第16話 ノブレス・オブリージュ



 そして、土曜日。


「なんでお前らがいるんだよ!」


 ジョーカーに負けたみどり公園の広場にいるのは俺を含めて四人。俺、7、そしてクレアと8がいつのまにかそこに存在していた。呼んでもいないというのに……


「いいじゃない。それに、その遊びは大人数でするものじゃないの?」


 的を射た発言にぐぅの音もでない。


「……人数は多い方がいいし……まぁいい。それじゃ、大まかなルールを説明するぞ」


 缶けり……地方では異なる名称の遊びもあるが、大半はこの呼び名だ。かくれんぼの派生形である。一人鬼を決め、鬼でない者の一人が用意されてある缶を蹴り飛ばし、ゲームがスタート。他のプレイヤーはかくれんぼと同様にどこかへ隠れ、鬼は缶を取りに行き、指定された場所に缶を置いて捜索を始める。鬼は他のプレイヤーを発見した場合、缶の場所まで戻り、見つけたプレイヤーの名前と、『ポコペン』という意味不明な掛け声を叫ばなくてはならない。ちなみになぜ『ポコペン』なのかは俺も知らない。鬼に見つけられても、見つかっていない者が缶さえ蹴れば、ゲームはまた振り出しとなる。


「へぇ。ニッポンって、小さな頃から駆け引きを学ぶのね」


 たかが子供の遊びにクレアが感心していた。……何言ってるんだこいつは? 


「要するに缶を蹴るか、全員見つけるか、ですよね?」

「あぁ。まとめるとな。他にも地方でルールがあるけど、そういうのはナシだ。今説明したルールだけでやってみようぜ」


 俺の少ない説明だけで、三人は遊び方を飲み込んでいた。すごいというべきか、恐ろしいというべきか。


「んじゃ、俺が鬼な」


 小さな円を地面に描いて、その中心に持ってきた缶を設置した。


「そーれっ!」


 クレアが缶を空高く蹴り飛ばして、ゲームは始まった。一斉に散らばる三人に対して、俺は冷静に缶を拾いに走る。


「気合入ってるねぇ…………」


 こちら側から攻めることはないのだから、そこまで張り切らなくてもいいんじゃないかな。

 茂みに入っていった缶を見つけ、歩いて戻る。その間に、どこにいるか大体の見当をつけておく。そうしておけば、いざというときに反応できる。

 俺の今いる場所は何もない更地のど真ん中。遊具などがある場所とは離れていて、何かのイベントなどに使われる場所だ。四方を雑木林に囲まれ、見通しは良好。要するに、だたっぴろいだけの広場である。


「しかし、隠れろとは言ったけど……範囲決めてなかったな………」


 話の流れを掴める三人なら、そう遠くへは隠れないと思うが………と願いつつ、缶を円の中に置いた。


「さぁてと、どこから探しましょうかねぇ…………あら?」


 缶に背を向けた途端、カコン、と軽い金属音が聞こえた。振り返ると、円の中には缶の姿はなく、土煙を舞わせて低い姿勢で立っている8がいた。


「ん? ……え? あれ?」


 鬼が缶を置いてからが本当の始まりだ。まだ置いて十秒も経っていない。それに周囲には誰もいなかった。間合いを詰めるにしても五秒はかかる。


「あー」


 不意に、数週間前の7と8の戦いを思い出した。そういえば、あいつら人間離れしてたな。というより、人間じゃない。うん。


「背後を見せるとは………剣条様、初心者だからと言って油断は禁物ですよ」

「あのな、まだ始まって一分も経ってねぇんだぞ! なっ!」


 確かに速攻で缶を蹴る戦法はあるが…………あまりにえげつない。落胆していると、違う方角からクレアと7も現れた。どっちも不満そうな顔をしている。


「ヘッタクソね、ヒルデガルトなら瞬殺されてたわよ?」

「司、これはないです」


 何? 何なんだこの扱いは………? 超ザコ扱いじゃないか……!

