EP11a お宝石2

昨日あれだけ疲れていたのに朝はスッキリ起きる事が出来た。


やかんでお湯を沸かしている間にトースターで目玉焼きを作る。

100均で売ってる目玉焼き用のプレートだ。


凄く便利だ!


コーヒーを淹れながらトーストを焼きさっきの目玉焼きを乗せてチリパウダーをふりふり

とんかつソースとマヨネーズ!サウザンドレッシングでもありだ。


「美味い!!」


おっと半熟の黄身が溢れそうになる。

オレは卵が大好きだ。


目玉焼き、茹で卵、玉子焼き、オムレツ、ふわふわ卵スープ、卵とトマト炒めなどなどレシピは無限大♾だから。


毎週スーパーの特売日に99円でゲットする。

1.000円以上の購入者という縛りがあるがなるべくまとめてその日に購入しいる。


調味料や米、乾麺などは田舎から送られて来る。


母親の近況報告の手紙とポエム?を添えて。

今度まとめて短編集にして送り返してやろうと思ってる。


今日は土曜日か、リモート講義はないし課題提出も進んでいるから宝箱探しとランニングで身体を動かそう。


(すっかり悪人成敗をどこかに置いてきてしまったタケルであったとお爺さん(神?)は思ったがまあそこが彼の良い所でもあるんだがな)


<此方としてはなかなか話が進まないよ…>

作者より…


んー?


「今誰かなんか言った?」

「テレビか」

「今日のすっかりリスは何月かな…」


朝のテレビの誕生月占いが好きだオレは2月生まれで大体いつも良い結果が出るからだ。


オレは部屋からランニングで上野公園、不忍池に向かった。


五條天神社に行く事にした東京でも古い神社とネット出て調べだからだ。


【五條天神社】

【御祭神:大己貴命と少彦名命】

大己貴命は大国主命のこと、因幡の白兎で知られるお方で国作りの神さまとしても有名だ。


少彦名命は大国主命と一緒に国作りに参加し山や丘などを作りし方で農業、酒造、医療、温泉の神として信仰される。


ちょっとやんちゃのタイプだったとか…


【相殿:菅原道真公】

学問の神様だ。


「上野にこんな所があったなんて知らなかったな」

「上野と言えば動物園と博物館、美術館にアメヤ横丁のイメージしか無いもんな」


この場所…なんか空気感が違く感じた。


少し高台なった神社からは不忍池が見える。

境内をぐるっと回ったが特に何も無かった。


帰ろうとすると狛犬さんの目からビームが出ているじゃないか!


「あれ?」

「周りの人は気が付かないのか?」


あ〜〜これ魔力活性化している人だけに発動するイベントか!


狛犬さんは首をくいっとしてある方角を向いた。


「これはお宝さんかな…」


五條天神社と上野精洋軒、韻松亭の三つが重なる堺の辺りがぼんやりと光っている。


何にも無いただの地面だ。


オレを漆黒の小手を付けて地面の下から縦長の石碑の様な石を見つけた。


そのまま収納BOXへしまった。


江戸時代は上野公園一帯寛永寺というお寺さんだったみたいだ。


その後いくつか時代を経て今の状況になっているのかも知れない。


今回のは家の中でお宝石を出すと確実に床が抜けるだろうから上野公園で碑文を読んでいる人を装い、しれっとお宝石を出して両手で魔力を込めた。


あれからいろいろと調べてトレーニングしたので不適切な表現にはなりません。


身体の丹田(へそ下3寸のところ)に気(魔力)を溜める。

ヨガの呼吸法が役に立った。


何やら碑文が光りお宝石がぱっかーん!


桃太郎の桃が割れる様な感じで中から刀が2本と巻物が出てきた。


「刀がついにーーー!」


「キターーーー!」


即鑑定!!


