明かされぬ謎

かつて栄えた古代都市たち。


そのはるか昔国内には無数のクニが巨大な地方勢力として各地に栄えていた。


(東北から大和、伊勢湾全域、奴国の存在した北九州~日向など)


数度に分け敢行された原初の天孫降臨。ある一団は星空の向こうから、そしてまたある者は、異なる次元からやってきた。


高天原(たかあまはら)より降りた神々。


古来より暮らした原住民。精霊。これら森羅万象の精神を総括し、この国ではそれいっさいを神(カミ)と呼んだ。


それはのちに歴史において、天津神族、国津神族


彼らと果てしない戦いを繰り広げることになる、


マガツカミ(禍津神族)としてその系譜をつないでゆく。


彼らの歴史は神秘の神器(ライザーポータブルシステム)となり現代へ継承される。


その力をダイレクトに人体に受けることができる者だけが、(創聖者/そうせいしゃ)


とよばれた。彼らの剣、その拳はあらゆる一切の邪を祓い、神々の力を受けた人(ヒト)として


彼らの戦いは古代の英雄伝承としてその時代において人々の記憶に刻まれ、また後世へと語られた。

(※すべての創聖者は神の末裔であり神器と運命を共にする。)


(呪法)武力主体でなく霊術主体でクニを武装・防衛しようとした古代女王国(倭国)は、その闘争(古代起こった霊術大戦)に敗れた。


王国を滅ぼした魔軍の影・・・・・。

黄泉の国にて蠢く者の声。


のちに没落した石上一族。


石上雅也はカラス会入会後、石上一族のルーツにまつわる歴史に触れた。


苦しみの業火の中で見る憎しみのビジョン。


「石上。彼だよ。僕らの王さ・・・(甲三)」


輝く金色(こんじき)の翼。


「あなたが、我らの主なのか・・・!(雅也)」


邪神の祖である魔王の羽根(白き堕天使)に包まれ抱き締められた雅也の頬には、涙が流れていた。


それは、歓喜の涙ではない。


絶望と一切の屈服。


倫理の死。


世に真実の光と呼べるものは存在しないという信念。無常なる世界において、マガこそ摂理。


雅也は自らを戦いに駆り立てたルーツでもある当時の正義


“日の神こそ諸悪の元凶”であると広大なマガの渦の中確信するのであった。


永遠の闇に落ちた魂。


人の世に反逆の狼煙(のろし)を上げるべく


彼はこの日から、自らこれまで信じていたすべてを殺すべく


(自ら悪魔となる)決意をするのだった。


戦後、京都の市街地にマサヤはいた。


ビチャッ!ビチャアッ!・・・。


人の平衡感覚、三半規管を殺すような、吐しゃ物を発酵させたような強烈な汚臭がする。


美しい街はその日はじめて闇、ファントムフィールドにより包まれた。


巨大なハリケーンと共に、当時のカラス会本部地下祭壇は木っ端微塵に破壊され、


町を歩く人、モノ、あらゆる対象物はその瘴気の干渉で空中破裂を引き起こし


美しかった京の景観も日中のうちに残酷凄惨(グロテスク)な様相を呈していた。


青天の霹靂、その存在は、対象物すべてを粉砕しながら


一人美しい京の都を闊歩する・・・。


亡霊(ファントム)、イブキ。


彼(マサヤ)の魂に降りた抑制の効かない強大な(呪霊)は、カラス会本部を破壊し、


本格的にいよいよこの地上世界に繰り出さんとしていた。


伊吹の神。それは古来の書、記紀神話に登場する。


クトゥルー、666のケダモノ、バビロンの大淫婦、多頭の毒龍ヒュドラ・・・。


それは、古代のあらゆる預言者達が記録した書、おとぎ話や神話類に登場した全ての邪龍を産んだ祖神(九頭竜王)である。


そして万古より不変の「死」をこの先も体現し続ける魔獣ともいえる。


突如として現れたその魔神により、人々は次々と異形の怪物(クリーチャー)


