第27話5年がすぎ

あれから、5年の月日が経った、

ヒロを思いだす、ことさえなくなった

たまに、掃除をすると、ヒロの思い出の、カケラがでてくる

私はヒロがくれた手紙や、くれた物

一つの箱にまとめた、

私はあの日バカラのグラスを割って直ぐ

彼氏が出来た、友達の友達で知り合って3日で付き合った、だけど彼女がいた

彼女に、


 泥棒猫!!と言われた

 まさか泥棒猫と、言われる日が来るなんて



彼を返してと泣きながら言われた

横取りしたつもりはない

彼女がいるなんて、知らなかっただけ


  返します、ごめんなさい

  お幸せに


私は何言ってんだろ?と悲しみもなかった

彼から連絡が来たけど

   彼女に返すと言ったから

   さよなら

彼らからの電話は何度も来て、会って欲しいと、私はなんだか、心が薄くなったきがした

彼に会いに行くと、私の前で彼女に電話した


   別れて下さい、

彼女は嫌がっているのが聞こえる

彼は一方的に

   好きな人が出来たので

   別れて

と言い

電話を切ると

携帯を壊した

   番号を変えて新しい携帯にする

   だから、もう一度チャンス下さい


と、、

   五分でも良いから毎日花に会いに行く

   毎日かならず、

私は分かったと、言い彼と付き合いだした

彼は毎日会いに来た

時間がある時はデートをしたり

彼の家に行って、用事があっても、

本当に五分位会いにきた、

毎日一緒に過ごし二ヶ月程で、婚姻届をもらった、断った、

まだ、信用出来なかった

早すぎる、

そんな気持ちとは正反対に、私の生理は来なくなった、

彼に話したら

  前の彼女の残りがある!

と、

前の彼女の残りの妊娠検査薬なんて使いたくない。

私は、いらない!と言って、

1人で新しいく買い、一人で検査した

検査薬は裏側にしたまま、

何時間過ぎただろう

色んな事を考えた、

たぶん浮気される

だけど、子供が出来たら変わるかな?

不安一杯で結果を見た、


妊娠していた、


彼に会い、妊娠している事をつたえると

彼は飛び上がり喜んだ


私は母子手帳をもらい

名前画数の、本を買い

彼と暮らし出した

彼は真面目に働き、だけど付き合いといい

飲みに行き夜中に帰る事も多かった


少し不安を感じ出した頃、お腹の中の写真が撮れて、元気で、産衣など買い始めた


そんな頃だった

私の携帯に、女の子から電話が、かかって来た


  ヤス昨日帰り遅かったでしょ?

  私といたの!

  スッカリ寝てたから携帯調べて

  あなたの番号知ったの?

  妊娠中なんでしょ?

  ヤスは私と寝てるよ

  可哀想〜、別れたら

私は無言で 電話を切った


彼が帰宅して寝て夜中、彼の車の中を見て見た

助手席に女の子用のリップクリーム

後部席ににはクレーンゲームで取ったであろう大きめのぬいぐるみと

  早く嫁と別れてね!

と書かれた手紙


私は夜中に彼を起こして、証拠品を見せ


   別れて、、

   この子はおろします。

と、言った


私は突き飛ばされた。


   オレの子だぞ?

   勝手に下させない!!

私は

  子供が欲しいならその女に産んでもらえ


と言った、片目がよく見えない


私は突き飛ばされた勢いで、冷蔵庫の角の金具に頭をぶつけ血がたくさん垂れてきた。

目に血が入り良く見えない。

床に血が垂れて

私はバックと上着を持つと家を出た


血を見た彼はごめんと何度も言い、私が家を出るのを止めたけど、


私は出た行く当てなんてない

髪は血で固まり、束になった、、

私は決めた、


女が居ても別にいい、

家とお金を与えてくれるなら

後は好きに女を作ればいい、女に子供が出来たら

慰謝料もらって離婚しようと

この子は私だけの子としてそだてる。


私は、家に帰った、

彼は謝ったけど、私の気持ちを伝えた

私は、健診に行っても写真を見せる事もない

聞かれたら事務的に答えるだけ、

名前も一人で決めた、シンバ

ライオンキングのシンバ


夜中に破水した。私は一人準備をすると

バスタオルをこしに巻き、車に乗った


  どうした?

と聞かれたから

  産まれるから病院いくの

と一人で病院へ向かった

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