第5話 美しき日々

 あぁっ、何て俺は幸せなんだ!


ピンポーン


俺はドアを開けた。


どうも、幸せ集金人で〜す。


ほい、バレンタインデーのチョコだぞ


かなり大きな箱だ


えっ、もらって良いの?


もちろん!


俺はいつものように300円渡そうとした。


あっ、そういうのは大丈夫!


でも、その代わり、ホワイトデーにお返しちょ〜だい!


分かった!


じゃあな


バイバーイ


俺は中身を開けた。


すると、そこにはメッチャ小さなチョコがあった。


俺は唖然とした。


俺はガッカリした。


すると、そこには一枚の紙もあった。


なんだろう?と思い、見てみると


残念でした〜、ヒヒヒヒヒヒヒ!


食べないと許さないぞ〜


彼女らしい。


俺はなぜか、とても嬉しい気分になった。


メッチャ幸せだ!


俺はウキウキした。


俺はさっそくチョコを食べてみた。


とてつもなく美味しかった。


彼女がどれだけ情熱をかけて作ったか!


一瞬にして伝わってきた!


それは光速の如く、口の中、体中に響き渡った!


ほんわかとした味が俺を優しく包み込んだ。


間違いない、これは本命だ!



 俺は彼女との仲をますます深めた。


よくデートに出かけた。


最高に仲を深めた!


遊園地、ムーマ・ドームにも行った。


あのアイス、けっこう良いんじゃない?


おっ、食べたいな!


分かった!じゃあ、買ってくるよ!


ありがとう!


で〜も、その代わり、お金ちょ〜だい!


俺はしぶしぶお金を出した。


なぜか、俺はメチャクチャ嬉しい気分だった。


彼女の可愛らしい所、少年のように無邪気な所、俺は彼女の全てが好きだ!


特にデートで映画を観に行った時は最高だった。


VR上映の映画だ!


目の前には映画の不思議な世界が広がり、そして、自分の意思で映画の世界を見渡し、探検する事ができた。


映画の登場人物と一緒に過ごしている気分になれた。


しかも、超音波に立体映像を映したものだから、映画の世界に触れる事もできた!


何から何まで最高だ!


臨場感を満喫できた。


映画の世界に入り、実際にそこで暮らしてるかのような気分になった。


さらに、彼女と一緒に映画の奇想天外な世界を冒険できた!


最高だ!








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