第1話 それは唐突に?!

私の家は4人家族だ。父と母、そして姉の紗良そして私の一般的な4人家族だ。家は一戸建てで2階建てのそこそこいい家に住んでいる。


もちろん私と姉の部屋別々にある。私がそうするようにお願いしたからである。


そう私はあろうことか姉に恋をしている。しかしその気持ちは受け入れられる訳のないものだから封をして生活している。


その影響で姉との会話はほとんど無い。最後に会話したのがいつかさえも分からない程だ。


そんな生活をしていたある日変化が起きる。



「はぁ、はぁ、うっ!」

風呂を上がり自分の部屋に戻ろうとしたその時隣の姉の部屋から何やら声が聞こえた。


私は少し空いていたドアの隙間から部屋を覗いた。そこから見えたものはあまりに衝撃的なものだった。

 

姉の体から翼と角が生えていた、それもまるでアニメのドラゴンの様な翼と角が姉の体から生えていた。


見間違いかと思い一度目を離してもう一度見るとやはり肩甲骨の付け根あたりから翼は生えていて頭からは角が生えていた。


そしてその姉は苦しそうな声をあげながら翼と角を押さえ込もうとしていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る