第3001話 第二章の世界情勢

ドークス帝国は天使を実験台にして研究を重ねていた。深い地下が本当の城であり、その上にある城には、能力者によって作られた木偶人形が配備されていた。

その実態にきづいた最高位の天使である熾天使ラファエルは、怒りの巨岩を空の上にある、世界から呼び寄せドークス帝国を完全にその土地も沈めてしまう天の怒りを買って滅ぼされる。ミカエルは元刃黒流術衆の地にいる恐ろしい生物に対して、第火球をもって館があった部分を消滅させる。彼らは神霊体であったため、そのまま天に帰る。


現在、天使の勢力が、圧倒的に悪魔を押しています。悪魔は五位を投入しましたが、天使は未だ六位が闘っています。更に我々は未確認ではありますが、大空を飛ぶ竜などの情報も入ってきております。人間、天使、悪魔いずれの味方かもわかっておりません。第四の勢力の可能性が高いです。


グリドニア神国の滅亡は時間の問題である。息子にはその事を話して頼るならイストリア城塞に来いとだけ伝えた。


第五位の指揮官は悪魔の魔王と化したイシドルが、ヴァンベルグの居城を拠点に、強制からの心の同意で、同化させた悪魔を投入し、グリドニア神国の最強部隊も敗れさった。人質として、家族、彼女などを同化しないと殺すと脅され、心で屈させて、次々と同化させている。イシドルの軍は9割以上が同化した悪魔である。

イシドルはディリオスとの同化を狙っているが、それにはミーシャを捕らえるしかないと考えている。


しかし、ここ最近、第四の勢力と呼ばれる伝説のものたちを、見かけた情報が、幾つも入ってきており、何とか相討ちさせようとディリオスは模索している。海には海龍サーペントやクラーケンの目撃情報が入ってきている。


あくまでもディリオスの仮設ではあるが、天使と悪魔の強さの壁である、扉が開かれると、それに呼応するように、伝説や神話に出て来る恐るべき、強きものたちが現れると仮説を立てた。




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三叉の鉾 第二章 —新世界の孤高なる勢力— 春秋 頼 @rokuro5611

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