うすらひの鏡に映す

夢見里 龍

うすらひの鏡に映す

 制服のスカートがほたりと落ちた。

 素脚に絡む紺の布地を踏みつけて、ひとつ、呼吸を調える。緩々と視線をあげれば、華やかさのない裸身が鏡に映っていた。

 ああ、あれはわたしだ――わたしなのだと、確かめるように敢えて、声をだす。


「描いてください、せんせい、わたしのことを」


 鏡のなかで潤いのない唇が動いた。


 ………………


 北陸の雪はどんよりと重い。

 ひとびとのため息を吸いあげて膨らんだ雲が重さにたえかねて垂れさがり、落ちてくるからだ。雪は降りつもるそばから凋んでかたまり、凍てついて、春まで融けることはない。

 秋の終わりに訪れるはつ雪の便りは誰にも喜ばれず、また冬がきたのだという落胆とともに迎えられる。


 だが今年、雪が連れてきたのは寒さだけではなかった。


 はつ雪が降った朝のことだ。賃貸経営をしている母のもとに「春まで古民家の宿を一棟、借りたい」と予約があった。夏ならばともかく、毎年あとひと月も経てば雪で孤立する鄙びた山里に長期滞在したいというお客さんはめったにいない。偶に何も知らず宿泊を希望する客がいても母が事情を説明すると、それでは春にあらためて連絡しますと諦める。なのに今朝のお客さんはやめておいたほうがいいですよと何度いっても「どうしても」と食いさがり、ついに母のほうが折れたのだった。だが慌てて準備をしたせいで母が納戸の鍵を渡しわすれ、わたしが急遽、学校終わりの制服のままで鍵をもっていくことになった。

 古民家は峠のバス停から十五分程、坂道をあがったところにある。春の終わりには蕎麦の花が咲きそろう段々畑もいまの季節は雪の棚だ。雪まじりのむかい風に額をたたかれながらも懸命に進むと、雪を被った茅葺の屋根がみえてきた。築百年というだけあって、昔ながらの原風景そのままの外観だ。

 玄関から声を掛けたが、静まりかえっていたので、取り敢えずあがらせてもらった。廊下を抜け、和室についたところで、わたしの視線は畳に拡げられていたあるものに釘づけになった。


 それは絵だった。カンバスに描かれた油絵――ことごとくが、裸婦画だ。

 飾りのない裸身をさらして、女たちはあるがままに憩っていた。絹のような素肌をした細身の娘もいれば海外の絵画に描かれる女神のように豊かな裸もある。しどけなく横たわり午後の日差しに微睡んでいるものもあれば、愁いを漂わせて窓べにもたれているものもいて――思い思いに呼吸をしていた。

 カンバスのなかで女たちは何処までも自由だ。


「きれい」

 

 感嘆の息と一緒に言葉が洩れた。称賛と、ほんのちょっとのうらやましさが、滴る。

 そのとき、後ろで誰かの気配がした。


「あら、嬉しい。全部、私が描いたのよ」


 振りかえると、女のひとがたたずんでいた。

 さやかなひとだ。柳のような眉に熱のない一重の瞳、細い鼻筋から潤んだ唇まで、ひとつひとつはそれほど美しいわけではないのに、それらがそろったときにかもしだされる馥郁たる色香に一瞬でくらりと魅了された。白練の和服をふわりと纏い、白い帯を締めて唇にだけは丹い紅。

 例えるならば、早暁そうぎょうの雪だ。

 なによりもその瞳にこころ惹かれた。

 色素が薄いのだろうか、眼睛がんせいが微かに白銀を帯びている。薄氷うすらいを想わせる視線といい、覗きこめば割れて底まで吸いこまれそうで胸騒ぎがするのに、視線が逸らせなかった。


