第3話 幸せ集金人

 俺はとても良い夢を見た。


とても爽やかな夢だ。


子供達がはしゃぎ回ったり、川で泳いだりする夢だ。


俺はとてもスッキリとした気分で起きた。


最高の朝だ!


こんなに最高の朝があるのだろうか!


これもあの集金人のおかげだろうか?



 ある日のこと。


ピンポーン


俺はドアを開けた。


またお前か。


俺は激しくため息をついた。


彼女はイタズラっぽくニッコリと笑った。


そして、彼女は俺の顔を見るや否や、こう言った。


最近、あまり眠れてないんじゃない?


よく分かったな!


俺は驚いた!


そして、ちょっと嬉しい気分になった!


何か顔色がちょっと悪そうだったから。


じゃあ、この私がよく眠れるようにしてあげるよ!


彼女は俺がよく眠れるようにと謎のおまじないをし、俺の顔をもみ、俺の顔と頭をなでた。


俺は不思議な気分になった。


えっ、これでよく眠れるようになるの?


俺は信じていいのか分からなかった。


でも、少しホッとしたような気がする。


ありがとう。


では、お金ちょ〜だい!


ええ〜


俺は顔に手を当てて、うなだれた。


300円で大丈夫だよ!


俺はしょうがなく払った。


良い夢見てね!


彼女は笑って、走り去った!


その晩、俺はめちゃくちゃ良い夢を見た。


これが幸せ集金人の力なのか?


彼女はその後もやってきた。


そして、次から次へと幸運が俺の元に舞い降りて来た。


ピンポーン


俺はドアを開けた。


俺は彼女と親しくなり、会話が弾んだ。


なぜ、幸せ集金人をやってるのかと聞いた。


彼女は松田連邦共和国民であり、松田連邦共和国の集金活動を自由に行えるようにするという政策の下で集金を行ってるとのこと。


さすが、松田連邦共和国民だなと俺は感じた。


彼女はめちゃくちゃ自由だ、俺はそう感じた。





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