 こんなの勝てるわけないだろ。


「やめだやめ」


 考えてみれば、俺の将来と缶けりに何の関係性もない。ヒルデガルトだって、関わらなければいい話だ。踵を返して、家路に向かう。が、7が俺の腕をつかんだ。


「司、まだ特訓は始まったばかりですよ」

「警官の試験に缶けりなんてねぇからいいんだよ!」


 勢いよく7の腕を振り払うと、7は眉をひそめて俺に詰め寄る。背が低いから上を向いて俺を睨んでいるのだが、明らかに口げんかで負けそうな子供の顔だった。


「理屈っぽい男性は嫌いです」


 一度ため息をついてから、7の額を指で小突く。「ぅわ」と一度体勢を崩しかける7を見て、本当に訓練された人間なのか疑った。


「ヒルデガルトはもっと速いんだろ? だったら、この面子で練習したって意味ねぇよ」


 また帰ろうとすると止められそうだ。地面に座ってあぐらをかいて腕を組む。


「そうやって………聞き分けのないヒトですね……」


 鉄面皮はどこへやら………崩れ始めた表情に対して、俺は目を向けようとは思わなかった。そして、心にも思っていないことを呟く。


「あーぁ……こんな面倒なことするんなら、最初からヒルデガルトの傘下に入ってればよかったかなぁ」


 刹那、胸倉を7につかまれた。瞬間的な出来事で、わけがわからなかった。頭の理解が、まだ追いついてない。


「ツカサ……あなたは――!」


 言葉が途切れ、そこに一陣の風が吹く。


「私は、いつでもお待ちしていますわよ?」


 嘲笑まじりにゆったりとした足取りで、ヒルデガルトがQを従えてこちらに歩いてくる。7は一度息を吐くと、手を放した。全身の力が抜けていたので、思わず地面にへたり込む。


「気はお変わり?」


 座っている俺を見つめてくるヒルデガルト。手を差し伸べて来るが、振り払った。


「変わってねぇよ、ただ言ってみただけだ」


 土埃を払いながら立ち上がる。見下されていたようで、どこか悔しい。


「あら残念」


 本当に残念そうにはしていなかった。むしろ、拒絶を愉しんでいる。で当てまだ一日なのに、この女にそこはかとしれない何かを感じた。


「どうやら私のことはクレア=シルベスターから聞いたみたいですわね」

「ドSの女王様ってな」


 ねつ造して言い放つも、ヒルデガルトは全く動じていない。


「まぁ、ずいぶんと嫌われてしまいましたね、Q?」

「………」


 ヒルデガルトの背後にそっと立つ男Qは静かにうなずいた。ここにきて、この男はまだ一度も喋っていない。


「後継者争いの真っ只中というのに、子供のお遊びに興じていてよろしくて? 今ここで、あなたを襲っても構いませんのよ?」

「………戦わなきゃいいだけだろ。俺はお前と戦うつもりなんてこれっぽっちもないんだからな!」


 開き直ってみたものの、かなり情けなかった。


「よもや、候補の中にこんな低俗な人間がいたとは。………仮にもあなたはグレゴリウス二世の妹、マリアの子息でしょう?」

「母さんは関係ない。これは俺の問題だ」


 ヒルデガルトが眉をひそめる。次第に視線が冷たくなっていく。敵意が徐々に、表へ現れる。


「こんな………こんな腰抜けの殿方が、私と同じ後継者候補だなんて………最悪の屈辱ですわ」

「同感だね。あんたみたいな傲慢な女と同族扱いされたくない」



 何と言われようと、俺は国王なんかにはならない。向かってきた道を捻じ曲げることはできない。


「剣を抜くこともなく、されど、相手に屈して従うでもない………そんなのは子供の我儘ですわ。いい加減、自分の境遇を理解してはどうですの? …………私、あなたを軽蔑しますわ」


 不快なものを見るように、ヒルデガルトは嫌悪の表情をしていた。けど、このくらいで負けてはいけない。


「自分の意見を固持するというのなら、それ相応のふるまいをするのが必然。………さぁ、剣を抜きなさい。そして、己の誇りを見せてみなさい」


 戦え、ということなのだろう。しかし、正論を言われたところで動じる剣条司ではない。


「勝算のない戦いをして何の意味があるんだよ。『誇り』ってのを見せたところで、飯は食ってけないんだぞ?」


 敗北は破滅を意味している。結果が全て。まともに議論したところで論破されるだろう。俺は話を逸らそうとした。


「詭弁ですわね。プライドと食物は別物ですわ」

「貧困で苦しむ人たちは自己満足と飯のどっちについていくんだろうな?」


 静寂が場を包み、ヒルデガルトが髪を一撫でした。


「剣条司……あなたにノブレス・オブリージュを問うたところで、意味はなかったのですわね………」


 ヒルデガルトは肩を落とした。そして、懐から黄金のカードを一枚、俺の足元に投げつけた。絵柄はQと文字が刻まれていた。


「あなたの事は、少々調べさせてもらいましたわ。……断った理由、この国の法を守る為の警官になるのが夢とか……。この国の公僕となる凡庸な人生が、あなたの志す道なのですわね?」


