7.後節

━─━─ № 7-49 (1,298) ─━─━

  〖こうりん〗⛏(名詞)


こうりん】⚠⛏  #1,576

 〈りんこうをはなつつぶつぶ〉〈光の粒〉の意。



━─━─ № 7-51 (1,300) ─━─━

  〖ぶわっと〗(副詞)


ぶわっと】⚠⛏  #1,577

 〈風や水などが勢い良く吹き出して〉の意。



━─━─ № 7-53 (1,302) ─━─━

  〖はせい〗⛏(名詞)


せい】⚠⛏  #1,578

 〈広範囲にとどろきわたる勝者の名声〉〈勝ち抜こうという意気からのつよい掛け声〉の意。



━─━─ № 7-55 (1,304) ─━─━

  〖ちょくせつ〗(副詞的名詞)


ちょくせつ】⚠  #1,579

 〈間に何もはさまず〉〈他を経由せず〉の意。



━─━─ № 7-57 (1,306) ─━─━

  〖ちょくせつ〗(名容詞)


ちょくせつ】⚠  #1,580

 〈いきりなさま〉〈周りくどさの無いさま〉〈じかであるさま〉〈即座であるさま〉の意。



━─━─ № 7-59 (1,308) ─━─━

  〖さばく〗(カ五段動詞)


さばく】⚠  #1,581

 〈物や複雑な事を処理する〉〈まとまった物を解きわける〉の意。


さばく】⚠  #1,582

 〈布をさばく〉〈服を仕立てる〉の意。

 転じて〈理非を明らかにする〉〈決定をする〉の意。



━─━─ № 7-61 (1,310) ─━─━

  〖はしこい〗(形容詞)


はしこい】⚠  #1,583

 〈動作を起こす機会を逃さない〉〈頭の回転が速い〉の意。

 一般に〝ばしっこい〟の形でよく用いられる。



━─━─ № 7-63 (1,312) ─━─━

  〖てだれる〗(ラ下一段動詞)


れる】⚠⛏  #1,584

 〈腕前がすぐれていること〉の意。


手練てだれる】外⚯✗  #1,585

 同義のため[れ]を遣うことをすいしょうする。



━─━─ № 7-65 (1,314) ─━─━

  〖ちえ〗(名詞)


】【ちえ】⚠  #1,586

 〈物事をありのままにあくして真理を見極める認識力〉の意。


】⚠  #1,587

 〈物事を効率よく処理する手法〉の意。

 こちらの意味で[]と表記するのは字義不相応。



━─━─ № 7-67 (1,316) ─━─━

  〖ひじん〗⛏(サ変名詞)


じん】⚠⛏  #1,588

 〈やいばによる攻撃を身に受けて負傷してしまうこと〉の意。



━─━─ № 7-69 (1,318) ─━─━

  〖てもと〗(名詞)


もと】⚠  #1,589

 〈手の付け根〉〈手首〉の意。

 転じて〈手のさばき〉の意。


もと】⚠  #1,590

 〈手の及ぶ範囲〉〈側近〉の意。

 転じて〈はし〉〈手皿〉の意。



━─━─ № 7-71 (1,320) ─━─━

  〖よりかかかる〗(ラ五段動詞)


かる】⚠⛏  #1,591

 〈物へもたれるてたいじゅうをあずける〉の意。


かる】⚠⛏  #1,592

 〈当て込む〉〈依存する〉〈かさに着る〉の意。


かる】✗  #1,593

 語義不相応のため遣うことをすいしょうしない。

 この表記では〈詰め寄って絡む〉のような意となる。



━─━─ № 7-73 (1,322) ─━─━

  〖つとめる〗(マ下一段動詞)


つとめる】⚠  #1,594

 〈努力する〉〈我慢強くがんる〉の意。


つとめる】⚠  #1,595

 〈はげむ〉〈何かをするようにしむける〉の意。


つとめる】⚠  #1,596

 〈役目を果たす〉の意。


つとめる】⚠  #1,597

 〈精を出す〉〈いそしむ〉〈雇用される〉の意。


☞ 語源は〈我が身を犠牲にして働く〉の意の〔つとめる〕。

 〔夙〕は〈つくえつかわれていない状態〉の意。

 転じて〈早朝〉〈お偉いさんはグースカ寝ているが小姓は働いていなければいけない時間帯〉の意。

 〝はやきはさんもんとく〟も、言葉通りではなく〈早くから起きて三文ぶんの仕事をせよ〉とのスローガンだったとされる。



━─━─ № 7-75 (1,324) ─━─━

  〖あきらめる〗(マ下一段動詞)


