なぜクズ男に捨てられたシングルマザーは巨乳で美人な人格者なのか

夏目くちびる

第1話

 俺の部屋の隣には、やたら美人の母とその娘が住んでいる。苗字は、花木。名前は知らない。



 母は32とか、33とか。多分その辺。娘は小学一年生。俺に一限目の講義がある時、ランドセルを背負った娘を階段の下で見送る最中にすれ違う。



 時々、母の方が部屋着のまま遭遇するが、あの胸を隠す仕草はワザとやってるんじゃねぇかってくらい凶悪だ。の潰れ具合と俺のコンディション次第で、忘れ物を取りに行くフリをして部屋に戻る事になる。そのせいで、過去に一度遅刻した。



 さておき。



 ドラマや映画を見て、昔から思っていた事がある。そして、リアルとなって巻き起きた事実に、確かな疑問がある。それは、なぜクズ男に捨てられたシングルマザーは巨乳で美人な人格者なのか、という事だ。



 物語だから、とか。そうしないと周囲が同情出来ないから、とか。そういう、トートロジーに浸った思考力の敗北みたいなアンサーは無しだ。そもそも、俺の目の前で実際に起きてるしな。



 ……さて。



 以前、大家のおばさんと話したことがあった。花木さんの元夫は半グレで、方々に散々な迷惑をまき散らした後、二人を残して蒸発してしまったらしい。そのせいで、俺のような貧乏学生が住むようなアパートに、母娘で暮らすハメになっているのだと。



 仕事は、予定調和というか当然というか、昼は弁当屋で働き、夜はスナックのママをやっているという。どっちも、アパートから徒歩十分くらいのところに店があって、深夜に起きているとたまに階段を上がってくる音が聞こえる時がある。結構、遅くまで働いているらしい。



 こんな働き屋で気丈な、しかも美人が男に捨てられる原因って、一体何なんだろうか。男であり、普通の恋愛観しか持ち合わせていない俺は、どう考えても一生大切にするだろ、的な。そんな、当たり前な考えしか浮かばないし、今この瞬間まではそれ以上深く考える事も無かった。



 だが。



「どう?お口に合うかしら」

「はい、うまいです」



 家の鍵とケータイを忘れたらしい娘の世話を、昼のバイトから帰ってくるまで見ていた礼にと、夕飯に招待された。娘は無口で、俺の家の中に入ったはいいモノのずっと本を読んでいるだけだった。



 緊張していたのだろう。俺は俺で、黙って課題をしてたし。



「改めまして、花木摩耶です。菜々の事、ありがとうございました」

「寒そうだったし、扉の前で座らせておくのもかわいそうだったので」



 どうやら、そういう名前らしい。



 最初は、警察に連絡しようとした。しかし、菜々はそれが嫌だというから、俺の部屋に匿う事を電話で伝えたのだ。このご時世だから敢えて言うけど、決して不埒な考えがあったわけではない。そして、俺はロリコンではない。



「ありがとうございました」

「お構いなく」



 話を戻そう。



 何故、摩耶さんはクズ夫に捨てられてしまったのか。そして、何故こんなボロアパートに住んでいるのか。俺は、部屋の様子を観察して推理する事にした。まぁ、完全に知的好奇心の不躾だよ。悪いと思ってる。



 ……とは言え、特に変わったモノはない。棚と炬燵とテレビ。後は家電に、ドレッサー。雑貨な服がたくさん、おもちゃ、その他色々。



「あ、ごめんなさい。まったく、こんなモノ置きっぱなしにしちゃって」



 俺の視線に気付いたようだ。薄いピンクの下着、デカい。



「ティッシュ下さい」



 鼻をかんでも、鼻血は出ていなかった。セーフ。



 まぁ、要するに生活には問題が無いという事だ。母娘の仲も良好だろうし、体に致命的な障害も持っていない。仮に彼女を連れて逃げたとしても、面倒な荷物になったりはしないハズだ。



「……あの、どうしました?」

「あぁ、いえ。あの写真、裏返しになってるなって。すいません、細かい事が気になってしまうんです」



 それは、棚の上においてある写真立てだ。



「あぁ。あれ、あの人の写真なんです」



 あの人とは、元夫。いや、この様子を見るに、まだ現夫なのだろうか。ともかく、そのクズのことを指しているのだろう。



「あの人?」



 知らないフリをしておかなければ。大家さんの沽券にも関わる。



「……すいません、忘れてください。でも、中々片付けられない理由があるんですよ」



 なるほど、まだ忘れられていないらしい。この一途過ぎるところは、男が付け上がる理由になりそうだ。



「……ん」



 食事を終えた菜々が、突然俺の膝に座って本を読み始めた。学校の図書室で借りてきたのだろう、セロ弾きのゴーシュ。俺も、同じ年くらいの時に読んだ記憶がある。



「こら」

「いいですよ、別に。摩耶さんの時間が許すなら」

「そ、そうですか。今日は非番なので、あなたさえよければお願い出来ますか?」

「えぇ、大丈夫です」



 娘から懐かれる=いい人、的な計算でもしたのだろうか。ビックリするくらい、あっさりと認められてしまった。この子もこの子で、どうしていきなり距離を詰めてきたのかは分からないが。



