死体の特異点、犯人の特徴、そして確信迫る憶測

「まず、『消えた死体たち』についてから話そうか♪ 」

「『消えた死体たち』? ……にされているのか」


頭がおかしいと思わせる日常の繰り返しを行う公女に合わせたように一体。


「他は……」

「遺体はランダムで、次の以内に消えている。予想できないし、毎日張り込んでも無意味。見張りがて意味が無いよ」

「どこに見張りを置いても、か? 」

「疑ってんの? 悲しいなぁ。・…客の振りから遠隔してる中継までぜぇんぶ潰されてる」

「……か? 」

「あ? 確かにむさいくらい男しかいないな。


ガタンと立ち上がってしまった。


「あは、あははははは! 」

「おっ、おい! 大丈夫か?! 」

「はは……、至って良好。むしろ、調だ! 」


嗚呼、何か中途半端過ぎてイライラしていたところに欲しい確認ができた。

男性には恐ろしいほど警戒するくせに、女性には手を出さない。


「……と判断」

「へ? ごめん、説明して? 」

「まだ成り行きは憶測の段階だが、───だからな」

「もしかして……あの頭硬い公爵が? だったら色々とマズイな」

「まだ可能性だ。と憶測する───」

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