 ヒルデガルトの言葉の一つ一つが、俺の心の琴線に触れる。イライラ、というよりは、もう既に怒りの域に達している。


「これは、候補者への見せしめの為でもありますわ………剣条司、あなたに決闘………いえ、あなたを粛清しますわ」


 別に自分がどういわれようが構いはしなかった。ただ、『剣条司』については。だが、俺の進む道を笑う権利は誰にもない。


「今………何だって?」

「何度でも言って差し上げますわ。王族が仕官になるなんて、くだらないと言いましたの」


 無言でヒルデガルトに接近しようとした7を、制止させる。地面に突き刺さっているQのカードを拾い上げる。


「7……カードを」

「……………わかりました」


 7からカードを一枚受け取り、ヒルデガルトに投げつけた。日本の指で挟むようにつかんだヒルデガルトは、踵を返した。


「決闘は一週間後。もし私が負けるようなことがあれば、私自身があなたの傘下に入りましょう。それと……対戦の内容はあなた方にお任せいたしますわ。Q、あれを」


 Qが7にメモを渡す。ヒルデガルトの連絡先だった。


「それと、もし心細いようでしたら、そこにいるクレア=シルベスターも参加させて構いませんわよ。勝つのはどうせ、私ですから」


 こうして、また俺は自分から戦わなければならない状況を作ってしまった。しかし、今回に限っては自分から率先して起こしたものだ。会って間もない女に俺の夢をどうこう言われる筋合いはない。


「さてと……粛清か。被害者だってのに、ひどい言われようだな」


 波乱はまだまだ続きそうだった。

 その後も、俺達は公園で練習を続けた。ヒルデガルトとの対戦内容は『缶けり』と速攻で決まってしまった。他に案がなかったというのもある。


「クレア、お前も手伝ってくれないか? 勿論カードは渡すから」

「いいわよ。こんなところでQのカードが手に入るなら大歓迎!」


 『そんなの自分でもぎ取って見せるわよ!』と言うと思っていたが……案外単純で助かった。


「それで、剣条様……作戦はどうなさるのですか?」


 定番の攻め方としては、四人が一斉に飛び込んで名前を呼ばれる前に誰かが缶を蹴るというシンプルな人海戦術だ。地面に書いてそれを説明したが、7と8は首を縦には振らなかった。


「いくら全員で攻撃を仕掛けようとしたところで、私と8は彼女の例の催眠術にかかってしまうでしょう。………だとすると、司かクレアが決めるほかないのです」

 本人達が無理と言っている以上、無理なんだろう。でも、大して運動能力の高くない俺が決めるってのも、難しい。でも………


「……ん……何よ、人をジロジロと」


 勉強の要領がいいだけのクレアに賭けるのは、ばかばかしいと思えてしまう。実際、こいつとの戦い(一方的な襲撃にも近い)を考えれば当然だ。泣きっ面で拳銃を乱射していたクレアが役に立つとは到底思えない。良くて数合わせというところだろう。大口は叩いても、8の力が大きいのは事実だ。今更になって、クレアの八番、という格付けに若干疑問を持ってしまった。


「その作戦が駄目なら、8がやったみたいに先手必勝かな……?」

「ちょっと! ワタシが止めを刺すって案はスルー?」


 横からあーだのこーだの騒いで邪魔するクレアは放っておくとして…………どちらが鬼になるかも重要だけど、今は攻撃する側の事を考えるしかない。どうせ、守るときは独りになってしまうんだからな。


「んじゃ、これで練習してみるか!」


 だが、一時間経っても、成果は上がらなかった。鬼を7にしても、8にしても、まったくと言っていいほど、俺は歯が立たなかった。単純に、相手が強すぎるという要因だ。缶に触れるどころか、ずっと隠れている事さえできない。


「気配くらい、消してください剣条様」


 8がため息をつく。………一つ断っておくと、常人は気配を消せない。


「作戦そのものが成立しないのでは、戦いになりません」


 7が俺を追撃する。こいつら、歯に衣着せないじゃなくて、ただの無神経だな。……でも、今そんな些細なことで癇癪を起している場合じゃない。


「なら、もう一回だ!」


 何度も見つかり、そして、何度も缶を蹴られた。


「もう一回!」


 鬼を7と8、交互に代わってもらい、同時に攻める。けれど、幾度も失敗を繰り返した。


「もう一回っ!」


 どこに隠れようと、気配を消せない。戦闘訓練を積んだ二人に発見されるのは至極当然のこと。理不尽ではなく、自然の摂理。


「もう一回!」


 優に五時間は連続で練習していた。


「もう一回だ!」


 汗と泥にまみれた。………王位継承なんて、他人事だったし、そもそも俺には別の道がある。


「まだまだ、もう一回!」


 何と言われようが、無関係だ。…………でも、俺はこうして決闘の為に練習している。……なぜ?


