第33話 さて そろそろ始めようか?


えーーーー  そこの君



座りなさい






そこの あなたも 座りなさい




ほれ  そこの 僕たちも 良いから座って





じゃあ  はじめたいと思います





まず  君達は なんのために生きていますか?






はい  僕は 奇麗なお嫁さんを貰うためです





ぶーーー  はあーーーあ






レベル ひくーーーー




じゃあ お前は なんだ 言って見ろ





俺には そんなもんは ない






それが 俺の人生だ!!





意義あり







ウソだね!!







おまえさあ  合コンやるために 生まれてきたんじゃん







毎回 合コンで 持ち帰えられなくて 悔し泣きしてるくせに




・・・・・  それは  それ






これは  これ なんか  文句あるか?






いいかい  俺は その場に合わせるんだよ







この親父は 聞きたいんだよ






何のために 生きているのか?






何を 目標にしているのか






そんなもん調べて どうすんだ!!!








そんな 訳わからん奴に 本音を言うわけねえだろ!!




おおおおーーー







お前すげえじゃん  考えてるな!!






ただ  考える方向が 少しずれてねえか?




じゃあ  本音は?





俺は 陰謀論者じゃねえ







真っ当な 日本人だ





いいか  俺は・・・・・





俺は





・・・




・・・






でっ  何なんだよ   早く言えよ





・・・  そんなこと考えているわけねえだろ





そんなこと考えても 一文の得にもならん






いいか  俺は そんな小さなことなんか 気にしてねえ





おれは    俺は 健康で幸せな暮らしができればいいんだ






おーーーーー  ブラボー






すげえじゃん  考えてるじゃん






そうだよな  やっぱそうだよ








健康で幸せな暮らしができれば  確かにいいよな






俺達も 頑張って 幸せに暮らすぞ!!!







おおおおおーーー






てな感じで






あなたが欲する大事な健康と幸せが 奪われるでしょう





健康?




なんて皮肉なんだ!






一番健康に注意している人から 病気になるなんて




うーーーーん





人生とは 儚いもんだね



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る