第22話 えー-- そうなの?

よっコラショ  どっこいしょ・・・



いや 今日の夕日は、きれいだね!






まれだなこんな日は、・・・




おい  帰るぞ!




てっやんでえ・・・





なんだ・・・どうした・・・





ちょっと 待っておくんなせい。




はあ・・・



日本語 おかしいぞ!




おまえさあ どこの出身?







生まれも 育ちも  都会っ子です。




はあ・・・  だから 出身は、どこだと聞いてんだよ!




生まれは、東京の都会っ子でー--す。






東京のどこだ?





そこまで聞くの?




個人情報は、漏らさないようにしているので、ここまでです。





はあ・・・・




まあ、いいけど、帰るぞ!






いやいや  ちょっと お待ちください。






なんか問題でもあるの?






はい、あの夕日を見ると・・・





なんだ、何か過去にあったのか?






いいえ、そうじゃありません。






あの夕日を見ると・・・






だから 何なんだよ?




・・・・地球は、平らなんだなって・・





はあ・・・ 何言ってんの?




まあいいや、帰るぞ!





なぜ聞かないんですか?





なぜ?



そう言う態度が、世界の支配者を喜ばせるんですよ。






なにも自分で、考えない。






自分には、地球が球体でも、真っ平でも、どうでもいい。





だから、嘘を教えられ、生きていくことになるんですよ。




・・・あのね、俺は、ただ帰るぞ、そう言ってるだけなの。






それが、世界の支配者と何の関係もないよ!




だから、だから何だよ!







あんたは、せっかく目覚めるチャンスを得たのに、帰ることの方が大事なのか?






だから、支配者の言うとおりの家畜としてしか生きていけないんだよ。





あのね、何でもいいから、帰るぞ!





準備しろ。




まったくこの家畜は、目覚めるチャンスを、与えたのに・・・一生家畜だな。




もうすぐ処分されるのに・・・






あー--あ 処分されてから気づくのかな?




自分たちが、家畜だったって・・・




まあ、俺は違うけどね。






俺は・・・家畜じゃねえ、いつか見ていろ!



この世界を潰してやる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る