「くそっ!」


 どうしても、二人のスートの俊敏さには追いつけなかった。それでも、体は、心は、『諦める』ということを許さなかった。


「うらぁあああっ!」


 無理な突進を繰り出しても、全力を脚に注いでも、彼女たちに勝る力はなかった。

 一番星が見え始めた頃に、俺は、力尽きた。


「はぁ…………はぁ………」


 更地には、四人のつけた足跡がたくさん残っていた。久々に体力を使い果たして、四肢はピクリとも動かなかった。


「ま、だ…………もう、いっか、い……」


 まるで、鉛を全身にまとっているかのように、体が重かった。無理に起こそうとしたが、やっぱり駄目だった。


「司………いくら何でも、無茶しすぎですよ………」


 ようやく、7と8の息も乱れていた。やっと、か。所詮、俺は数時間かけてせいぜいスートの体を温めるくらいの相手にしかならないんだな。


「夢をくだらないって言われたら………誰だって嫌だろ」


 仰向けになって、日の暮れた空を見つめる。星が綺麗だった。


「まったく………仕官ってのも殊勝なことよねぇ……ワタシじゃ考えられないわ」


 何気にしっかり練習を付き合ってくれていたクレアが息を整えながら嫌味を吐いた。しかし、覇気がないせいかあまり苛立ちは感じない。


「かもな………でも、ちゃんと理由があるから警官になりたいと思ったんだぜ?」


 いつのころだったか………当時の自分の年齢は覚えていない。


「昔はさ、俺勝手に家を出て出かけることが多かったんだよ。別に友達がいなかったからとか、家が嫌だったわけじゃなくて………遠くの世界を、まだ自分が見たことない場所を見たくてさ」

「好奇心旺盛ですね」

「まぁな……あの頃は若かったから。で、一回だけ思いっきり遠出したことがあるんだよ。電車だったか、自転車だったかはよく覚えてないんだけど。……そん時に道に迷っちゃってな……やっちまったなぁ~って思ったんだけど、まだ大丈夫と思ってたんだよ」

「どうしてですか?」

「まぁ、勘かな?」


 小さい子供に、それほど大した根拠はない。


「歩いてるうちに、自分が見たいと思ってた知らない場所がどんどん怖くなってな。泣いたよ……このまま帰れないんじゃないかって。でも、そんなときに、一人のおまわりさんが助けてくれたんだ。名前も教えてもらえなかったけど、大きな手でさぁ……やけに顎鬚生やしてたけど優しい目をしてて…………両親が捜索願を出してたらしくてすぐに家に帰ったけど。……嬉しかったんだよな、そのおまわりさん、すげぇにっこり笑ってたんだ」


 鮮明に脳裏に焼き付いている。悲しそうな表情や、面倒そうな顔ではなく、明るく、俺を照らしてくれた笑顔。それ以来、俺はこんな人になれたら…………と思って警官を目指している。


「だから、王様にはなれない。でも、これは別の話だ。どんな職種であれ、同じ仕事だ。ヒルデガルトはそれをわかってない」


 貴族も、平民も同じ人間だ。どちらが上かなんてない。


「あんたがどう理想を唱えても、彼女には関係ないみたいよケンジョウ」


 クレアが携帯の画面を見せる。テレビ番組が映っていた。


『今日午前十時ごろ、後継者候補である、ヒルデガルト=バルツェルと剣条司の決闘が取り決められました』


 ニュース番組だった。アナウンサーが原稿を読み上げ、映像が移り変わる。そこには、公園でヒルデガルトと対峙する俺の姿も映っていた。


「おいおい、撮られてたのかよ」

「しっかり撮影されていましたよ………気づかなかったのですか?」


 7が上半身を起こしてくれる。普通隠し撮りには気づきません。映像はヒルデガルトがカメラのフラッシュを浴びている記者会見の映像に移り変わった。


『ヒルデガルトさん、今回の決闘は格下とのものだそうですが、大企業の跡取りとしてどうなんですか?』


 一人の記者が声高らかに質問した。確かに下だが、第三者に言われるとムカつくなぁ。

 と、ヒルデガルトは置いてあったマイクを手に取り、立ち上がった。


『形式上、決闘と言いましたが……これは、これから先に戦うであろう他の後継者候補達へのメッセージの意味も込めていますの。生半可な気持ちでこの争いに参戦することの愚かさに対する、粛清ですわ。………ご安心あれ、あのような雑兵、取るに足りませんわ』


 大胆な発言は、記者たちを黙らせた。


「負けられない………絶対に。……7、8、クレア、絶対に勝つぞ!」


 こうして、打倒ヒルデガルト=バルツェルを目指して特訓の日々が幕を開けた。

 しかし………長いよな、ヒルデガルト=バルツェルって。



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