4.価格やサポートの仕方に自由度が少ない。

 まず気になる点はタイトルの通り、「月額の最低ラインが高い」というところです。


 月額480円という数字は一見安そうに見えますが、これはあくまで「作家個人の単価」です。


 そうなると、複数の作家のサポーターにということはなかなか難しく、このラインはもう少し低いプランがあってよかっただろう、というのが個人的な感想です。


 それこそ「「ギフト」はいらないけど、広告は非表示にしたい」とか、「広告はどうでもいいんだけど、ギフトだけ欲しい(こちらは追加オプションがプランに加入していなくとも使用できるか次第ですが)」というニーズには対応していません。あくまで「「ギフト」を使って作家にメッセージを送る。かつ広告も非表示にする方が便利だよね」という視点のもとに成り立っています。


 システム上難しいという問題点はあるかもしれませんが、そもそも多くのサポートを受ける作家は元々この手のシステムを必要としません。


 従って、そう言った作家に選択・集中されるのであれば、新機能として導入する意義は大分薄まってしまいます。


 作者をサポートする、投げ銭をするなどのシステムがあると良い、ということは既に「LINEノベル」の方でも述べた通りですが、その投げ銭をする最低金額が決まっているというのも良くありません。


 それこそ「気持ちだけプラン」みたいなものや、「広告だけ非表示」という選択の出来るプラン(これはサイト全体でも構いませんが)が無い限りは、あまり大きな変革にならないのではないか、と思っております。



【ポイントまとめ】

・月額の最低ラインが高いのではないか?

・ギフトだけ、広告費表示だけという選択が出来ない。

・結局「こんな機能が無くてもやっていける作家」だけに集中する結果になりかねない。

・気持ちだけ送る、広告だけ非表示にするなどの安価なプランが必要ではないか。

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