【名前:猫丸】

攻撃力:+120

備考:道真公も愛用したとされる名刀、鼠を追いかけていた猫が立て掛けあった刃に触れ真っ二つになったという事から名前が付いた。

売値:金貨300枚


【名前:小猫丸】

攻撃力:+80

備考:道真公が愛用したとされる名刀、脇差。

売値:金貨280枚


刀の名前はとても可愛いが…

いかんせ名付けの経緯がそりゃ恐ろし過ぎます。


巻物には…またまたお宝石を発見したのか!

なかなか見込みがある青年だ。刀で猫は切らないでね。無闇な殺生はダメダメ。


「オイ!」


お宝石は誰が埋めているんだ。

こっちが見えているのか?


「生きてる猫なんて切れるか!」

「コレ持ってて大丈夫かな…猫に呪われないかなあ心配だわ」


折角上野に来たので博物館を見て帰ろう!


<動物園じゃないんかい!>

オーディエンスより…


博物館には恐竜の化石やいろいろな石を集めた部屋や動物の剥製などワクワクする物が一杯だ。


オレは以外とデートで来ても楽しいと思うけどな。


特に日本館が見てみたい。


ついでにいろいろ鑑定してスキル上げしてみよう。


(タケルーーーお前初めてまともな事言ったな。そうじゃ早くレベルやスキルを上げろ!)byお爺さん


楽しくて楽しくて昼めしも忘れて4時間も観ていた。


もう2周は行ける!


お腹が空いたからまた今度来よう。

入園料630円で1日居られるな。

今度はお弁当持って来よう。


博物館を観ている間にアナウンスが流れた。

【大和タケルは鑑定 Lv4になりました】

【大和タケルは鑑定 Lv5になりました】

【大和タケルは鑑定 Lv6になりました】


レベルが3つも上がった。


途中から鑑定内容が前より詳細になっていったと思っていた。


秋葉原が近くにあるからそこで昼めしを食べよう。


狭い路地裏にあるとんかつ店に入りカツカレーを頼んだ。

ここのカツカレーのカツはチキンカツだ。


オレはチキンが大好きだ。


唐揚げ、チキン南蛮、ケンタ、ブエノチキン、焼き鳥、山賊焼、鳥の半身揚げなど旨さ無限大♾アイテムだ。


カツカレーが運ばれて来た。

スパイシーなカレーの匂いがたまらん。


まずはチキンカツを一口、カリッと揚がったカツの先端に少し付いたカレーのスパイシーが肉汁と合わさって至福の時が、、、直ぐにでもごはんを入れたくなる。


「コレは美味い!」

「やばい!」


このボリームで850円

しかも土曜日はサービスデーで200円割引で650円!!


いいんですか?

いい〜〜んです!むむ。


頭の中に博多花◯さんがモノマネで出て来た。


もう価格破壊だ。

破壊力が凄すぎレベルMAX。


次に来た時はロースカツ定食かカツ丼か悩むな〜


「あーーお腹いっぱいだ」

「満足満足大満足!」


秋葉原を少しぶらぶらした。


家電屋、ゲーム、アニメショップなど、ここも1日居れるスポットだ。


チラシ配りをしていたメイドさんに店のチラシをもらい、後ろ髪ひかれながらしぶしぶ部屋へ帰った。


今度高橋を誘ってあのメイドさんの喫茶店に行こう。


オレはあのメイドさんのオムライスが食べたい。


【アイテムリスト】

スィッチさん

ポーション下位10個

解毒ポーション下位5個

スライムの液100

ワイルドウルフ毛皮2

オークの睾丸50

ワッフルベアの爪2

ワイバーンの爪2

ワイバーンの皮1

サンダーダガー1

ファイヤーダガー1

ウォーターダガー1

ポイズンダガー1

闇夜のマント

闇夜のマスク

無音のブーツ

赤い魔石(中)

青い魔石(中)

漆黒の小手

石の宝箱

猫丸/刀

小猫丸/脇差


🗑

🗑異


(タケルはいつまでスィッチさんをしまって置くのだろうか?もうゲームの事忘れているに違いない。悪人成敗もどこかに置いて来たのかな?)


こりゃ主人公は天然者だな…

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