和歌の解釈

 秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども

 風の音にぞ 驚かれぬる


 作者

 藤原敏行


 意味

 秋が来たと、目にははっきりと見えないけれども、風の音でそれと気付かされることだ。






 思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ

 夢と知りせば 覚めざらましを


 作者

 小野小町


 意味

 思いながら寝たからだろうか。あの人が夢に出てきた。夢だと分かっていれば、夢から覚めなかっただろうに。

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紅葉にのせた恋歌(メッセージ) 櫻井 理人 @Licht_S

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