11話 まさかの遭遇!?

姉とお互いに選びあった服を買ってから少し。あれからもう数件お店を周り、

もう何着か服を買った。買い物袋もかなりの量になってしまい両手が塞がる量だ。

姉はさすがというか私のも何個か持ってもらっているのだがすごく余裕そう。

対する私は自分の分の4個で限界だ。ちなみに姉は10は持ってる。おかしい。


それから、少し歩いているとさすがに姉も疲れたのか、フードコートで休憩をしようと誘ってきたので、少し休憩することになった。しかし姉は席を取るなり「ごめん。すこしお手洗い行ってくるね」

と言い大量の荷物と共に私一人置いってしまった。

いくら近場のショッピングモールとはいえ一人でフードコートにいるのはなかなか寂しい。


そんなことを考えていると突然視界が真っ暗になった。

「え!なに!!」

突然のことにパニックになって少し大きな声が出てしまう。するとどこか聞いたことのある声で「だーれだ?」と質問をされ、こんなことをする人物が一人、頭によぎった。

「わかった。桜でしょ。」

「さっすが、はるちゃん!声だけでわかってくれた!」

「だって、こんなところでこんなことをしてくるのあなたしかいないでしょ」

「それもそうか。それにしても今日は一人でお買い物?めずらしいね」

「いや、姉さんと一緒。いろんな服を買ったんだ」


それから桜と雑談をしながら1、2分待っているとアイスを両手に持った姉が戻ってきた。

「あっ、サラ先輩こんちゃっす!」

「あれ?桜ちゃんじゃない。どうしているの?」

「一人で遊びにきたらたまたまはるちゃんを見つけたので、お話ししてました!」

「そう、どうしよう、桜ちゃんの分のアイス買ってないわ」

「お気になさらず!それにしてもたくさん服を買ったんですね」

「ええ、二人で買い物をすると止まらなくってつい」

「いいな〜今度は私も混ざりたいな〜」

「じゃあ今度は桜も一緒に買い物いく?」

「うん!いく!」

私が買い物に誘うと目をキラキラさせ、勢いよくOKを出してくる桜に思わず身を引いてしまい姉にぶつかってしまう。「ごめん」と謝りながら姉の方を見ると少し不機嫌そうに「大丈夫」と言うと桜の方をみて「そういえば部活動はどうするの?」と

普通に会話に戻ってしまった。


それから少し。モヤモヤ気持ちで帰ろうと準備をすると姉が私の分の荷物まで持とうとしたのであわてて「大丈夫!私持てるから」と自分の荷物を持とうとすると

「だめ。さっき半分の量でかなり限界だったじゃない」と姉に言われ

どうにか姉の負担を減らせないか考えていると桜が「私が持とっか?」と提案してくれた。


それから帰り道。なんとか姉の負担を減らすことはできたが代わりに桜にいってしまった。桜も確かに剣道で鍛えているとはいえ流石に申し訳ない、それでも持ってくれたことに感謝しながら姉と3人で会話をしながら歩いていると気づいたらもう家の前まで来ていた。


「桜ありがとうね。荷物持ってくれて」

「大丈夫!鍛えてるから!」

「うん、本当に助かった。今度なにかお礼するね」

「う〜んじゃあ、ちょっと屈んで」

「うん」

桜に屈む様に言われたので屈むと

「チュッ」

「へっ!?」

「ちょ!」

なんと桜にキスをされた!ほっぺだけど...

「ちょっと桜ちゃん!」

「え〜別にいいじゃないですか〜ほっぺならスキンシップのうちですよ〜」

「だいたい、あれくらいの荷物なら私でも持てたのよ!」

予想外のことで混乱していると姉が私の前に立ち何やら抗議しているけどそんなことを考えている余裕は私にはなかった。


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後書き


なんか中途半端な感じになりましたが今回はここまでです!

桜ちゃん怖いねぇ〜。

これからどうなるのか私にもわかりませんがこれからもよろしくお願いします!


では!次のお話で会いましょう!





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