闇に住まう使者(土蜘蛛)と変化し、その侵攻は各地域の中心部、山村集落へも及んでいた。


土蜘蛛に襲撃を受けた人々の魂は、魔軍の将でもあるイブキの実体を


その鮮血によってより一層黒光らせるのであった。


日本神話において、かの英雄の祖といえる日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の


命を奪った伊吹(いぶき)の神。


一説にその正体はスサノヲノミコトに退治された、八岐大蛇の変化、転生した別の姿ではないかともいう。


スサノヲに因縁を持つ存在でもあり、無敗の勇者であった往古の王子ヤマトタケルも、


伝承では油断した一時(ふい)の隙をつかれ、伊吹神が引き起こした氷雨によって体力を奪われ、


病で亡くなってしまったという。


悪夢の権化にして「英雄の殺し」の因縁を持つイブキ。


マガツカミ史上、最悪の表現を以て余るほどのパワーを持つその存在は数多くの人々の血、瘴気、その怨恨の魂を吸収し続け


長きにわたる年月のなか再び地上世界に君臨せんと時節を待っていた。


京都カラス会本部の最奥にある逆五芒星魔法陣、その奥底(ファントムフィールド)内で眠り続けていた九頭龍王(イブキ)。


今日に至るまで多くの生者、死者の魂が竜王を地上に呼び戻すための生贄とされた。


テルヒコがかつて王国(クニ)にて友と呼んだもの、愛した者たちも例外ではない。彼らも同様に


黄泉の王イブキを世に顕現させる礎として、その対象とされていたのだ-。


そして、この世界そのものに最大の憎悪の念を募らせる石上雅也(マサヤ)も彼(九頭龍王)が復活する最良の器として


幼少の頃よりイブキ(九頭龍)自身の意志により運命を選定されていた・・・。


体内、魂を邪龍に侵されていた雅也の頬に流れる涙。彼の記憶の中には、友がいた。


先日の出来事であった。


当時生活のため一時期は新聞社で記者として働いていた大善は、


仕事場の窓の向こうに見えたかつての友人、雅也が町に1人立ち尽くしていることを発見し


懐かしさのあまり咄嗟に話しかけてしまった。


以前の雅也であれば、こちらがふざければ恥ずかしそうに手をあげるものだが。


「おい!お~~い!・・・(大善)」


不気味だったのが、雅也は大善の呼び掛けに応じこちらを見た。見たにもかかわらず、数十秒間こちらを見つめ、なにも言わずに不気味な笑みを浮かべていたのである。


「人違い・・・か?!(大善)」


雅也が何かを言っている。


彼の唇を見ると、こう読み取れた。


(わざわいだわざわいだ)