「それで」


 艶やかな髪がひと房、胸もとに垂れた。 


「あなたはどなたさまかしら」

「あ……すみません、あの、納戸の鍵を、えっとわたしは、大家の娘で……その」


 慌てて頭をさげ、しどろもどろになるわたしをみて、彼女はくすくすとわらった。可愛い、と唇が動いたようで、どきりと鼓動が弾ける。

 きれ長の瞳が傾いた下弦の月みたく、細くきらめいた。


「そうなのね、だいたいのことはわかったわ。寒いなか、わざわざありがとう」


 細い指がするりと鍵をさらっていく。

 かすかに触れあった肌はひんやりとしていて、それなのに後になってから、燃えるように熱い。ああ、これは絵を描く指なのだ。あのしなやかな裸身を描いた指なのだ。裸婦画なんかを好んで描くのは男の画家ばかりだとおもっていた。だから今頃になって、ゆるゆると彼女の言葉が胸に落ちてきた。


(わたしが描いたのよ)


 想わずもう一度、和室に散らばったカンバスに視線を落とした。如何なる束縛も受けない裸身――女たちの、久遠の春。眺めているだけでもため息がこぼれてしまう。

 やわらかな視線がつうと、項をかすめた。画家の瞳がこちらにそそがれている。


「ねえ、あなたのことを描かせてくれないかしら」


 想像だにしなかった誘いに戸惑う。羞恥と恐怖が同時に押し寄せて、わたしは頬を強張らせながら曖昧にわらった。


「え、わたしですか……はは……だめですよ、だって」


 ひきつれた唇を無意識が懸命にもちあげようとするから、たぶんいま、とっても不細工だ。


「だって、ほら、わたし、可愛くないです」


 画家はなにを思ったのか、黙って、わたしの腕を取った。さわさわと肌が騒めいて、湖に細かな波が浮かぶようにこころまで浪たつ。彼女の視線が指を追い掛け、肌をたどる。絵を描くように。

 振りほどけない。きつく握られているわけじゃないのに。

 彼女の白銀がかった瞳にわたしが映っている。鏡のなかに捕らわれたみたいに身動きひとつ、取れなくなる。指は二の腕からすべるようにさがり、素肌のさらされた手頚に触れられたとき、さざ浪は弾けて渦になった。

 頭がまっしろになる。まるで吹雪の渦だ。


「……かわいいよ、あなた。ね、描かせて」


 頷いてしまったのはきっと、はつ雪のせいだ。


 ………………


 せんせいと逢う日はきまって、雪だ。

 わたしはそれから、足繁く古民家を訪ねた。

 いきなり他人の前で裸になるのは難しいでしょうと、せんせいは気遣い、順序を踏んでくれた。

 はじめてのときは制服で、その後はブレザーを脱ぎ、シャツのボタンをはずして、髪をほどき、ニーハイソックスを脱いで――晩秋の枝がひとひらずつ、繁らせた葉を落とすように。

 約束どおり、裸になったときには年を跨いで、睦月のなかばにさし掛かっていた。降りつもる雪はわたしの背を越え、せんせいの背を越えたというのに、今日も朝からやむことなくこんこんと降り続けている。これだけの大雪だと除雪車が巡回にくるまで、バスもあがってこれない。今晩は泊まりますと母に連絡をしておいてよかった。どうせ明日は土曜日だから高校もおやすみだ。いまはかろうじて赤い頭のてっぺんを覗かせている郵便ポストも翌朝にはすっぽりと埋もれてしまうだろう。雪はなにもかもを白に還す。


「雪、きらい?」


 遠くに馳せていた意識をもどす。

 朝から晩まで暖炉を燃やし続けている古民家の和室は、暖かいというよりは暑い。昨年敷きなおしたばかりの畳のにおいが、遠き夏の草いきれみたいにむっと充満していた。


「あんまり、好きじゃないです」

「そう、雪緒ちゃんなのに」


 だからですと言い掛けて、飲みくだす。

 咲き綻んだばかりの八重椿みたいな紅の唇から紡がれたその韻が何故だか、とても心地よかったからだ。雪緒の「緒」は、やぼったい。なのに、うんざりするほどに聴きなれたその言葉が、彼女の声で呼び掛けられるだけでろ過されたみたいに透きとおるのだ。


