第24話 リリス先輩とのコラボ❷

ラルク『さてさて、眷属の皆こんラルク〜!VLIVE所属5期生の吸血鬼Vtuberラルクだ。てことで今回はコラボって事で、リリス先輩自己紹介の方お願いしても宜しいでしょうか?』


リリス『ひゃ、ひゃい!// え、えっと、眷属の皆も下僕の皆も、ご機嫌よう。VLIVE所属3期生の夜の支配者リリス・スカーレットよ。今回はラルクくんにVLIVE鯖を少しだけ紹介していく予定だから、是非最後まで見ていってもらえると嬉しいわ....... って!?そこ!私はロリじゃないわい!あ!あ!また言った!?ロリってまた言ったぁぁぁぁぁ!!』


何だろう、リリス先輩のキャラの変わりようが凄すぎる。これがプロというものなのだろうか...... 俺も見習わなきゃな。


ラルク『てことで、リリス先輩が言っていた通りVLIVE鯖を先っちょだけ紹介して貰う予定だから、まったり見ていってくれ。』


[吸血鬼としての格が違う.....!?]

[ど、どっちが上なんだ!?]

[馬鹿野郎!そりゃあお前リリス様に決まってんだろ!!]

[は?おめぇらウチのラルク舐めんなよ。マジですげぇんだからな!]

[それ言ったらこっちのリリス様だって凄いんだが?]

[ロリ美少女吸血鬼とイケメン吸血鬼、、、差は歴然だよ....]

[やっぱロリ美少女だよな!イケメン単一じゃ流石にこの組み合わせには勝てねぇわ!]

[眷属VS下僕VSダークライ]

[先っちょだけwwww]


随分とチャットの勢いが凄いな...... 気になって同時接続数を見てみると120万を軽く超える勢いであった。スパチャをoffにしといて良かったと心の底から思うな......


父さんは今新しい職を探してるとか何とかかんとか言ってたが..... 俺の予想だと後4ヶ月は見つからないと思う。なので俺が稼ぐ必要があり、スパチャをONにしといた方が良いと思う人もいるのかもしれないが、現段階でもかなりの額を稼いでいる為、少なくとも世界スーパーチャットランキング1位を取れる程には......


そんなこんなで、VLIVE鯖に入った。


ラルク『おぉ〜、すげぇ!』


素直に感心してしまう程VLIVE鯖と呼ばれる場所はとても素晴らしいものであった。


色々な建物が数多くあり、ライバーの似顔絵と思われるものや、その他にも沢山目を惹かれる様な建造物が沢山目に入ってくるのであった。


リリス『まず、やっぱり紹介すると言ったら3期生皆のお家かなぁ。皆で頑張って作った力作だから是非見て欲しいかも!!』


純粋で無垢な明るい笑顔をこちらに向けながら楽しそうに話す彼女の前では言えないが(※立ち絵) 自己紹介の時のTHE・吸血鬼みたいな奴はもうやらないのだろうか。それともこれが配信時の素なのだろうか。まだ配信を1個ぐらいしか見てないから全然掴めないな......


ラルク『そうなんですねぇ、では早速その3期生の家とやらに案内して欲しいのですが、良いでしょうか?』


リリス『勿論!じゃあレッツゴー!ちゃんと着いてきてね!』


そう言って俺が向いていた方角とは真反対の方向に走っていった。


[3期生の家か.....]

[今となっちゃ懐かしいなw]

[そういえばそんなもんもあったなw]

[あれ家か?wwww]

[3期生不仲説とか唱えた奴がまだ界隈にのさばってると思うと、胸糞悪い]

[そんぐらいでキレんなよw]

[何お前喧嘩売ってんの?]

[何でそうすぐ口論に持ってこうとするん?はっきり言って他人の配信でするような行為じゃないと思うんだけど.....]

[マジでそれ。これだからオタクは....]


ラルク『なるほどぉ、ここが3期生の家ですか。家ってか...... これお城じゃないですか?』


俺の目に映っているのは家と呼ぶには程遠い程の巨大なお城であった。


これが3期生の家なのだろうか......


リリス『ラルクくん!こっちこっち!中入ってきて!』


ラルク『あ、はい。』


リリス先輩に着いて行きながら、その立派な城の城内に足を踏み入れる.....筈だったのだが。


ラルク『え?ちょ!?はぁ!?あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?』


何と入口の所に置いてあった感圧版を踏んでしまい、見事落とし穴にハマってしまった。かなり深い穴だったが、地面が水だった為助かった...... だと良かったのだが。


何故か大量のク○ーパーがおり、爆発に巻き込まれて死んでしまった。


リリス先輩は爆笑しており、チャット欄も凄い盛り上がりを見せるのであった。


ラルク『ちょ、ちょっと!?これ何ですか!リリス先輩(笑)』


リリス『いやぁ〜、ごめんごめん!どうやら私が仕掛けたトラップに運悪くラルクくんが引っ掛かっちゃったみたい(笑)』


ラルク『そ、それはないですよぉ〜!』


そう言いながら一発リリス先輩を殴る…フルダイヤ装備だから無論ダメージは受けてないだろうが.......


リリス『ごめんごめん(笑) ほらお詫びにあっちで私と寝よーよ!もう夜だし!』


ラルク『え!?ちょ!?寝るって!?』


[あーあ、やっちまったなラルク]

[炎上不可避]

[いや、これはてぇてぇだろ]

[リリラルてぇてぇ]

[おめぇら処女厨にこの良さは一生分からないだろう!]

[なんて事だ可哀想に.....]

[いや、これはライン超えやろ]

[ライン超え]

[#ラルク炎上]


色々なチャットが出回ってるが、ここは丸く収めないと不味そうだ。


ラルク『え〜と、あくまで″マイクラ″の中ですからね!勘違いしないでください!』


リリス『ん?何言ってるのラルクくん?ほら早くこっち来て寝よ?』


(何故、こういう時だけ天然パワーが発動するのだろう。神は俺の事が相当嫌いらしい。もうこれ以上否定した方が逆に燃えそうだし、このまま乗っかっておくか。)


ラルク『そうだな。じゃ寝ますか。』


そう言って″マイクラ″のベッドに2人は横になり、数秒後に朝がくる。


リリス『さてと!次はどこ見せよっかなぁ〜。どこでも良いんだけど、んーとね!』


リリス先輩が必死に考え込んでいる最中に俺はチャットの方に視線を映す。


どうやら特に荒れている訳では無いらしく、むしろ擁護するコメントで溢れかえっていた。中には俺の″ラルク″を取るな!という第三勢力まで出現し思いの外チャットの流れる速度がどんどん上層していき、同時接続は168万と見たこともない数字に達していた。


そんな思考をしている内にどうやらリリス先輩は次案内する場所を決めた様だ。


リリス『じゃ、ラルクくん早くいこー!!』


その時のリリス先輩の俺を呼ぶ声は″あの時の記憶″を鮮明に思い出すきっかけになるには十分過ぎるほどのものであった。


ラルク『分かりましたよ..... じゃいきましょか!!』




その日のラルクとリリス・スカーレットのコラボ配信は凄い反響を呼び、Vtuber界隈もとても賑わせる″きっかけ″の一つになり得たのだった。


ラルク/RARUKU😈

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【Minecraft】リリス先輩とコラボ!!【VLIVE/ラルク】

687万回視聴 12分前に配信済み

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ラルク/RARUKU

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