なにやら様子がおかしい。


雅也は自らが戦争のトラウマが抜けず、精神安定剤を服用しているなどの話を大善に伝え、2人会社の休憩室でお茶を囲み話した。


「お前今ここで働いてたんだな。何もなくて、無事で何よりだ。(雅也)」


「なんか顔色が優れないようだけど、ちゃんと寝てるのか?(大善)」


「ああ、大丈夫・・・。心配ないさ。ご覧の通りだよ。」


「俺も子供がうまれてさ。こんど俺んち遊びにこいよ!(大善)」


「そいつぁ良かったじゃないか。男の子か?(雅也)」


「いや、女の子。千里っての。千里の道も一歩からって。(大善)」


「先越されちゃったなあ。アハハ(雅也)」


「・・・・・・(雅也・大善)」


愉しげな会話。


会話を通しての雅也は今までとさほど変わらないようだった。


だが前より増して、


何とも言えない不気味な余裕と影をまとったかのような彼のいいえぬ空気を見て、大善は何かよほどの変化がこの男に起こったと感じとった。


大善と雅也は幼少期よりの級友であった。


彼らが遊び場としていた日奉神社一帯の森には、大善自身も当時から


よく悪ガキどもと遊びに通っていた。年上の学童たちを兄や姉のように慕い


幼い時期の雅也、大善は分かちがたい無二の友だったともいえた。


中等学校に進学し大善と雅也は地区の違いからそれぞれ別の校に通うこととなる。


雅也が父西湖を失ってから、井上兄弟は痛烈な虐待を通し雅也を長年いじめ抜いた。


数年とは言え虐待の内容は人の尊厳を粉砕するレパートリーの一辺倒であり


当時の地域コミニュティはもとより、とりわけおどろおどろしい妖気が国内を包み込んだ当時の日本社会において


彼がえらべる立場は従属のほか選択肢がなかった。


今とはまた違った形で無関心を貫いた閉鎖的地域(エリア)の持つ邪悪な特性が


彼の精神を奴隷根性を発酵させた末の卑屈さへ育て上げたといえる。


そういっても過言ではなかった。


そんな雅也の心が人で居続けられたのは、他校に通う友人たちの存在、影響があったからであった。


それを無くしてしまうことは彼にとって恐怖以外のなにものでもなかった。


自らの状況をよく知らない大善らに、必死に井上家の現状を悟られないため彼はあらゆる手段を講じた。


闇市にて法より逸脱した商売に手を染め人脈を獲得した雅也はそれ以降、大善と交流することはほとんどなくなっていた。


十数年ぶりの再会とは思えない穏やかな顔で雅也はつぶやいた。


「なあ、新聞記者もいいがお前・・・俺んところに来ないか。(雅也)」


「なんだいこれは・・・・(大善)」


それは闇への誘い。


大善はその答えを保留にしたまま、雅也より渡された新生カラス会、


すなわちクロウの地下第17エリアへの承認手形を見つめるのだった。


大善がカラス会の地下祭殿にやってきていた時には、暴風により破壊された施設の散らばった内壁跡、


戦時中に撮影したと思われる写真があった。


捻じれた目、大きく化け物のように広がった口、シュールレアリスムのような姿。


それは戦友たちの写真。


もはやその写真に写り込む人々は、正常な形をしていなかった。


「呪い、なのか・・・(大善)」


目の前の祭壇に散らばる無数の液体、固形の赤、


蠢く言葉で表現できないその悲惨なモノ(生物)たちを眼にした大善は、その場で思わず嘔吐してしまった。


「まさか、これ(人々)をあいつは、このばしょに・・・?!(大善)」


「・・・・・(ニタリ)(雅也/イブキ)」


後ろを振り向くと、イブキ(雅也)がいた-!


ガッドシャアアッ!


「・・・?!(こいつが、・・・やったのか・・・・)(大善)」


イブキは無言でかつて雅也の親友であった大善(かれ)を見つめ、にやりと赤い瞳を輝かせ


問答無用で襲い掛かるのだった。


「うっぐわーーーーーーッ!(大善)」


「ひっ、ヒィイイッ・・・・・・!(大善)」


最悪の事態-。


自らの首を絞めつけるその黒い手、真っ赤に光る瞳。


その正体がまさか友人の雅也であったとは、大善は知るよしもない。


地面に叩きつけられた大善の額から流れる血。


這いつくばりながら、ただいまは恐怖から逃れる策を探すしかない。


「はあ、はぁ・・・!(大善)」


「なんでこんなことにっ俺が・・・!(大善)」


「ぬぐっうあああああああ!!(心臓が締め付けられる音)」


幻惑の音とともに響く奴の足音。


亡霊、イブキ(雅也)の影がやってくる・・・。


「・・・・・・・(無言の雅也)」


命の危機・・・立ちふさがり続ける眼前の邪悪なる夢。


どうか本物の夢物語であってほしいと大善は祈った。


それも当たり前である。人知をはるか越えたマガツカミを前にして、平常心を保つことができる人間はいないのだから。


このとき、大善は完璧に腰が抜けてしまい、目の前の怪物がゆっくりとした動きを繰り返すことに感謝するほかなかった。


黒煙に染まったその魔神(イブキの神)の姿は、半透明な気体のようであり、どす黒く穢れた色をしていた。


まるで体中を這うような縄文土器を彷彿とさせる蛇のごとき紋様(体全体を波、縄が無数に交差する)は体に定着せず動いているようだった。


※まだ冥王(紫のイブキ)とはなっておらず、雅也より(九頭竜)としての意識が優位になった未覚醒状態。


未だ完全に(実体化しきれていない)未成熟のその体をズルズルと引きずりながらも、


力任せに腕を振るうだけで目の前のあらゆる物質は粉砕し、力は、イブキの神に取り込まれた雅也に新たな生命としての歓喜を与えるのであった。


イブキは、ゆっくりとその受肉し完全新生された己の力に酔いしれ本格的な蹂躙を心の赴くがまま愉しんだ。


「わァアあああー!!(大善)」


「・・・・・・!(微笑むイブキ)」


その時。


ピキュィーン!