 ……しかし、なるほど。



 段々、分かってきた。それは、この人がやたらと真面目であり、人付き合いも得意で、とても優しいという事だ。



 この、「優しい」というのがポイントだ。ある意味、俺はこの言葉を便宜の上で使った節がある。その理由を、紐解いていかなければ。



「摩耶さん、料理が上手ですね。出来れば、ご飯のおかわりをお願いできますか?」

「もちろん、たくさん食べてください」



 実際に美味過ぎる事は確かなのだが、それよりも菜々に確かめたい事があった。頭でも撫でて、口を軽くさせればいいだろうか。



「菜々ちゃん」

「なに?」



 あまり、嫌がっていなかった。行けそうだ。



「お婆ちゃんにあった事、ある?」

「あるけど、死んじゃった」

「お爺ちゃんも?」

「お爺ちゃんは、最初からいない」

「そっか、ごめんね」

「別にいいよ」



 飢えてる、のだろうか。菜々は、後頭部を俺の胸に押し付けて深く腰を倒した。ひょっとして、摩耶さんも幼少期に同じような心理状態だったのかもしれない。



「お待たせしました」



 ……一族の運命的な不幸になぞる、俺との出会い。ドラマティックといえば、聞こえはいいだろうか。



 だが、そんな理由で断定するのは間違ってる。そもそも、俺に都合が良過ぎる。それに、不幸は起こる理由があって、起こるべくして起こるのだ。その根本を、俺は知らねばならない。



 なら、今度は摩耶さんの内側を探ろう。



「料理は、どこで覚えたんですか?」

「子供の頃から作っていたので、慣れみたいなモノですよ」



 慣れ、か。やはり、父親は昔からいない。のだろうか。まぁ、仮説として置いておこう。



「こんな風にもてなされれば、きっと男だって放っておかないでしょう。やはり、モテるんですか?」



 切り込みすぎたか?娘に聞かせるような言葉ではない。



「そ、そんな事ないですよ。それに、二人で生きて行くのでもう精一杯で」



 上手い。流石、スナックのママだ。なら、このまま職業病は活用させてもらおう。



「そうなんですか。確かに、昼も夜も働いていて大変そうですもんね」

「……?」

「俺の部屋、階段を上がる音が聞こえるんです」

「あ、すいません。うるさくて」

「いえ、そういう話じゃないですよ。ただ、頑張ってんだなぁと思って」



 実際、別にクレームをつける気はない。そもそも、俺はそういうところが気にならないから、このアパートに住んでいるのだ。



「そうですか、ありがとうございます」



 落ち着いた美人の割に、可愛らしく笑う人だ。なんだか、年相応でない気がする。それどころか、少し幼い。



 ……足りてない。そんな事を、直感的に思った。



「膝、重くないですか?」



 あまり、ベタベタしているのを見たくないのだろうか。俺に、迷惑がかかるから?それとも、俺を信じ過ぎれば困った事になるから?年の差や、自分の経験によってロクな事にならないと知ってるから?



「菜々ちゃん、俺、ご飯食べるからさ」

「うん」



 ……違う。その安堵の表情は、そういう思いの賜物ではない。もっとドロドロしていて、気持ちの悪い感情だ。



「まったく……」



 即ち、嫉妬。



 この、何に嫉妬したのか?というトコロが重要だ。別に、摩耶さんは俺を好きなワケではない。これは間違いないし、そもそも小学一年生の娘に恋愛で嫉妬するなんて、そんなアホな大人がいるワケがない。まして、摩耶さんはスナックのママだ。惚れた腫れたは、慣れたモノだろう。



 ならば、もっと根本的な欲求だ。摩耶さんは、きっと自分が手に入れる事の出来ない体験に、思いを馳せていた。



 即ち、甘える事。今となっては、強く、そして母でなければならない摩耶さんにとって、それは心の奥底に潜んでいる最も強い欲求なのかもしれない。



 ……女が甘えたくなる男というのは、一体どんな奴だろうか。



 例えば、父性。



 これは、一番わかり易い。男が、胸の大きかったりほんわかした優しげな雰囲気を持つ女に無意識的に甘えてしまうように、女にも無意識的に甘えてしまうような男の要素がどこかにあるのではないだろうか。