「寒かったらいってね」


 細やかなお喋りの後ろでは鉛筆の調べが絶えることなく続いている。画用紙のざらついた質感まで鼓膜につたわってきた。

 せんせいのほうをちらりと、覗きみる。

 絵を描いているときのせんせいの瞳は、薄氷うすらいの張った湖みたいにりんと透きとおっていた。底のない、瞳。どんな経験を重ねてきたら、こんな瞳ができるのか。綺麗、だった。あの瞳と視線が絡むだけで胸が浪たつ。実際に鉛筆を動かしているのはせんせいの指だけれど、ほんとうは違う――せんせいは瞳で、絵を描くのだ。


「ちょっとばかり、鏡のほうをむけるかしら」

「……はい」


 鎌倉彫の鏡には裸の女が映っていた――かた膝を抱えて、何処となく心細げに椅子にすわっている。うつむきがちの視線は濁っていて、昏い。背をまるめているせいでわき腹の肋骨ばかりが際だっていた。錆びついた鳥かごみたいな骨のおうとつが影を集め、素肌に単調な縞模様を描いている。背から腰に到るまでの曲線は硬く、張りつめていた。

 張りだした肋骨も、痩せているくせにふとい脚も、見飽きたわたしの肢体からだだ。

 十七歳は春だというのに、これはまるで冬の蛹だった。


 なんて、可愛くないんだろうか。

 ぎゅっと背を縮め、隠れて唇をかみ締める。いつだったか、母にいわれた――あんたは脚をだす服はやめておきなさい、脚がふといんだから。ふとい脚をだしても可愛くないのよ――意地悪を言われたとは想わなかった。ただ、あ、そうなんだとおもった。それから制服のスカートは膝下で、私服はゆったりとしたズボンばかりだ。可愛くない、可愛くない――濡れ雪みたいに同じ言葉ばかりが頭のなかに降ってくるから、鏡をみるのはつらい。

 

 そのあとは鏡とむきあっているふりをして、せんせいのことを追い掛けた。


 画用紙を見つめる瞳の真剣な表情。偶に鉛筆の頭を顎にあてて考えこんでから、また動きだす指さきのしなやかさまで――何処を取っても綺麗で、訳もなく胸がさざめいた。締めあげられた帯、畳に降ろされた足袋の濁りのなさは、きめ細かなこごめ雪を想わせる。ここではない地に降る、雪だ。


 せんせいが前触れもなく、目線をあげた。

 鏡越しに視線が絡む。綿のような微笑を投げかけられて、とっさに眼をふせる。頬がかあと熱くなった。


 二時間ほどすぎた頃に、せんせいは紅茶の時間にしましょうかといった。

 せんせいがいなくなった後、わたしは描きかけの画用紙を覗きたい衝動にかられた。だめともいわれてはいなかったが、言いだすきっかけを逃がし続け、まだみたことがなかったのだ。

 画用紙は部屋の端にある棚に、ふせて、おかれていた。怖々と画用紙に腕を伸ばして、指が触れた途端に怖けづいた。そうだ。ほんとうは確かめるのが怖かったのだ。あの綺麗な瞳にわたしの裸が、どんなふうに映っているのか。

 それでもみたい。

 ゆっくりと画用紙を裏がえす。


 そこに描かれていた裸身にわたしは想わず、息をのんだ。


 椅子に腰かけたその女は、果敢なげにかた膝を抱き締めて、何処か遠くをまなざしていた。素描の、光と影だけにいろどられた素肌。音楽が聴こえてきそうな肋骨は鍵盤を想わせ、脚は細くはないが、若い枝のようにしなやかだ。冬――のからだではない。はるまだき。と頭に浮かぶ。

