第53話 実技試験

次の日は技術試験のためにエミラやモーガスさんと模擬戦をしたりした



学科試験の結果発表の日、

僕は点数知ってるし気楽にいけるなぁ

「デクス様、そろそろ学園に向かいましょうか」

ティルシアが呼びに来た

「うん、そうだね

エミラは準備できてるかな」

「はい、すぐにでも出発されたいようです」

「そっかじゃあすぐに行かないとね」



学園に着いたらすぐエミラが飛び出し看板の方に走って行った

心配なのかなぁ

大丈夫だと思うけど


あっ、走って戻ってきた

「デクスくん合格だった!!」

尻尾揺れてる かわいい

「よかったね」

「あとね、デ優しそうな顔つきったよ」

まぁそうなるか

「絶対実技試験も一番だし、主席確定だよね」

うーん、実技に関しては結構強そうな人もいるし確定って感じじゃないんだよなぁ


次の日、実技試験の日

まずは剣術

順番に呼ばれて試験官と模擬戦をしている

僕は最後らしい


「最後っ!デクス・ルガツカヤ!」

やっと呼ばれた

「はい」

「お前の相手は俺だ」

重戦士らしい風格

シンプルだが綺麗で高価そうな鎧

一見厳ついが優しそうな顔つき

あれ?こんな試験官いたっけ?

「俺の名はガイス・アルラトス」

えっ、ガイス・アルラトスって確か…

「第一騎士団団長、剛傑のガイス?」

「あぁ?そんな呼ばれ方してんのか?俺?」

「はいそうらしいです

僕も師匠に聞いただけですし」

王都に行くなら王都で有名な人は知っとかないとと思って

師匠に聞いといてよかった

「師匠か

お前の師匠っていうとルネステルか?」

「はい知ってたんですね」

「おう、そりゃあのルネステルが久しぶりに弟子を取ったって有名だからな」

だからか

さっきから他の受験者が「あれが例の」ってざわついてたの

どこから広がったんだよ

「さて、時間もねぇしそろそろ始めっか」

「はい!」

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