 そういう意味で言えば、『親父らしさ』というのがしっくりくるような気がしている。クソつまらんギャグで笑ったり、新入社員の肩やケツを触ってニヤニヤするオヤジ的な意味でなく、所謂「大きな背中」方面の意味だ。



 『頭文字D』という漫画がある。あれの主人公の藤原拓海の父親、文太が俺が思う『親父らしさ』に一番似合うイメージを持ってる。



 寡黙で、ある程度放任主義で、しかし教育はしっかりと、泣いていれば優しく頭を撫でてやる、的な。そういう、男から見てもカッチョいい魅力ってのに、女もやっぱり惹かれてしまうのかもしれない。



 しかし、この推理には欠点がある。それは、妻と娘を捨てて消えるクズに、そんな責任感や優しさはないんじゃねぇの?って事だ。



 文太は絶対に拓海を捨てないだろうし、そう思えてこその親父らしい魅力だ。滲み出るモノは生き様と同義なんだから、クズだと揶揄される人間に父性は宿らないと考えるのが自然だ。



 ならば逆説的に、摩耶さんは表面的な男の魅力に惚れたと考えるのが妥当だろう。結婚して、子供も作ったという前提があるんだから。



 例えば、腕っぷし。喧嘩が強いってのは、生物的な魅力になり得るだろうし、もっと言えば実際に強くある必要なんてなくて、「この人って強そうだな」と女に思わせられるような雰囲気を持っている事が大切なんだと思う。



 そして、自分を大きく見せられるような、根拠のない自信。これも、『強さ』ではなく『強そうさ』に直結する重要なファクターだ。凶暴さに魅力を感じる女ってのは、一定数はいるだろうからな。



 ならば、そういう『似非男らしさ』を肌で感じて、父性を知らない摩耶さんはそれを父性だと勘違いしてしまった、という線はどうだろうか。



 これなら、辻褄は合う。別に、クズに惚れた事を被害だとか言うんじゃなくてね?



 ただ、一連の推理は摩耶さんが男の魅力に惚れてしまったという仮説の上に成り立っている。これを、根底から覆す可能性を、俺は少なくとも一つ思いついている。



 即ち、ダメな所を愛してしまったパターンだ。



 自分がいなければダメだと思い込んでしまって、いつの間にかこっちがハマってしまって、そして最後に梯子を外されたという事はないだろうか。



 彼女の母性にクリティカルヒットする『クズさ』というのがあって、それを守る為に好きになってしまったという話。『だめんず・うぉ~か~』だな。



 ならば、さっきの表情の意味は変わってくる。あれは、俺の頭を撫でたいというか、もっと言うと、俺に甘えられたい、的なニュアンスにも取れるんじゃないだろうか。



 確かに、俺はクズだ。しかも、結構なクズだ。



 別に犯罪を犯したりはしないし、誰かに対して危害を加えているわけでもないけど、奨学金でパチンコを打っているし、心配してる親には全然連絡しないし、単位だって楽単と課題で苦労せず突破している。それに、2年の今になっても就活だって全然意識していない。家と大学とバイト先を行き来して、ただモラトリアムを消化しているだけだ。



 でも、それって周囲に噂されるレベルのクズではない。ならば、俺と彼の隙間をどうやって埋めようか。



 ……こういうのは、どうだろうか。



 摩耶さんの琴線に触れるクズさには、一種の波長のような物があって、その上に触れるのが俺。下に触れるのが彼。そんなイメージ。共通点はあるけれど、クズの程度が違っている。だから、摩耶さんは俺に夫と似たような匂いを感じた。結構、説得力はあるような気がするんだけど。



 ……どうしても、俺に都合が良すぎるな。



 あるいは、俺がまだガキだから、さっきは大人の威厳を見せようとしたのか。もしくは、菜々ちゃんが自分には向けない感情を向ける事を恐れた?それは、大人気なくてかわいいような気もするけど。



 こっちの方が、整合性は取れるか。この人が、美人で巨乳の未亡人である事の答えにはならないけど。



「わかんねぇ」

「何がですか?」



 思わず口にして、問いただされてしまった。



「あ、いえ。その、味付けがわからないけどうまいなぁって」



 こういう時、とっさに嘘をつけるのが俺の才能だ。



「普通に醤油と塩と砂糖ですよ。あと、お出汁が入ってるくらいです」

「へぇ、男一人だと出汁や砂糖ってなかなか使わないので、そのせいですかね」

「お料理はしないの?」

「はい。朝は卵かけご飯で、昼夜は弁当かカップ麺です」

「体壊れちゃうよ?」

「まぁ、はは」



 タメ口になると、なんだかかーちゃんみたい。



 ……かーちゃんといえば、世間的には結構アイドル趣味だったりする事があるけど、まさかこの人も若い男が好きで、実は相手が年を取ったせいで捨てたって事で、本当の被疑者は摩耶さんだった、なんて可能性は……。