あきらめる】⚠  #1,598

 〈解明し果たす事によってたいしょうへの執着を断つ〉〈悟りをひらく〉の意。

 原語は〔あきらめる〕。

 〔諦〕の字義は〝ことり(ことわり)をべる〟であり「あきらめる」と同義。


あきらめる】⚠⛏  #1,599

 〈もう希望や見込みがないと思って断念する〉の意。

 こちらの意味は[あきらめる]には本来無いため、相当する〔棄〕の字に新たな読みを提案するもの。

 なお〔棄〕は〝ちり取りに入れた子供を捨てるさま〟のしょうけい文字ってちょっとおおおおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおぉぉおお⁉(

 そんな字が必要になる状況だったのかよ‼!

 ……ゲンダイニ ウマレテ ヨカタヨ(



━─━─ № 7-77 (1,326) ─━─━

  〖はがね〗(名詞)


はがね】⚠  #1,600

 〈鉄と微量の炭素による合金〉の意。

 組成は〔がね〕。

 ところで、単一のたまはがねから一本の刀が打ち出されるような描写がよくみられるが、実際の日本刀は炭素含有率の異なる複数種の鋼を用い、十層二十層と諸外国のらが考えもしないほど多段に折り返して打つことで極度に高い硬度としなやかなじんせいを両立させたやいばであり、レイピアやじゅうだんくらいなら本当にスパッとってしまうくらい世界最凶に仕上がっていた。

 これに対し、〝そこまでしなくても切れるし、ダメになったら打撃すればいいし、なんなら新しいのと交換すりゃいいじゃん〟と、安く上げることを至上とするのが「合理()主義」であり、すぐ壊れていい前提で物作りがされるようになったために、ついには壊れた物さえ満足に修理できない状態にまでおちいり、〝使

 いやさ、そういう事ばっかしてるから資源かつさせるとか、効率悪いことで有名なリサイクルがすいしょうされるとか、そういう「不合理」な社会に至ったんじゃねえの?

 「合理」を辞書で調べても〈目先の利にとらわれること〉とは書いちゃねえのよ。



━─━─ № 7-79 (1,328) ─━─━

  〖くろがね〗(名詞)


くろがね】【くろがね】⚠  #1,601

 〈鉄〉の意。

 なお「がね」は〈金〉、「しろがね」は〈銀〉、「あかがね」は〈銅〉、「みずがね」は〈すいぎん〉の意であり、それぞれすべて[こがね][しろがね][あかがね][みずがね]の読みがある。

 ちなみに「こっきん」と音読みした場合は〈せきたん〉の意であり、また「しろかね」と濁らず読んだ場合は〈はっきん〉〈platinumプラチナ〉の意……って紛らわしいんじゃああぁぁあ!



━─━─ № 7-81 (1,330) ─━─━

  〖つよい〗(形容詞)


つよい】⚠  #1,602

 〈力が豊かである〉の意。


つよい】⚠  #1,603

 〈勇ましい〉〈戦士としてつよい〉の意。


つよい】⚠  #1,604

 〈意思がつよい〉〈気がつよい〉の意。


つよい】⚠  #1,605

 〈さかんである〉〈どうもうである〉の意。


つよい】⚠  #1,606

 〈丈夫である〉〈ごうせいが高い〉の意。


つよい】⚠  #1,607

 〈防御力が高い〉の意。



━─━─ № 7-83 (1,332) ─━─━

  〖ざま〗(名詞)


ざま】⚠⛏  #1,608

 〈ひどい様子〉〈ひどい結果〉の意。

 〈様子〉〈結果〉の意の〔さま〕の濁音減価。



━─━─ № 7-85 (1,334) ─━─━

  〖ざま〗(副助詞)


ざま】⚠⛏  #1,609

 〈それをしながらに〉〈それをする流れで〉の意。



━─━─ № 7-87 (1,336) ─━─━

  〖いましがた〗(副詞的名詞)


いまがた】⚠⛏  #1,610

 〈たった今〉〈今さっき〉〈ついさっき〉の意。



━─━─ № 7-89 (1,338) ─━─━

  〖ありありと〗(副詞)


