011 婚約者の愚痴
ダニエッテ様が居なくなって、学園もやっと平穏を取り戻したように感じます。
今考えれば、実害が少ないうちに対処出来て本当によかったのではないかと思います。
留学なさって来た王子方や一部の高位貴族の方々は、平民になったダニエッテ様と未だに連絡を取り合っていると言う噂もありますが、あくまでも噂でございますし、皆様立派な婚約者もいらっしゃいますもの、そんなはずありませんわよね。
「カロリーヌ様、少々よろしいかしら?」
「はい、何でしょうか、トレクマー様」
「実は相談したいことがございますのよ」
「わたくしに相談ですか? めずらしいですわね、なんでしょうか?」
「最近、クダレーネ様の元気がないのです。どうやら、リードリヒ様が退学になったダニエッテ様と未だに交流を持っている事に心を痛めているらしくて、わたくし達に何かできないかと思っておりますのよ」
「まあ! では、あの噂は本当だったのですか」
「噂ですか?」
「ええ、王子方と一部の高位貴族の子息がまだダニエッテ様と連絡を取り合っていると言う噂ですわ」
「その噂はわたくしも存じております。アウグスト様にも確認いたしましたけれど、確かに数名は未だに連絡を取り続けていらっしゃるようなのです。まあ、わたくしと致しましては、アウグスト様がフリーゲンに引っかからなくてすんでいるので安堵しているのですが、クダレーネ様のお心を考えますと、胸が苦しくなってしまいますわ」
「そうですわね。わたくしにできることがございましたら、何でも仰って下さい」
「ありがとうございます、カロリーヌ様。早速なのですが、今日の昼食は皆様でお弁当を持ち寄ってサロンで小さなお茶会を開こうと思っておりますの。カロリーヌ様も参加していただけませんか?」
「もちろんですわ」
「その際、カロリーヌ様の独唱を披露していただけると嬉しいのですけれども、よろしいかしら?」
「ええ、よろこんで」
わたくしの返事にトレクマー様は花が咲いたような笑みを浮かべます。
その笑みを見ていると、やはり胸がドキドキしてしまいますが、お母様にこの感情が百合世界のものだと神様に聞いたとお伝えしたところ、そういう場合もあるとの事でしたので、少数派ではありますがおかしなことではないらしいので安心いたしました。
それにしても、ダニエッテ様が居なくなって平穏になった学園ですけれども、その裏では苦しんでいらっしゃる方がいるなんて思いませんでしたわ。
ダニエッテ様、どこまでいっても厄介な方ですわね。
さて、独唱会で歌う歌は何にいたしましょうか?
クダレーネ様の心境を歌ったような曲がいいですかしら? でしたら、『浄化の太陽』がよいかもしれませんわね。
そうですわね、そうしましょう。
さて、歌う歌も決まったことですし、講義に集中すると致しましょう。
そして、午前中の講義は問題なく終了し、お昼休みになりました。
今更ですけれども少々緊張してしまいますわね。
前回のトレクマー様との独唱会の時のようにうっかり花を咲かせないように注意しないといけませんわよね。
わたくし、歌に夢中になるとつい魔法を発動させてしまう癖がございますので、それは治さないといけないとは思っているのですけれども、事情を知っていらっしゃる方々は幻想的で綺麗だと仰って下さるので、ついそのままにしてしまっているのですよね。
けれども、いつまでもその言葉に甘えているわけにはいきませんわ、これを機会に直すように努力いたしましょう。
お弁当を持ってサロンにいきまして、皆様がいらっしゃるのを待っていますと、トレクマー様を筆頭に、各王子の婚約者の方々と、メンヒルト様をはじめとした数名の高位貴族の令嬢がいらっしゃいました。
思っていたよりも大人数ですわね。
この人数分のお弁当を作った学園のシェフも大変でしたでしょう。
「お待たせしました、カロリーヌ様」
「いいえ、大丈夫ですわ」
「まずは楽しくお弁当を頂きながら雑談でもいたしましょうか」
「そうですわね」
その後、皆様が持ち寄ったお弁当を食べながらの雑談タイムとなりました。
「まあ、ルーカール様もフリーゲンと連絡を取っていらっしゃいますの?」
「ええ、止めるようにいっているのですけれども、留学中の火遊びなのだから目をつぶれと逆に怒られてしまいましたわ」
「まあ、酷い。婚約者を前にその言葉はございませんわよね。そうですわ、フィリーダ様、ルーカール様を少々困らせて差し上げません事?」
「まあ、どうやって?」
「目には目を、歯には歯を、火遊びには火遊びを、ですわ」
「まあ! わたくしにルーカール様を裏切れと仰いますの?」
「あら、政略結婚なのでございましょう? 相手が火遊びに目をつぶれと仰っているのでしたら、理解のある火遊びの相手を見つければよいのですわよ」
「それは、難しいのではないでしょうか?」