 これは――これは誰。

 

 せんせいがちょうど和室に帰ってきた。画用紙を乱暴に握り締めて、振りかえりざまに叫んだ。


「これ、わたしじゃありません――」


 お盆をもったせんせいは、わたしの剣幕にも驚かなかった。眉の端すら動かさずにそっと睫毛をふせた。


「それがあなたよ」

「だって、わたし、こんなに可愛くない。脚はもっとふといし、む、胸だって貧しくて……全然、可愛くない。鼻も、低くて」


 赤ん坊の頃からいわれてきたことだ。産院でもいちばん鼻がぺちゃんこで、赤ん坊がいっぱいならんでいてもあんたのことは捜しやすかったよ――それはなにひとつの悪意もない、身うちのことばだ。

 他人と違って、正直にいってくれているだけ。毒なんかない。棘なんかないのに、胸に刺さって抜けなかったことばだ。

 何故か泣きだしそうになったわたしに、せんせいはお盆をおいてから、穏やかにむきあった。


「雪緒ちゃんは知っているかしら。ひとは眼に視えるものこそが確かだとおもっているけれど、ほんとうは眼ほどあやふやなものはないのよ。視界は意識に服従する。ひとの眼は視たいものを視るのだから」


「なんのことですか。いっていることが、よく、わかりません……」


「無意識に視線が好きなものを追い掛けていることってないかしら。それとおなじように瞳は知らず知らずのうちに嫌いなものを捜して、瑕を大きく映すのよ。あなたの眼には、きっと脚はふとく、鼻はおおきく、映っているのでしょうね……けれどほんとうは違うのよ」


 せんせいは真剣なまなざしで続けた。


「これが、あなたよ」


 画用紙に描きだされたわたしの裸、ではない。

 せんせいの言葉は他でもなく、せんせい自身の瞳に映る鏡像を指していた。水鏡。いやあれは薄氷うすらいの鏡だ。風にも揺らぐことのない、静かな鏡。そこにはいま、確かに裸のわたしが映っている。

 たまっていた涙が溢れた。

 せんせいの画布カンバスに描かれた女たちは何処までも解きはなたれていた。彼女たちは脱いだのではない、脱したのだ。ゆがんだ鏡から。

 それはきっと、せんせいが語っていた《先入観という鏡》だ。あなたはこうだよ、おんなはこうあるべきだよ、と誰かに刷りこまれた呪縛の額縁だ。


「だからね」


 ふわりと抱き締められた。

 耳の縁にそよ風みたいな息がかかる。紅に潤む唇が綻ぶさまが、視えなくとも想像できた。


「描きたかったの、あなたのことを」


 許されたような心地で、わたしは泣いた。

 せんせいは、わたしを映してくれる。


 ………………


 いつのまに眠ってしまったのだろうか。

 ひとしきり泣き続けたわたしはことりと夢のなかに誘われていた。素肌に羽織が掛けられている。せんせいの羽織だろうか、うす紅の絹に梅が枝。

 昔ながらのボンボン時計を仰げば、針は十一時過ぎを指していた。もちろん、窓には緞帳が降りている。強い風をともなった雪は古民家の壁をたたき、戸をぎいぎいと軋ませていた。暖炉を燃やし続けていてもすきま風が時おり素肌をなぜつけて、六畳の夏を蹴ちらす。


 身を起こしてみれば、せんせいも椅子に腰かけたままで眠っていた。画用紙も鉛筆も指から滑りおちて、青い畳の隅に転がっている。白練の袖が睡息ねいきにあわせて、ふらふらと漂っていた。季節を違えた蝶を想わせる。

 そうっと近寄り、息をとめて、隙だらけの寝顔に視線をそそいだ。綺麗だった。絡まりあった睫毛の愁いが。綺麗だった。彫刻師が創りあげたような鼻さきで刻まれる細い呼吸が。綺麗だった。紅が取れかけてもまだ紅い唇が。綺麗だ。

