第19話 天国行きをストップ

そーっとドアを開けると茉穂の着物がぶっ飛んでいた。

ヒエーェェ

無造作に投げ捨てられた着物は

「お前、邪魔だ、アッチ行ってろ!」

と言われた様な気すらしてくる!


ムカッ「💢」

怒り震える中

泰真と彼女のニャンニャンが始まっていた。


Wーn Aaーn

みょーうな息づかいに

ベッドの中でモソモソ動く、まあ泰真のマンションなのだから女の子連れ込もうが同意ならいいんじゃね。

茉穂はあまりショックじゃない

奴はこんなもんだ!


茉穂が食い散らかしている最中

泰真は女を食い散らかしていたと言う訳か!

ショックは無いが、けしからん!



私を連れ出したくせして

腹減らせたままってどうよ

(盗み食いはしたけど・・クッソォ)

(腹は減ってないけどクッソォ)



茉穂の、ぶり投げられた着物をそこいらにあった紙袋に入れていたら

ANAN言う彼女のラベンダーカラーの

髪がチラチラ見えた。


💢茉穂は当然の怒りだが、2人で事はねちっこく進展中

チュッパチャプ〇も負けそうな

チュパチュパ

いざ本番か?泰真が上に乗っかり

頑張って腰を勢い良く引いたその時を狙ってぇ



ス━━━━━━━━━━━━ハ

せ━━━━━━━━━━━━━のぉ

📣「ハーイSTOP、STOPーそこまで

そこ迄

泰真はぁ━━━━━あ

ヤッパこういう馬鹿な奴だよねー」


ギク( ; 0ᾥ0 )

モソモソとした動きがストップ

コレから泰真の気持ちイイ天国行きを停止、ストップ


茉穂は呆れながら

⚡️これが大人の遊ビカー!!


ガバッ

泰真が上半身を潜ってた布団から

這い出した。



「茉穂꒪Д꒪ヤバ…ウハッ!‪」


茉穂は、そばにあった姿見を足でぶっ倒した、勢いで着物もぶっ飛んだ。

グアシャングアシャンガッーシャン

シ━━━━━━━━━━━━ン!

思った以上の効果音

AnAnも止んだ!!


スーハスーハ

「泰真よ!二度とわたしに

近づくぅなよ💢!」



茉穂は、一声ウネリながら声を上げてベッドルームをドカドカと出た


「なあにぃ~アレ

だあれ!」

プルプルンとしたお胸がビョンと

布団から飛び出した!


彼女が泰真の背中にまとわりつき

泰真は灯りを2ーランク上にあげた。


するとピンクの振袖がなぎ倒され花開いたように広がっていた。


泰真は水を浴びたように目が覚め顔が青白くなった。


「ねえー泰真」

又迫って来る彼女に冷えた声で


「もう帰れ」

咄嗟に言われた彼女は納得するはずも無く又迫ってきた。

生暖かい肌がキモチわるくタッチしてくる。

あんなに気持ち良かった彼女の肌が

触りたくもなくなる。


「やめろ、帰れ」


凄みのある声を出した泰真に驚いて

プルルンとしたおしりを出し

彼女は服を来てプリプリしながら

仲間の方へ歩いて行った。


落ち込む泰真はドンヨリとする。

見られた、どーしょう。


兎に角何とかせねば

泰真はベッドから下りてリビングへと進む。


「わりぃけど出かけるから

みんな帰ってクレ。」

そういいながら泰真は着替えだした

そして携帯から茉穂に連絡を入れた


その様子に泰真の遊び友達は

連れ立って部屋を出て行った

泰真の慌てように引いたのだ。




「何処にいる?」


「は?なんで?」


「なんで俺の部屋にいた?」


「アンタが眠って起きないから

警備員さんと部屋に入った、

なによ、文句ある!」



「い・・や、俺、茉穂がいるの

知らなくて・・ゴメン」


「ああ、いいのいいの!気にしなくて

楽しんでる!大人の遊びって奴

私が居ないとあんななんだー

凄いねーオッエェェェェェェ」



「あれは酒が入ってツイ」

泰真は弁解するが茉穂には響かない!


