第50話 入学試験2

学科試験は終わった

予想どうり全部余裕だった


エミラも平均85くらいは取れてそうといっていた


さて今日は次の試験のためにちょっと自主トレしておこうかな


「デクス様、今大丈夫ですか?」

「うん?いいよ?」

「失礼します

デクス様宛に手紙が届いていたのですが」

「うん?ってこれ国王陛下からじゃん」

手紙の内容は要約すると

話があるから城に来い

って感じ

話って何だろう?

「とりあえず行かないと」


「お待ちしていました

デクス・ルガツカヤ様ですね

こちらへどうぞ」


あれ?前回の謁見の時とは違う方向だ

「そっちでしたっけ?」

「あぁ今回は謁見室ではないのです」

「あっそうだったんですね」



「お~来たかデクス」

陛下はソファに寝そべっていた

座り直す気はないらしい

「陛下?そのままなのですか?」

「あぁ自室だし、デクスしかいないし

いいでしょ」

なんか友達が来たみたいな雰囲気だな

「えっと話とは何でしょうか」

「まあまずは座りなよ」

なんか調子狂うなぁ


「あぁ後二人の時は敬語無くてもいいぞ」

「なんか前と違っていて調子狂いますね」

「あぁ前回は宰相いたし一応謁見として予定されていたものだし」

一応って…

「今回は俺の私用だし」

「陛下っておいくつなんですか?」

「56」

「にしてはノリが若いですね」

「心はまだ20代の気でいるからな。はっはっは!!」

「そろそろ本題に入りませんか?」

「あぁそうだな」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る