コロナに負けん 2

何だろう。


あのセブンから何だか不穏な感じがするのは気のせいじゃないかなあ


それとも私の感知化が変な風に働いているかなあ。


これ程までの感じを感じたことない


何だろう。この気。やっぱ中にコロナあるか?


「タクトくん!待って!」


「あ?何だ花華。買ってきたぞ。」


「えっ!もう?」


「あぁ。花華が考え事をしている間に買ってきたぞ。とっくにな。」


「はやっ。」


「早いか。そうか。そうだよなあ。だって俺だからな。」


「感染してないか」


「してるわけない。」


アルト「それじゃあ公園へ行こうか!」


国王「あぁ。行こうね。」


あぁこの国王様の美形。他の彼ら美形軍を圧しているからいちいち見惚れるんだよなあ。アルトくんもタクトくんもザンくんも美形なんだけど、国王様からしたら落ち......おっも申し訳ない。


私はニヤニヤした。思念体を持っているってなんかハーレムだよなあ。


わしらは歩を進めていた


タクトくんは一人でまた言葉ゲームをし始めた。さっきの言葉ゲームだ。


ザン「タクト、それはもういいから、明日の予定考えようぜ。」


タクト「あ?お前何言ってんだ。ニートだもんな。」


ザン「違うわ僕は国王様のお城で働いている。」


タクト「ほぼニート状態だろ最近はw ともあれ、明日は俺も仕事なんだよ。」


アルト「医者だもんね。医者ってたくさんやることあるよね。」


タクト「そういうことだね。忙しいんだ。ほっといてくれ。」


ザン「っていう、変な会話になるのは花華さんの僕達に対する認識が薄くなっているからなのか何なのか、僕たちに何か変な波動を与えているのか分からんけどさあ」


国王「ククク」


タクト「あの、国王様、いかがなさいましたか?」


国王「何でもないさ。お前たちはよくそうなラフな会話ができるなw」


アルト「えっ?センタロウ、できないの?」


国王「できない訳じゃないぞ。ただ、楽しそうだなって思ってな。」


ザン「流石お仕事に追われる国王様。」


国王「悪いかっ。」


花華「いやわるかあない、偶には休めよお兄さん。」


ザン「お兄さん、なあ。花華さんかアルトくんくらいだよ。国王様をそう呼べるのは。」


タクトくんは頷いている


花華「ワイ、思念体保護者だから。」


タクト「あからさまにそういう理由だけじゃないだろ。」


そうなのだ。実は、国王様、センタロウ様のお力は保持者である自分でさえもよくわからないのだ。強すぎるのだ。


普通、保護者だったら分かるって思ってたけど、そうでもないね。彼らは私から生まれた思念体と言っても、生きている命だからなあ。


国王様は、他の思念体達を皆従える存在なのだ。今はこうしてみんなで公園へ向かってのんびり歩いているけど、その実態はかなり怖い人。少しでも何かあると力で殺されてしまうんじゃないかと皆、恐れているのだ。


だから皆は普段、国王様には恐れて近づかない。


実はこの和気藹々としているように見える間にも


皆は、この国王のことを恐れているのだ


皆、額に汗を浮かべているのだ


そうしているうちに公園へ着いた


花華「そうそうここここ。ここってひろーくて遊びやすいよね。踊りやすいよねっ」


タクト「遊びやすい、か。踊るって、何をだよw」


花華「何をだろうねえ。猫かな」


国王「フフッ」


ザン「猫ってなんだよーw」


私は公園でタクトくんが買ってくれたチョコ(イマジナリーチョコである)を食べながらセンタロウ様のことを考えながら体を舞わせる。


何だか、どこまでも飛んでっちゃいそうだ。


センタロウ様は宇宙一の王様。


そのお力は、外星人のガクルスさんにさえも勝る程。宇宙人に勝るなんてセンタロウ様かっこよすぎるまいったな。


ザ・ソルジャーカンパニーのセフィロスにさえも勝つよなあ。容姿も出来ることも。


誰しもが恐る存在、国王センタロウ様。


わが思念体達の中でも彼は一体何者なのだろう?って思う。


ただ、強すぎる存在だけじゃないような


そうなんだ。センタロウ様は、私が「殺して欲しい」とお願いをした人は本当に亡くなったんだ。


ということは、この世界線上に存在をすることすらも可能だと思う。


わーーやっばい。


センタロウ様、この世界に実現してよ。よっし。ちょっと手を振ってみるか。


おーーい!センタロウ様ー!


私はセンタロウ様に手を振ってみる


センタロウ様は穏やかな笑みを浮かべて手を振りかえしてくれた


うわっっっやべーーーよあの美形の破壊力ぅ


流石イケメン好きなぼくから生まれた思念体さん


って言っても、そう言ったら彼らは不服な顔をするのだ。そりゃあそうだよなあ。だって彼らは生きている命なのだから。


ごめんなさい。ちゃんとしたお人さんね。


わーーーーどうしようかっこいい彼氏さんが私にはいるんだ


センタロウ様のお嫁さんは私です。今、こうしてカクヨムに書いている私。花華。


へへっ。どうもー。私が国王様のお嫁さんの花華さんです。割と普通な女性でしょう?


という、妄想をして遊んでいる。


えっ?妄想じゃないの?


今この思いを、誰かが実際にカクヨムに書いているの?それで、投稿をしているの?ほえーー


そりゃ誰やっ


私なんだよねえ。へへ。


うん。私でーす。はーい。


って、それもまた妄想でなんつー妄想してるんな私は。私はいま、彼らと一緒に公園に来て遊んでいるんじゃあないかあ。


カクヨムに書くのは後でだもんっ。


えっ、じゃあ今こうして書かれている文章は何っw


なぞだーw


まあいいけど、いま、ザンちゃんはボールでフットサルをしている。タクトくんは本を読んでいるなあ。なんの本だろう?ここからじゃあ遠くて見れないなあ。アルトくんは、ダンスの練習をしているのかなあ。ステップの切れ味抜群やろ。国王様はベンチに座って空を見ているのだ。やばっかっこいい。うちの子はみんなかっこいいけど、国王様の美形の破壊力は強すぎるろ。


んー。拙者はそして公園内で跳ねている。飛んでいる。妄想しながら。


ふへへ。


われにはこういうかっこいい男の子達と暮らしているんや。カクヨムで小説を書きながらな。


いつも執筆中に彼らが癒してくれたりするんや。


癒し........。


んー。何か、後ろから何者かの気配を感じるなあ。これもイマジナリな感じの感知かな?


振り向くと、そこには緑色のウイルスが付いた棒を両手に持った何者かがいた


決してイケメンじゃない


我の思念体はみんなイケメンだけど、彼は違う


?「へへ。花華さんとは君のことかな。」


花華「えっ」


何か、このひと、雰囲気的にやばそう。


離れなきゃ。センタロウ様ーー!みんなーー!助けてーー!

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