第7話 天才を喰う才能

天才くんが斬新なアイデアをもってきた。


仲間たちは、天才君のアイデアに驚き魅了された。


天才君はまだまだアイデアは山のようにあると披露してくれた。


仲間たちは、始めのうちは、天才君のアイデアに興味を示していたけど、段々様子が変わってきた。


このアイデアは素晴らしいけど欠陥がある。


私たちはいいと思うけど、世に普及するか分からない。


お金がかかり過ぎる。


時代性に合わない。


天才君のアイデアは様々な反対意見によりボツとなった。


天才君はその後、どんなアイデアを生み出しても採用されないことから、いつしか、姿が見えなくなっていった。


この世は天才を喰う才能の持ち主が、ちょっと多過ぎるのかもしれない。




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