第10話「ここで」


無機物でも動物でも植物でも人間でも、

その対象に心や感情を理解する知能があるのかどうかなんてことを考えるより、

気持ちを感じる心があって欲しい、


きっとあると自分自身が思えるなら、きっと自分がされて嫌なことはしないから、そうしたら優しいひとというものに近づけるかな。


富も無く、身体も錆びた僕でも、心だけなら何処へでも行ける気がするから、


今日は何処へ行こうか。

誰の書いた名作を読もうか。

大きな本屋さんみたいなこの世界で旅をしよう。



◇終


(初めてカクヨムに来た頃に自己紹介に載せていた文面。思い出深いのでこちらへ移動)



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僕と僕の中の僕 九々理錬途 @lenz

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