第Ⅱ章 第26話 ~暗紅の悪魔~
「ミネアッ……ダメだッ、止めるんだッ」
ノイシュは思わず声を
――あれほど
無意識にノイシュが力を
「私の分まで、生きてね……」
不意に義妹がもう片方の手をエスガルの方へと向けた――
――ミネアアァァ――――ッ……
ノイシュは
「アヴァエェヴォ――ッ」
不意に
不意に異様な
――まっ、まさか……っ
ノイシュが自らの強い
――そんなことっ……
ノイシュは
――そんなこと、させない……ッ
夢中で土を
――ミネア、君だけは失いたくない……ッ――
ノイシュが超高位秘術を浴びようと大きく両手を広げた次の瞬間、
「ノイシュ、さよなら……」
不意にノイシュは
「あッ、あぁぁアアァァ――ッ」
直後に叫び声が
――
無意識にノイシュは義妹の
――お願いだっ、誰か彼女を助けて……ッ
不意に手許から光芒が発せられているのに気づき、ノイシュが視線を向けるといつの間にか赤黒いそれが義妹を包み込んでいた――
「……フッ、フハハハハッ」
突如としてノイシュは腕の中で少女の
「ミ……ミネ……ア……ッ」
次の瞬間、
直後、ノイシュは背中から強い
「ノイシュッ、大丈夫か……っ」
不意に名を呼ばれ、振り向くと
「ウォレン、どうして……」
ノイシュは静かに眼を細めた。
「お前のためだっ、決まってるだろうっ……」
「それより一体、何があったんだ。敵味方とも、ことごとく
ウォレンの言葉を聞き、ノイシュは強く眼を閉じた。今はもう、何も考えられない――
「……ここを離れよう、すぐに……っ」
ノイシュとミネアと魂(アニマ) たんとん @tantonn
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