第2話 それから、、?

朝ベッドから起き上がる。 


昨日姉の体からドラゴンみたいな角や翼が生えているところを見た。

まあ恐らく寝ぼけて見間違えただけだろう。現実的に考えて、ただ心の奥底では現実なのではないかと姉妹の勘がいっている。


そして私は自分の部屋で今日から通う姉と同じ風蘭高校の制服に袖を通していた。


姉が着ているのをみた時はすごくピシッ!としていてかっこよかったのに自分が着るとどこから情けなく感じてしまう。


そして一階のリビングに行くと姉が先に朝食を食べていた。


姉は「おはよう、今日から同じ学校ね、制服似合ってて可愛い」と上機嫌に言ってくる。


姉の言葉一言一言に喜んでしまう私だが昨日見たものが頭によぎる。やはりあれは本当にあったことなのだろうか?


そんなことを考えて少しモヤモヤした気持ちで朝食を済ませ荷物を持って姉と登校する。

「「行ってきまーす」」


息ぴったりにハモる声に母は嬉しそうに 「行ってらっしゃい」と言って見送ってくれた。

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