わたしが物語のそばにいる理由+★のこと

 今回は、インセンティブに関する話はなし。

 かわりに、わたしが物語のそばにいる理由について語ります。


 長いこと、あるいは最近になって思いついて、抱えてる話がいくつかあります。

 わたしは小学生の低学年の頃からお話をずっと書いてて、それは絵だけだったり文もついてたり、文だけだったり、いろいろなんですけど。

 プロにはなれないまま、やめたり、やったりしながら、ずっと続けていたんですね。

 わたしにとって、物語って呪いみたいなものだと思うことがあります。

 逃れられない、運命みたいなもの。

 忘れようとしても、忘れられないもの。

 今は、人生の残りの時間を、物語に最大限使おうと思ってます。

 いや、子供たちが成人するまで、やらなきゃならないことはたくさんあるんだけど。ふり返った時に「いい人生だった」と思えるように、そろそろ精算しないといけないなって。拙くても、書けるんだから。

 なので、ちゃんと書こうと思ったわけです。

 単に、楽しいから書いてるだけなんですけどね。

 もう三十年以上、物語のそばにいる。

 今でも、充分幸せな人生なんだとは思うんですけど。まだまだ、やれることがあるような気がしている。

 好きなものを、好きなだけ。プロになれなかったからこその贅沢を、今味わっているのかもしれない。


 A4用紙四枚分の、三人の人物から見た時系列をまとめた表なんかを見ていると、こういうものを自分の頭だけで拵えるって、それはそれでひとつの才能ではと思わないでもない。たのしーんですよ。

 「アネモネの楽園」というシリーズのための表です。

 これたぶん、ちゃんと書いたら文庫三冊分くらいのプロットなんだけど。プロットだけなら、一ヶ月かからなかったなー。

 一人称×三人分の、それぞれ別々の話です。

 複数視点で、三作を同時に連載する予定です。

 すごく楽しみにしているー。

 がんばるー。


※ここまでは、アルファポリスさんで連載中の、同名のエッセイからの転載です。

 この記事を書いたのは、2021年の12/1。


* * *


 ここからは、2022年4/7に書いたものです。


 上の記事を書いた時には、すぐに、「アネモネの楽園」にとりかかれると思ってたの。

 ところが、12/6からアルファポリスさんで投稿を始めた「バージン・クイーン」が、わたしとしてはバズってしまって、それ以来、「バージン・クイーン」ばっかり書いてるという……。

 一日数円でも、コンスタントに稼げるコンテンツは、大切にしたい……。

 ストックを書きためて、「アネモネの楽園」と「エリー」も、「バージン・クイーン」と同時に更新したいなー。

 ぜんぜん、そこまで行けてないけど……。

 

 「にゃんというイケメン」と「バージン・クイーン」に、最近、急に★をつけてくださる方々がいて、びっくりしました。

 あんまり、★つかないので。

 わたしが、ちゃんと、★をつけに行かないからだと思うんですけど。まだ、一度もつけたことがない。

 応援していただいて、うれしいです。ありがとうございます。

 これからも、がんばるー。


 この、「★をつけないと★がもらえない」システムって、ほんとにどうかと思う。

 読み専ユーザーと書き専ユーザーを分けて、どちらかでしか登録できないようにして、書き専ユーザーの★をランキングに反映させないようにすれば、誰も、★を無差別にばらまいたりしなくなると思う。無意味だから。

 お返しっていう考え方が、そもそもきらい……。

 見返りがなかったら、しないの?って思ってしまう。

 それって、打算じゃん。ほんとにいいと思ってるんじゃないじゃん、みたいな……。

 「自分にとって役に立つなら、利用してやってもいい」って、言われてるみたいに感じる。ものすごく傲慢な考え方だと思う。

 人が数字や駒みたいに見えるようになったら、おわりですよ。


 こんなふうに考えてることもあって、★をつけることに対して、腰が引けがちです。

 そもそも、★をつけたり、レビューを書けるくらいに、ちゃんと読みこんだと思える小説が、ほとんどない。

 やっぱり、自分の手元にある、自分が書いてるものに気持ちがいってるから。

 レビューを書くなら、ちゃんと書きたいし……。そうなると、現状では、そこまでの時間はとれないっていう結論になってしまう。


 いっそ、ここまできたら、ひきこもりのアマチュア作家として、いけるところまでいってみたい気もする。

 まだ、作家さんのフォローもしたことないです。

 いずれは、するかもしれないけど……。

 レビューも、書いてみたい気持ちはある。

 今は、エッセイばっかり読んでます。小説を書くのに疲れた時の息ぬきに、ちょうどいいの。記事単位で読めるから。

 あと、いろんな人の考え方にふれられるのがいい。たとえ、それが、わたしの考え方とはちがっていても。

 人によって、文体が、ぜんぜんちがうのもいい。

 今後も、お邪魔させていただくと思います。


 おわる。

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