ありありと】⚠⛏  #1,611

 〈おおいにあり得るさま〉の意。

 可能性に対しての「り」をくり返して強調するい回し。


ありありと】⚠  #1,612

 〈実際にそこには無いものが目の前にるかのようなさま〉の意。


ありありと】⚠⛏  #1,613

 〈実際にそこでは起きていない事が目の前で起こっているかのようなさま〉の意。


ありありと】⚠⛏  #1,614

 〈十分に認識できるさま〉〈まさにそれ如きさま〉の意。


ありありと】⚠⛏  #1,615

 〈おおいにり〉の意。

 選択枝に対しての「り」をくり返して強調するい回し。



━─━─ № 7-91 (1,340) ─━─━

  〖どくせんじょう〗〖どくだんじょう〗(名詞)


どくせんじょう】⚠  #1,616

 〈単独で場をじゅうりんすること〉の意。

 〔擅〕は〈ほしいまま〉の意で〔占〕〔専〕に近い意味を持ち、[せんじょう]は〈場をじゅうりんすること〉の意となる。


どくだんじょう】✗  #1,617

 語義不相応のため遣うことをすいしょうしない。

 この表記では〈相手もなく孤独に活動をする状況〉のような意となる。

 どっかのヴァカが〔擅〕と〔壇〕を取り違えてやらかした誤記誤読。

 〔壇〕は〈一段高くしつらえた場所〉の意であり〔段〕に近い意味を持つもので、つまり{どくだん}は〈単独でその場にいる〉の意となる。

 〝{どくだん}も〈壇上から一人でしゃべりつづける〉と解釈できるから間違いではない〟との擁護もみられるが、そもそも単独で場にいるのだから他のだれかへなんかしゃべれないし、壇下にも人がいるとこじつけても耳をふさいだりその場を離れたりできる以上、じゅうりんには当たらないものと考えられる。

 間違いを無理に擁護したって益など無かろ、なんで他に問題のない語があるのにわざわざ問題ある言い回しを遣いたがるねん。


どくだんじょう】⚠⛏  #1,618

 〈ひとりの者の考えが支配する場〉の意。

 たぶん{どくだんじょう}のさらなる誤記かと思われるのだが、この表記はどうも意図どおりに通じそうな気がするため、新語として紹介をするもの。



━─━─ № 7-93 (1,342) ─━─━

  〖ぼうぜん〗〖あぜん〗〖がくぜん〗(副詞)


ぼうぜん】⚠  #1,619

 ⦅ぼー……⦆〈予想外の事態にあっにとられるさま〉の意。


ぜん】⚠  #1,620

 ⦅あーあ⦆〈ひどい事態に気力を失うさま〉の意。

 同義に「めんらう」があるが、組成が〝とちもち棒を食らう〟などという複雑怪奇なものであり、前提知識を要するため遣うことをすいしょうしない。


がくぜん】⚠  #1,621

 ⦅がーん⦆〈突然の事態にきょうがくにとらわれるさま〉の意。


ぼうぜん】⚠  #1,622

 〈物事がばくぜんとしてつかみどころのないさま〉の意。

 [ぼうぜん]との混同に注意、超注意。



━─━─ № 7-95 (1,344) ─━─━

  〖おもむろに〗(副詞)


おもむろに】⚠  #1,623

 〈動作が静かでゆっくりしているさま〉の意。

 語源は〔おもぶりに〕。

 漢字で書けば誤用されないのにシリーズ。



━─━─ № 7-97 (1,346) ─━─━

  〖ぐんと〗(副詞)


ぐんと】⚠⛏  #1,624

 〈次々に進行して〉〈ますます〉の意。



━─━─ № 7-99 (1,348) ─━─━

  〖そこいら〗(名詞)


其辺そこいら】⚠  #1,625

 〈そのあたりにあるもの〉の意。

 転じて〈ありふれたさま〉の意。

 組成は〔〕。

 なお「」は〈存在をする部類のもの〉転じて〈ありふれたもの〉の意。



━─━─ № 7-101 (1,350) ─━─━

  〖とおのく〗(カ五段動詞)


とお退く】⚠  #1,626

 〈ある場所から次第に遠く離れていく〉の意。



━─━─ № 7-103 (1,352) ─━─━

  〖かぼそい〗(形容詞)


かぼそい】⚠  #1,627

 〈いかにも細くて弱々しい〉の意。

 組成は[ぼそい]。

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