「あら、フィリーダ様はこんなに美しいのですもの。相手などすぐに見つかりますわ」
「まあ、嬉しい事を仰って下さいますのね」
「本心ですわ」
なぜでしょう、トレクマー様がホスト役として皆様に心配りをしているのはわかるのですけれども、その姿を見ていると胸が苦しくなってしまいますわ。
「クダレーネ様は、リードリヒ様のお顔が好きなのでしょう? でしたら、同じように美男子を侍らせてみては如何? この学園には同じぐらいの美男子がいらっしゃいますわよ」
「そうですわねえ。それもまた一興かもしれませんわね。リードリヒ様は何を言っても聞いては下さいませんし」
「ヴィリエッテ様は大丈夫ですの?」
「ええ、幸いな事に、デブレオ様はフリーゲンと連絡は取っていないようですので、わたくしとしては安心しておりますわ」
「そうですか、それはようございましたわね」
「イェニーナ様も家の事情があって仕方がないとはいえ、オンハルト様のおもりは大変でしょう? フリーゲンがこの学園を立ち去ってもまだ連絡を取り合っていると噂ですものね」
「噂は本当ですわ。わたくしとの婚約を止めて平民になりたいなんて仰いましたのよ」
「まあ! そんな事を言われるとは、フリーゲンもきっと喜びますわね」
「そうでしょうか? わたくしの見たところ、フリーゲンは身分に執着しているようですし、顔だけしか残らないオンハルト様に愛情が続くとは思いませんわ。そもそも、他の方とも連絡を取り合っているのですもの、先は見えておりますわね」
皆様大変ですのね。
わたくしには婚約者が居なくて本当によかったですわ。
ヨーゼルム様の事は保留ですし、婚約者とはいえませんものね、やはりわたくしには婚約者はおりませんわ。
国王陛下はわたくしをヨーゼルム様に嫁がせたいようですけれども、わたくし、本当に側妃の方々とうまくやっていける自信がございませんので、無理ですわよね。
この体ですし、子供を産めるかも本当にわかりませんもの。
「そういえば、カロリーヌ様は婚約者をお決めにならないのですか?」
「え」
やっとトレクマー様がわたくしの方に話を振って下さったと思ったらその話題で、思わずドキッとしてしまいました。
考えていたことを当てられてしまったようで、いつもとは違った意味で鼓動が高鳴ってしまいますわ。
「そうですわね。お母様曰く、沢山お申し込みをいただいているそうなのですが、わたくしの体の事を考えて、お断りしていただいておりますの。まあ、いざとなれば、お母様について領地で静養するという道もございますので、高確率でそうなるのではないかと思っておりますわ」
「そうですか。こんなに愛らしいのに、なんだか勿体ないですわね」
「仕方がありませんわ」
「あら、でもわたくし聞きましたわよ」
「なんですの? フィリーダ様」
「なんでもヨーゼルム様から熱烈な婚約の申し込みがあるとか。国王陛下もその話に乗り気で、返事を保留にしてほしいとお願いされたのですってね」
どこからの情報でしょうか?
「まあ! 本当ですの? カロリーヌ様」
「ええ、まあ」
「それはありがたい話ではありませんか。何故保留などになさいますの? 愛されると言うのは良い事だと思いますわよ? 政略的に考えても喜ばしい事ですし」
「わたくし、正直なところすでにいらっしゃる側妃様とうまくやっていける自信がございませんの。後からやって来た正妃など、側妃様方にとっては目の上のたん瘤のような物でしょう?」
「それは確かにそうですけれども……」
あら、トレクマー様が困ったような顔をなさっておりますわ、どうしたのでしょうか?
「わたくしの国の数代前の国王が、同じ理由でそれまでいた側妃を全員追い出して王妃を迎えたことがございますのよ」
「まあ! そうなのですか?」
「ええ、幸いにも跡継ぎにも恵まれておりましたので、養育は専門の者を雇ったと聞いておりますわ」
「そうなのですか。なかなか過激でいらっしゃいますわね」
「王族の結婚など、政略結婚がほとんどでございますけれども、当時の国王は好戦的で色々な国に戦争を仕掛けておりまして、その滅ぼした国の姫を側妃にしていたと聞きますわ。廃された側妃の方々は側近に下賜されたり、平民に落とされたりしたそうですわ」
「本当に過激ですわね。わたくしはそこまでして正妃になりたいとは思いませんわね」
「まあ、普通はそうですわよね。そのせいで当時の国王は王子にクーデターを起こされて、早めに退位したと聞きますわ」
「現国王もクーデターを起こしたのでしたわよね?」
「ええ。戦争に苦しむ民も多かったですし、何よりも当時の王妃様がそれを望んでいたと聞きますわ」
「そうなのですか」
「我が国は色々ございますのよ」
トレクマー様が意味深に笑いました。
ブライシー王国は代々好戦的な国王が着任していたと聞ききますが、今の国王陛下も同じように好戦的なのでしょうか?