「つい、」


「ついじゃあ出来ないよねーぇ

あんなことは、計、画、しないとねー、鍋の用意もケーキも

そしてベッド・インする彼女もねー」



沈黙


「・・💦送るよ茉穂、何処」



「言うか💢ばあ〜か!

あんな末恐ろしいアンタに

もう関わらない!

言っておきますけど私来年

ぜーったい結婚しますから

邪魔すんな!」



💢ムカッ

「じゃあ茉穂、会社も

首にするからな、ビンボー

な27歳が再就職って難しい

んじゃね。」



「は?・・公私混同すんじゃ

ねーよ。」

何かに付けて文句ばかり言う泰真を黙らせたかった。


「アンタさ〜

気持ち悪いよ!

女の子でちょっと綺麗な子なら

何人とでも寝るんでしょ

キン━━━━━━━━━━モ!!

それやるための5年確保かいー!」


強く言いあげる茉穂、でも愛らしく愛おしい気持ちは変わりがない。


泰真は返す言葉が無かった。

後5年は独身を楽しみたい自由でいたい然し茉穂が他の男と結婚するのはどーしても嫌だった。

自分がどんなに勝手な事を言ってるのかを理解出来ないわけじゃない。


「と、兎に角結婚は、許さん」

と茉穂へ抗議する!!



「アンタの許可要らんワ

私結婚してすぐ妊活する。

可愛いくて、旦那ソックリの子を

産みまあ⤴︎ ⤴︎⤴︎すッ、5、6人」

ヘヘッ



「・・・・💢許さん!」


「アホか!!」



「器物破損」


「は?」

突如泰真はなーに言ってやがると思ったが


「俺の寝室散らかしたまま

帰るなら訴える!今、居場所教えれば

示談!無断で入って、住居侵入罪も

適応されるんじゃ~ねぇぇーか!」


「ああ、そう来たか!」

茉穂は成程納得でも器物損壊は、わかるが住居侵入罪は頂けない!!


「は?アンタが潰れてたからだ

住居侵入罪は無効よ、それに

金持ってるんだから

ハウスキーパーさんくらい雇えば」


「嫌だ、お前が片付けるんだ

でないと訴える!」


「ケッ(`ط´≠)分かった分かった

ダルゥ明日やります。」



「は?、今やれ」


「お前がやれ」

茉穂も言い返す。


「じゃあ警察呼ぶぞ!」



「警・・・・(;꒪ꈊ꒪;)))察」



・・・仕方・・ない!クッソォ




「💦マンションからスグのコンビニ!

寒かったから中で待つ!」

茉穂は小さな声で呟いた。


「コンビニな、迎えに行く‼️」

スグ電話は切れた。


チッ!

そこまでして掃除させるか~普通

器物破損って・・・


まあやったよね

しゃあない!


しばらくするとコンビニには似合わい高級毛皮を着たコテコテな金持ち風の男が入って来た。


「ウワッ」

お互いがお互いの服装を見てオドロキの声をあげた。


茉穂はスエットの上に寒そうな薄い短パン&素足に草履に着物バック

しかもスエットはオレの

短パンもオレの!

窃盗罪追加!


手にはコンビニで買い物したらしき

コンビニ袋


"ありえん"

お互いにそう呟いた。



泰真は嫌がる茉穂の手を引っ張って

待たせていたタクシーに乗り込んだ

掃除しないと器物破損で捕まる為

茉穂は仕方なくタクシーに乗った。


そこ5分位の場所なのにタクシー代

もったいな!と呟く茉穂に

「こんなに冷えてるのにバカ💢か!」

泰真は毛皮のコートで茉穂を包む。


確かに背中には水を掛けたような

寒気がゾワンゾワンと繰り返して

いた。

さっき飛び出したマンションへと

又帰ってくるなんてと思いつつも

早く掃除して帰ろうそう思った。



「あーあ!アンタの友達、こーんな食い散らかしてなんなん?汚ったない!

