伊予鉄道の乗り継ぎをするよりも、これを絡めることで、実は、運賃が安くなるってわけです。フリー切符のおかげね。2000系気動車に乗ること約15分で到着。

 伊予市からは、目の前の伊予鉄道郡中港駅から、再び松前まで。

 先週来ているからもう、幾分土地勘はできております。


 早速、歩いて郵便局へ。

 天気はいいので、気持ちいいことこの上なし。

 郵便局ではがき2枚を購入し、1枚を風景員、もう1枚は松前郵便局の消印を押してもらったわけであるが、今のこの郵便局の消印は「愛媛・松前」となっております。20年ほど前、まだ民営化されていない頃は、「松前」だけだったのですが、まあ、仕方ない。送って来られた方は愛媛の人で、愛媛に帰られたというお話だったのですけれど、なんせ消印が「松山」じゃなくて「松前」でしたから、

 ま、まさか、北海道なのか? 

って、一瞬ビビりました。

 まさか、北海道のマツマエ(こちらはそう読みます)に埒でもされたのかと、思いましたよ。でもまあ、今どき、借金だけでそんなことになりはしないよなー、とも思ったりしたっけ。でも、ここにこうして「松前(まさき)」という地名があることが分かったので、一安心、ってことに、なったわけね、後日。


 というわけで、これでようやく、現在進行形の3作目の取材が終えられたので、また歩いて、今度は隣の古泉駅まで移動。エミフル松前にもちょっと立寄り。電車に乗って、松山市駅まで戻ると、ようやく朝11時前。

 あとはとにかく、風呂に行こうということで、道後温泉の別館のほうへと、今回は参りました。タオルは幸い、持っておる。

 しかし、何だかなー・・・、な別館の風呂につかって、それから、路面電車で駅前のホテルへと昼頃には退却完了。それから改めて、朝買っておいたあの風呂のチケットをもって例のスーパー温泉へ。その前には、少しばかり腹ごしらえでその建物内にあるうどん屋で素うどんをすすっておきました。で、例の温泉では、またもサウナと水風呂の繰返しのほか、炭酸泉にもしっかり入っておきました。

 いやあ、風呂は何回入ってもええわい。

 特に、旅先の風呂は。


 その後は、しばらくして昨日の家族レストラン「北斗」に行って一杯飲み、それでは足らんとばかり、駅建物内のラーメン店でラーメンを飲みながら、また1杯。

 それだけ飲み食いすれば、もう満足。

 ついでに駅の土産物売場をみると、松山駅弁は現在、入荷停止中。

 というのも、地元の業者が撤退(確か廃業)しており、それで、岡山の三好野がついているのだけど、こういう御時世だから、ってことらしい。

 でも、近くの今治には駅弁あるのだし、何とか、ならんかね、とは、思うよ。


 結局この日は夕方以降、ぼちぼち遊ぶでもなく、さらに飲むでもなく、ゆっくり過ごさせていただきました。

 ~ということに、しておいてください。ちょっと、ぶらっとしてきました。

  でも、その内容は、ノーコメントということにて。



 

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