 相当クレイジーですよ、そいつは。



「摩耶さんは、結婚とか考えてないんですか?」



 驚いたような顔をされたが、当然だ。つい昨日までは会釈する程度の間柄だった相手から、いきなり人生設計を尋ねられたのだから。



「……どうだろうね。いい人がいれば、なんて話はもう出来る年じゃないし。そもそも、そんなにいい人は私を選んだりしないんじゃないかな」



 そうだろうか。30半ばなら結婚適齢期だろうし、別に連れ子を気にするような男も一昔前より少ないと思う。現に、俺はどうだっていいし。



 あと、そういう切ない顔をされると、好きになっちゃうからやめて欲しいな。 



「そうですか」

「君は、彼女とかいないの?」

「えぇ」

「そっか」



 最後の言葉に、何かの意味を感じた。若いうちは、そういう相手がいる事を当たり前だと捉えているのかもしれない。この人、やっぱり昔っからモテるんだろうな。



 ……あ、これやべぇな。



「すいません、厚かましいお願いしていいですか?」



 この人の昔の事を考えると、なんかモヤモヤする。



「なぁに?」



 ここで関係を終わりにしたら、絶対に後悔する気がする。



「今度、飯の作り方を教えてもらってもいいですか?」

「……うん、いいよ。いつでも」



 この、幸の薄そうな表情と。めちゃくちゃ、男の同情を誘う健気な生き方も。なんだか、放っておけないというか。圧倒的に俺の節介なんだけど、この人は面倒を見る相手がいなくなったらそのまま死んでしまうんじゃないかって。そんな、錯覚を覚えさせられた。



「ごちそうさまでした。おいしかったてす」

「ありがとうございます」



 こうして、もてなした相手に礼を言ってしまうところまで、愛おしく感じる。きっと、夫もそうだったんだろう。摩耶さんを好きになるには、納得出来すぎる理由だ。



 だから、ある日なにかのキッカケで一線を超えてしまって、自分が居ない方が幸せだと感じで離れて行った。逃げたのではなく、自分から摩耶さんを逃した。これが、一番妥当な答えのような気がする。



 事実としては、ドラマティック過ぎるか。



「あと、もう一つ聞いてもいいですか?」

「いいよ」

「あの人って言ってた男の事、まだ好きなんですか?」

「……え?」

「裏側の写真の人ですよ」

「あぁ、そんなに気になるなら、少し恥ずかしいけど」



 すると、彼女は立ち上がってゆっくりと写真立てをひっくり返した。



 ……それは、どういうワケか、俺もよく知っている大好きな男だった。



「田村、正和?」

「うん、大ファンだったの。まだ、片付けられなくて」

「……え?ちょ、ちょっと待ってください?じゃあ、菜々ちゃんのお父さんは?」

「菜々の父は、姉の夫だけど」

「はぇ?じゃあ、この子はどうしてここに?」

「二人とも海外出張中で、一年だけ預かってるんだよ」



 言われ、俺はすぐに菜々のランドセルにかかっている名札を確認した。た、確かに苗字が『花木』じゃねぇ!



「な、なんで、こんなボロアパートに?」

「職場が近いから、仮の住居にしたの。他にいい部屋が見つかったら、そこに引っ越す予定かな」

「……なら、摩耶さんってシングルマザーじゃないんですか?」

「シ、シングルマザー。やっぱり、そう見えるのね」



 あはは、と。小さく笑って悲しんだ。かわいい。



 じゃなくて。



「すいませんでした!」



 俺は、高速で土下座した。きっと、これ以上の土下座は、この世界に存在しないだろう。



 あの大家のクソババア、テキトー言いやがって。マジでホント、あり得ねぇだろ。つーか、失礼すぎだろ。



「小さい事が、気になってしまう。それを聞いて、少しだけ笑いそうになっちゃったよ」

「え、えぇ。その、すいません。いや、マジですいませんした」

「途中から、ずっと推理してるなぁって思ってた。なりきってるなぁって。古畑任三郎、最近見たの?」



 は、恥ずかしい!



「もう、それ以上はやめてください」

「うふふ、いいんだよ。誰でも、真似したくなるもの」



 そして、俺は幾千もの無意味を通り越して、摩耶さんとお知り合いになった。事実が小説より奇なる事などないと知ったが、ならば結局、クズ男に捨てられた未亡人は巨乳で美人な人格者の理由は一体なんだろう。やっぱり、物語の都合なのだろうか。



 というか、じゃあこの人がこの年まで結婚せずに一人でいる理由ってなんだろう。俺は、もうしばらくの時間をかけて、ゆっくり考えていこうと思った。

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なぜクズ男に捨てられたシングルマザーは巨乳で美人な人格者なのか 夏目くちびる @kuchiviru

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