第4話勇者召還 ? ①

私達が 再び 目を覚ましたら 周りに


豪華な服を 着た王様らしき人 と その妃らしき人


横には やはり豪華な服に 煌びやかな貴金属を 着けた貴族らしき人


反対側には およそ実戦には 使えなさそうな ピカピカに 磨き上げられた騎士達



あの阿保は 居るかな………と探したら


王子プリンスと 目が あった



あぁ~ 目が 死んでる………と 言うことは

王子も 天使から 事情を きいたのだろう



王子のことだから 『 俺様は勇者に なって 魔王を 倒し お姫様を 嫁にもらって

元の 世界に凱旋がいせんするぜ ! 』


と 考えていたのだろう




真実を知り さぞかし ガッカリしたことだろう





あかね

あおい 口元がにやけているよ 」


えっ 私が口元を確認しようとした時


王様らしき人が 話し始めた



「 ようこそ 異世界の英雄達よ


我が名は カメリア王国 ズルーベルト 三世である



我が カメリア王国は 今 魔王の侵略を受けようとしている



そこで 魔王を打倒するため 勇者召還の

秘術を使い そなたらを召還した


我が国 ヒト族を救うため 力をかして欲しい ! 」



いかにも と 言う感じで 言っているけど

その目は 欲望に 満ち溢れてる気がする





少し経つと 宮廷魔法使い を 名乗る おじいさん が 出てきた


「 宮廷魔法使い の ホーガンです


これより 皆さまの『能力』を調べさせていただきます


まずは 一人一人 お名乗りください 」









( 皆 隠蔽いんぺいスキルを準備して)


私は 幼馴染み達にだけ聞こえるように

合図した











「 大大阪 王子(だいおおさか プリンス)

中等部 一年 十三歳だ 」




京都 葵きょうと あおい中等部 一年

十三歳です 」




和歌山 茜わかやま あかね 中等部 一年 十三歳です 」




奈良 薊なら あざみ中等部 一年 十三歳 」







ホーガン

「それでは この 水晶に 手をかざして

下さい 」



そういって 大きな 水晶を 出してきた



「 俺様は 一番後で いい 」


王子は そい言っているけど おそらく

『 真打ちは 一番最後に 登場 するものだからな 』とでも かんがえて いるのだろう









「 それでは キョウト アオイ様から お願いします」


どうやら 私が トップの ようだ

隠蔽いんぺいスキルを 発動させるよう 意識した




水晶 に 手をかざすと わずかにひかり

ステータスらしき ものが でてきた





☆ (…)は 真実の姿です 他人には 見えません







なまえ キョウト アオイ


しょくぎょう 村娘( 光の勇者)



れべる 5 (57)






ちから 35 (3050)


すばやさ 28(2240)


みのまもり 37(3780)


かしこさ 95(950)


こうげきりょく 24(4580)


しゅびりょく 20(5440)








その ステータスを 見て とても ガッカリした ホーガンが いた




「次のかた お願いします」





そうすると 茜が でてきた





なまえ ワカヤマ アカネ



しょくぎょう 村娘 ( 水の勇者)



れべる 4(56)


ちから 30(3250)


すばやさ 25(2050)


みのまもり 51(5150)


かしこさ 84(750)


こうげきりょく 20(3850)


しゅびりょく 30(8570)









続けて 薊が 手をかざす




なまえ ナラ アザミ


しょくぎょう 村娘( 炎の勇者)


れべる 4(56)


ちから 35(4150)


すばやさ 30(3540)


みのまもり 25(2540)


かしこさ 90(890)


こうげきりょく 30(7500)


しゅびりょく 15(2750)








ホーガンは ガッカリして


「 王よ 女たち は 全員 ハズレ です

職業が 全員 『 村娘』で ステータスも

非力です これでは 男の方も 宛には

なりませんぞ 」



そうすると 王様が


「 もっ もしもと 云うこともある

一応 調べてみよ 」


かなり ショックのようだ







「 俺様 の出番が きたな

見て 驚けよ」


王子が 気合いを 入れて 出てきたけど

ちゃんと 隠蔽スキルを つかったのか

心配になってきた

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