 綺麗な鏡には女が、綺麗に映る。けれど鏡に鏡は、映らない。だからあなたは知らないのでしょう。あなたがどれほど綺麗なのか。

 ひとめ惚れだったのだ。

 裸を描いてもらいたいとおもったのはきっと、あの瞳に映りたかったからだ。


「せんせい」


 どうか起きませんように――と祈りながら、囁きかける。

 せんせいは昏々と眠り続けている。

 身を乗りだして椿みたいな唇にそうと、唇を重ねた。触れるだけの、接吻。熱も、香りも、なにもなかった。微かに呼吸を感じただけ。雪に接吻けてしまったようなせつなさが胸を締めつけた。

 それでも想いは溢れる。

 わたしが、画題のひとりにすぎなくても。


「はつ恋なんです」


 かわいいといってくれた、その言葉に夢をみてもいいですか。はじめてなんです、せんせい。

 季節はずれに明けそめたこの恋――叶わないことは、ほんとうはわかっていた。


 ………………


 その翌朝、わたしはまた来週――と約束をして、せんせいと別れた。

 けれどそれきり吹雪が続いて約束は敢えなくつぶれた。そのさらに翌週もバスは動かず、逢えないうちに気づけばひと月が経っていった。

 如月の中旬になり間もなくして、せんせいが春をたずに古民家を引きはらったと母から教えられたとき、わたしはなんとなくこうなることを知っていたみたいに黙ってひとつ、頷いた。

 

 わたしはやっぱり、雪に接吻したのだ。

 

 せんせいがいなくなった朝にかぎって、空は晴れわたっていた。「掃除にいってきて」と母にいわれ、いまさらながらに雪の浚われた坂をあがる。やけに春めいた陽ざしがぽかぽかと背に刺さった。歩道はまだ埋まっていたので、とぎれとぎれの中央線を踏んでいく。どうせ車なんかこない。むかい風でもないのに、通いなれた道のりが果てしなく遠かった。

 玄関をあけるとひゅうと雪まじりの風が噴きだしてきた――香りのない花吹雪。幻だ。家のなかに雪が降るはずもない。暖炉の熱がなくなったせいで異様に寒々しく感じるだけだ。

 薄氷うすらいを踏むように神経を張りつめて板張りの廊下を進み、和室のふすまの前で凍りついたみたいに動けなくなった。


 このさきにせんせいはいないのだ。

 雪緒と、美しい調べで呼んでくれるひとはいない。視線と鉛筆とがわたしの肌をなぞり、抱き締めることもない。わたしを映しだす、透きとおるような鏡はもうないのだ。

 こころを据えて、ふすまを滑らせた。


「え……」


 息を詰まらせる。

 一拍をおいて、溢れだした呼吸は嗚咽になった。

 そこには油絵があった。うす紅の羽織を腰に掛け、身を縮めて眠り続ける裸の娘がいた。つつましい胸に張りつめた細い肋骨。足の指をきゅうとまるめて、祈るように指を組んでいる。

 莟だとおもった。凍える晩をひとつ、ふたつと数えながら、おとなう春に望みを託す杪冬びょうとうの莟だ。

 これはわたしだ。

 その心細さから折れそうなほどの硬さまで――他でもない、わたしの裸だった。


 言葉にできない想いが、なみだになって溢れてきた。腕を拡げて、イーゼルに飾られた油絵をそっと抱き締めた。鏡のなかを寂しいわたしを抱き寄せて、なぐさめるみたいに。


 あとふた月も経てば、春が循る。

 いまは凍てつく雪も日が差せば緩やかにほどけて、郷を潤すのだ。冬つく莟もじきに綻ぶ。

 いつか誰かと恋をするのだとしても、いまはまだ。

 あなたに、はつ恋をしていたかった。

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