お母様曰く、理知的な方だったという事ですけれども、そのような方がクーデターなど起こしますでしょうか?
まあ、他国の事を根掘り葉掘り探るのも良くありませんわよね。
お弁当を食べながらの雑談タイムも終わりまして、いよいよわたくしの独唱の時間がやって来ました。
わたくしは立ち上がると少々緊張しながら、『浄化の太陽』をアカペラで歌います。
アカペラでございますので、間奏の部分をなくしてのアレンジバージョンですが、皆様わたくしの歌声を静かに聞いてくださっております。
歌い終わって一拍置いて、皆様が拍手をしてくださいました。
「見事でしたわ、カロリーヌ様。やはりカロリーヌ様に独唱を頼んで正解でしたわね」
「お恥ずかしい限りでございます」
「独唱と聞いて心配しておりましたけれども、いつかのように吐血なさらなくてよかったですわ」
「まあ、メンヒルト様ったら。もうあの時の事は忘れて下さいませ」
「そう言われましても、曲調が強い曲ですと、カロリーヌ様ってばすぐ吐血してしまわれるでしょう? 『浄化の太陽』もそれなりに曲調が強い曲ですので、歌い始めた時はドキドキしましたわ」
「確かに、カロリーヌ様は歌唱の時間に良く喉を切って保健室に運び込まれておりますわね」
「トレクマー様まで」
もう、皆様ってば意地が悪いですわね。
その後も雑談タイムとなりまして、皆様溜まっている婚約者の愚痴などを仰っておりました。
婚約したからと言って、必ずしもお母様のように幸せになれるとは限らないのですね。
特に政略結婚をなさる方々は、ダニエッテ様に関することで不満がたまっているらしく、話が止まりませんでした。
ダニエッテ様、学園を去ったのですから、大人しくしてくださればよろしいのに、本当に大変ですわねえ。
高価な贈り物を続けていらっしゃる方もいるそうで、本当に苦労なさっているようですわ。
けれども、どうやらダニエッテ様は連絡を取り合っている王子や子息の方々に同じ品物を強請っているようで、一つだけ残して残りは質屋に売り払っているのではないかという話ですわ。
なんというか、そういうことをなさるのって、娼婦の方々だけだと思っておりましたけれども、ダニエッテ様は娼婦になったのでしょうか?
いきなり平民に落とされて、気が狂ってしまったのかもしれませんわね。
お気の毒に。
まあ、平民に落とすようお願いしたのはわたくしなのですけれどもね。
「ダニエッテ様は、まるで娼婦のようですわね」
「あら、カロリーヌ様。娼婦と同じにしては娼婦が気の毒ですわよ」
「まあ、メンヒルト様ってば。確かに、娼婦というよりは場末の酌婦のような感じでしたものね。色々な方に言い寄って、ちやほやされてさぞかし気分が良いのではないでしょうか?」
「そうですわねえ、フリーゲンは本当に厄介ですわよね」
「消えたと思ってもどこからか湧いて出て来る様なんて、まさに
「ハエ取り紙でも用意いたしましょうか?」
「まあ」
クスクスと皆様が笑います。
ハエ取り紙ですか、何か罠のような物をしかけて、ダニエッテ様を今度こそ黙らせた方がよいのでしょうか?
けれども、これ以上ダニエッテ様に関わりたくないのですよね。
まあ、いいですわ、ダニエッテ様のことはとりあえず置いておきましょう。
「皆様大変ですのね。わたくし、婚約していなくて本当によかったと思いますわ」
「まあ、カロリーヌ様ってば」
「ふふ、カロリーヌ様は沢山の方に愛でられているのもお似合いかもしれませんわ。フリーゲンとは別の意味で」
「そうでしょうか? わたくしなど見ても何も楽しくないと思うのですけれども」
「あら、カロリーヌ様はいるだけでそこに花が咲いたような気分になりますのよ」
「まあ、トレクマー様ってば」
わたくしはつい顔を赤らめてしまいます。
「それにしても、カロリーヌ様が歌を歌っている間、サロンの中だと言うのに、暖かな風が吹いたように感じましたわ」
「確かにそうですわね」
「たまたま空調が動いたのかもしれませんわね」
「確かにそうかもしれませんわ。けれどもタイミングが良かったので、もしかして、カロリーヌ様がなさったのかと錯覚してしまいましたわ」
「そんなことございませんわよ」
「ええ、魔法なんて古に失われたおとぎ話ですものね」
「そうですわよ」
危ないですわね、また無意識に魔法を使っていたようですわ。
この癖、本当に直したほうが良いですわね。
わたくしが魔法を使えることは、国王陛下曰く、国家の重要機密だそうですもの。
まあ、下手に波風を立てるのも良くありませんわよね。
そうですわ、わたくしが魔法を使えることは内緒にしておいたほうが良いに決まっておりますわ。
なんといっても、お母様達がそう仰ってるのですもの。
そして、お茶会から数日後の事です。
リードリヒ様がダニエッテ様の持っているカメオが、ブライシー王国の紋章なのではないかと言い出していると、クダレーネ様が仰いました。
カメオ、見つかったのですね。
それにしても、どういう事でしょうか?
