第Ⅱ章 第24話 ~ずっと一緒だよ、最期まで……~
「ごめんね、ノイシュ」
頭上から
「あなたを助けたい、絶対に……その
「死ねぃッ」
直後、エスガルが
「私、何だってする……っ」
大神官を
「ダメだ、止めるんだ……ッ」
そうノイシュが
――ミネア……ッ
ノイシュは
「う、うぅ……っ」
義妹がすぐ
「なっ、何だと……っ」
不意にそう声が聞こえ、ノイシュが顔を向けるとエスガルもまた眼を大きく見開いていた。少しずつ暗紅の光芒が大神官へと
「バカなっ……ケアドの
不意に大神官が
「ならばこれでっ……ウオオォォエガレァッ」
エスガルの
「ガギギャがあァァッ」「あウゥエゥァッァァッ」
黒き悪魔に
――ぐっ、間に合わない……ッ
――これは一体っ……
ノイシュが急いで赤黒い光源に顔を向けると、義妹の身体から発する光芒がマクミルや自分を包んでいるのが分かった――
「エガガッゲァアッ」
もはや言語とならない声が耳に届き、ノイシュは視線を
「ゲッァレガィェ……ッ」
不意に大神官が表情を
「ノイシュッ、早く逃げて……ッ」
悲鳴の様な彼女の声が
――逃げるなんてきないっ、僕は……ッ
「うわぁぁああッッ」
ノイシュは絶叫しながら両腕で上体を起こした。
左手を
「ノイシュ……ッ」
ノイシュはそのまま義妹の
「ミネア、僕の霊力も使って……」
眼前の少女が
「まさか、
義妹の声を聞き、ノイシュは
「ずっと
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