現実

空っぽの壺

性悪説

長年信じてきた。人間は優しいって、人間は素晴らしい生き物だって。

人を信じてきた。人を信じ、人のために生きれば、必ず報われると。

信じてた、信じてたんだ。でも現実は残酷で、悪い人ばかりが得をするんだ。

知ってたさ。中学生じゃあるまいし。ただ、ただ少し残念だっただけさ。

クソみたいな世界を生きてきて、僅かな希望すらも捨て去り、もう期待するのもやめた。今日も誰かが苦しんでる。よかった、これで今日も生きていける

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る