第6話王都 ①

お城から 出された 私達はまず情報収集のため 冒険者協会に 向かった



「 いつまで 落ち込んでいるのよ 勇者様


私達は 村娘 なんだから 王子が しっかりしないといけないでしょう


頼りにしてるわよ ! 勇者様 」


あおいが おだてると ようやく 王子が元気を取り戻しはじめた



あかね

「 ねえ ねえ 葵 私達 三人は 隠蔽スキル と 鑑定スキル を 持っているけど

王子は 鑑定スキルを 持ってないんでしょう

私達の 本当の ステータスを 教えなくていいの ?」


私は 王子に 聞こえないよう 小声で聞いた




「 良いのよ 本当のことを知ったら

暫く立ち直れなくて使い物にならないからね


普段は 無駄に 元気なくせに 落ち込むと 長いんだから あの阿保は」



あざみ

「 だけど 何故 王子だけ 鑑定スキルが ないのかな」


首をひねりながら 小声ではなす



「 実はね さっき 天使様から

スマホに メールがきたの


王子を 担当した天使が 王子の ステータスを見て このままでは 直ぐに 死んでしまうと 考えて 幾つかの スキルを 犠牲にして

防御力に 全ふり したそうよ 」




「あ~ だから あり得ないくらい

防御力が 高かったのかー !


あれなら 普通の 攻撃は 通らないよね」




「 多分 私達位しか ダメージを あたえることは 出来ないと おもう」





そう 言っている間に 冒険者協会に着いた



まずは ここで登録して 身分証明書をつくるのだ


私達は ドアを 開けて中にはいった

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