ダニエッテ様の祖母が亡国の姫君だったはずですが、ブライシー王国は滅んでおりませんわよね?
そのブライシー王国の紋章が刻まれたカメオを持っているなんて、なんだか不思議ですわ。
「それが、金縁で飾られていて、とても平民に買えるような品物ではないとの事でしたのよ」
「では、ダニエッテ様の祖先がブライシー王国の貴族だったのでは?」
「それが、どうも違うそうなのです。ダニエッテ様曰く、お婆様がブライシー王国に滅ぼされた国の王女だったと聞いているらしいのですって」
「まあ、そうなのですか」
神様が仰った通りですわね。
「けれども、そんな方がどうして我が国にいらしたのでしょうか?」
「ほら、以前トレクマー様が仰ったでしょう? 数代前の国王が側妃を全員廃したと。その中の一人だったではないかとの事ですわ。廃されて平民になって、けれども、ブライシー王国に居るのが嫌でこの国に逃げて来たのではないかとの事ですの」
「そうなのですか。それでしたらつじつまがあいますけれども、そのカメオが側妃に渡されたものだと、証明は出来ますの?」
「ええ、出来ますわよ」
「まあ、トレクマー様。どうやって?」
「それは、側妃に配られるカメオには特殊な加工が施されておりましてね、光に当てると、反射して別の絵が壁に映し出されるようになっておりますの。その絵は我が国を守護してくださっている豊穣の女神に人生を捧げたという初代国王の絵だと聞きますわ」
「では、今は鑑定をしている最中ですか?」
「ええ、アウグスト様がなさっておりますわ。生憎、わたくしは本物を見たことがございませんので、真贋が判別できませんもの」
「アウグスト様は見た事がございますの?」
「ええ、お母様が頂いたのを見せてもらったそうですわ」
「そうなのですか」
「それにしても、本物であれば、フリーゲンは亡国の姫君の末裔という事になりますでしょう? この国に逃げてきたとはいえ、我が国も対処しなければいけませんわね」
「あら、どちらにせよ平民に落とされた身なのですから気にしなくても良いのでは?」
「それが、その亡国という国を守護していたのが水の神で、その国を滅ぼしたせいか、我が国では日照りによる飢饉が定期的に起きておりまして、フリーゲンを丁重に扱えばその日照りによる基金も減るかもしれないと言うのがアウグスト様のお考えなのです」
「まあ、そうなのですか」
「どちらにしろ、この国には迷惑をかけないように致しますのでご安心くださいませ」
「お心遣いありがとうございます」
「ブライシー王国の過去は、現在のブライシー王国が雪がなくてはなりませんものね」
それにしても、ブライシー王国の守護神は豊穣の女神様なのですね。
我が国の守護特化の神様よりも余程位が高そうな気がいたしますが、どうなのでしょうか?
安産の女神様にも、腰かけにされていましたし、我が国を守護してくださっている神様は意外と格が低いのでしょうか?
守護特化したせいで他の国から攻め込まれるようなことはございませんけれども、アーティファクトの効果がいつまで続くかわかりませんわよね。
今度神様に呼び出されたときに聞いてみるのも良いかもしれませんわ。
それにしてもダニエッテ様、これもシナリオ通りという事なのでしょうか?
亡国の姫君の末裔だと言うのはわたくしは知っておりますけれども、正確に判明するのはこれからなのですよね。
ブライシー王国の方で引き取って下さるといいのですけれども、その身に神の守護を宿しているのだとしたら引き取り先は次期国王になるでしょうけれども、側妃になるしかないですわよね。
確かブライシー王国の王太子は正妃様がもういらっしゃいますものね、それを引きずり下ろすわけにもいきませんでしょうし、側妃として丁重に扱うしかないでしょうか。
あ、教会に預けて聖女として丁重に扱うと言う方法もございますわね。
その方が被害者は少ない気がいたしますわ。
まあ、どちらにしろ、我が国には関係のない事でございますので、考えるのは止めにいたしましょう。
ダニエッテ様の事はアウグスト様がうまく動いてくださいますでしょう。
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