友達選べよ!」

泰真はバツ悪そうにしていたが

片付け始めた茉穂の手を止めて


「片付けなくていい、

俺が片付けるから風呂はいって暖まれ!」



「え、いいの!!」

茉穂はすぐラッキーやったア⤴︎ 泰真の気が変わらぬうちに行動する。


「風呂何処❓」

そう聞くと泰真は👉アッチと指をさした。茉穂は寒くてたまらなかったんで

一目散に浴室に消えた!



「あーああ天国、天国、気持ちイイ~」

日本人は湯船必須

茉穂は泰真が行きそびれた天国を

堪能、ままあ泰真の行くとことは

違うケド

あっちは疲れる

コッチは疲れが取れる



足先を上げてチャポンチャポン

これは幸せの音だなぁ

ノンビリゆったり

温泉行こーかなぁ同期の由梨誘って

なんてノンビリ出来る程、泰真ちの風呂はデカかった、風呂からでたら新品の女性用のスエットが置いてある。


ドライヤーをかけてホッと一息

ドライヤーの音が止むとチャリジャリと言う音が聞こえた。


音は寝室から聞こえていてソッと開けると泰真が紙袋にガラスの欠片を拾っていた。


「・・・あ、私片付ける」

そうだ、一風呂浴びに来たんじゃねかった、片付けに来たんだっけ

破片を拾おうとしゃがんだら


「💢来るな!」

と言う怒号が聞こえΣ٩(⊙д⊙)۶ビクッとした茉穂に泰真は


「怪我するから俺がやる‼️」

アッチでテレビでも見てろ!


「いや、デモ」


プッ

「えらい長風呂だったな

2時間入ってたな!」


「え、あ、うん、スエット

ありがとう。」


「ああ、さっきブティックの友人

に電話したら持って来てくれたよ

サイズ丁度良かったな。」


「え?ブティックなら

ブラウスとかパンツとかが

高いのが良かったぁー!」



「ゼータク言うな

何が良かったか分かんなかったんだ!

文句言うな!!」


そうこうしてるうちに片付けは終わった。茉穂のピンクの着物も着物用のハンガーにかけてあった。


あとは掃除機のルンバが細かい破片を拾ってくれる・・・だけ


茉穂は泰真を犬と一緒にチラ、ルンバをチラ犬兄弟も茉穂に合わせてチラ、チラ


「ほら行くぞめし」



「飯︎💕︎~ホントぉー」

茉穂がキャンと嬉しそうな声をあげると犬兄弟もオンオンオン?ワン

やっと日本鳴きを覚えかけた2匹

おと発音するのはチョッチー苦手風

しかしオン、ワン

と喜び2人の回りを走り回っていた。




「めーし、めーし、めーし」

茉穂も犬兄弟もリズムよくポンピョン、ポンピョンとキッチンへ進む

リビングは綺麗に掃除してありここでもルンバが回っていた。

三台あるんか?

茉穂なんて掃除機に使う電気代節約のため、昭和の高箒使用なのに!!

ゼータク!!


ダイニングキッチンにはさっきのカニ鍋とは違いスキヤキが用意されていた。

兄弟も期待大ウウー ウウーと唸っている。

「食べよう!」

泰真が言う。


「う、うん。

美味しそうー」


茉穂が食べようとすると🐾໊ポンポンと膝を叩きクレクレアピール


「あ、エルとアレンにはローストビーフ用意してたんだけど無いんだよ」


ギギク

「あ、あの普通の肉あげようよ冷蔵庫に沢山あるでしょう」



「あるけど、なんで知ってるんだ?」

泰真は白菜をふぅーふぅしながら聞いてくる茉穂は慌てて烏龍茶をゴクン


「だっだってクリスマスには

どこの冷蔵庫にも入ってんじゃん

普通アハハハハ肉」


「そう。」


「うん💦。」


泰真はドックフードを取り出し兄弟に

兄弟はやや不満そうだったが食べていた。


『ローストビーフも鍋も食ってんだろ!〆はドックフードで終わろうよ』

茉穂は犬兄弟にテレパシーでつたえた。


犬兄弟もドックフードで落ち着いたのかリビングの方へ行ってしまった。



「犬はやっぱりドックフードが一番、栄養も計算してあるし、不足栄養考え無くていいし・・・ね。」



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