期間限定

 帰り道一人いつもの道を歩いていた。

いつもは気にしていなかったけれどカフェの看板に「期間限定の新作」と書かれた飲み物が目につく。

俺の恋も「期間限定」だったかもしれない。

彩絵に彼氏がいることを知ってしまったのなら諦めるしかない。

好きになってしまったんだよ、彩絵のことが。

あのときもあの出来事もすべて意味がなかったのかな、あの彩絵の態度は思わせぶりだったのかな。

恋に落ちてしまったんだよ俺は。

「馬鹿だよな俺は」と曇り空を見上げながらそうつぶやいた。


「新作のやつ一つください」


俺は会計を済ませ、一口飲んでみた。

甘くて苦いそんな味だった。

正直美味しくはなかった。

でもどこか少し美味しいと感じるのは俺がほろ苦い恋を経験したからだろうか。

俺の恋も甘くて苦いそんな恋だったと思う。

この恋で学んだことは多かった。

人は恋をして成長する生き物なのかもしれない。

そして人は恋愛で失敗をして不幸になったとしても、また新しい恋を見つけるのだ。

人はいつだって幸せを求め探しているのだから。


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二度目の恋は期間限定だった 海ぶどう @0716-0220-0818

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