「んぐっううあああああ!!!(イブキ)」


突如謎の強烈な光、一瞬のうちフラッシュ何百個分にも匹敵する輝き。


大善の後ろに力強く仁王立ちしていたのは、少女千里(大善の娘)だった。


「父さん!(千里)」


放散された力に、未覚醒状態のイブキは気体となり塀をすり抜け一目散に逃げ出してゆく。


「・・・お、おまえ・・・それ(鏡)、どうしたんだ。(大善)」


「あ、あたし・・・・・(千里)」


イブキの神をその光により撃退させていたのは、千里の掌に握られていた、日神降臨器アマテライザー(鏡)であった。


イブキが現世へと覚醒したことを予感したその鏡は、少女の掌に再び出現したのである。


「・・・・・ま・・・・マサヤ・・・!おお前、

マサヤじゃないかよ!し、しっかりしろ!おい大丈夫か!(大善)」


イブキの支配を一時的にであるものの逃れた(人間雅也)は、友の目の前に倒れた。


「俺は、いったい・・・(雅也)」


「(大善と千里の顔を見た雅也)・・・来るなッ・・・・・」


「お、おい!(大善)」


「昔の俺は、一度死んだ。いや、“殺された”・・・・・!(大善を振り払う雅也)」


「やっぱりお前・・・・・(大善)」


「俺はな、憎んでたんだよ・・・・・(雅也)」


「なんで産まれてきたのかって・・・。俺たちみたいな奴が。」


人類へ注がれた熱い呪詛のまなざし。


雅也の目は、空のなか厳然として輝く日の光を呪っていた。


「本当の“わざわい”はこれから起こる。(雅也)」


「な、なに言ってんだ!・・・(大善)」


「・・・いい加減友達面はよせ・・・俺の、なにを知ってんだ。(雅也)」


「引き金も引けない、そんな甘い野郎に・・・!(雅也)」

※大戦当時大善は衛生兵=否戦闘員だった。


「うっ・・・!(吐き気を催す大善)」


「そのザマじゃ、お前も存分やったクチだな。・・・なら俺と同・・・(雅也)」 


「違う!(大善)」


咄嗟に放った否定だった。


挑発するかのような雅也の瞳が、この“否定”によりさらに色を失った。


その"日々"が灼熱の暖気の中、二人(大善と雅也)を敵に変えていた。


「俺は・・もう、お前らと同じ“場所(ばしょ/光の下)”にはゆけない・・・・・・・・(雅也)」


「雅也・・・!(大善)」


その光景、周囲に倒れた人々から目を逸らすように雅也は続ける。


「こんなに・・・。」


「井上の息子も、俺がやったんだ。あんときゃせいせいしたな。(雅也)」


「・・・お前、今からで遅くない!出頭しろ!俺もついてってやるから。(大善)」


「やめろよ・・・そういうの(雅也)」


「いっそ、お前が俺を殺してみろよ!(雅也)」


雅也が泣いている。


大善にははっきり見えていた。


だが、彼は止められなかった。


雅也の手、その肉体の一部はもうその時、人の形状を逸脱する魔物となっていた。

その指先は猛禽を思わせる黒い爪に生えかわり、


破けた衣服から微かにのぞく、憎悪が具現化したような、禍々しい黒き羽根。


背から生える、堕天したものの象徴を大善は見たからである。


その翼は大善の中で、数年前に古墳の中で見せられた神話時代の闘争を思い出させた。


「消してやる・・・なにもかも、殺してやるよ・・・お前も、お前の娘二人の首も。すべて俺の手で・・・。(雅也)」


雅也のぼろぼろに破けたロングコートは、炎天の中注がれる日の光さえも、渦巻き溢れる禍なる気と共に力に変え吸収し


彼は大善らふたりに対し呪詛の台詞を吐き、その体を引きずりながら去っていった。


その姿が完全な漆黒となり遠く消えるまで、大善の目の前は真っ白となっていた。


「呼んでも無駄だよ?彼はもうすでに・・・・僕らに選ばれたのだから。

すでに君らとは違う次元(ステージ)にいる・・・。(甲三/九尾の狐)」


「ヤツはもう僕らと同じに染まったのさ!!(甲三)」


大善にそう告げる少年甲三の不気味な笑み。


「ナニ嗤ってんだよ・・・・・・人が死んでんだぞ。(大善)」


「・・・・・なんで、そう笑えるんだよ!(甲三の胸ぐらをつかむ大善)」


「熱くなるなよ。どんな人間も笑うじゃないか。誰かが不幸になればよりいっそう元気よくね!(甲三)」


「まさか自分だけは良いヤツだなんて、思ってんの?(ガンをつける甲三)」


「悪魔め・・・!

オレが・・・・・必ず貴様らを・・・。(拳を握りしめる大善)」


「おじさん、教えてやろうか!悪魔はね、人間どもを糧に育つんだよ!

あいつ(雅也)はこれから育つぞお!オンモシロイヨネェ!キミもそう思うでしょー!ハハハ・・・・・ヒャヒャヒャ!(甲三)」


異常なまでに顔を歪ませ爆笑する甲三。


「(許さない・・・・・・)(千里)」


少女千里の瞳は雅也のそれとは違えども、彼より強烈な憤怒の相で少年をとらえていた。


「お~、まるで殺してやるって目をしているね。こわいこわい・・・。ヒュ~。(立ち去る甲三)」


唖然と立ち尽くす二人を残し立ち去る少年・・・。


「(また始められる・・・!クフフ)(甲三)」


少年はあえてのちに最大の脅威として成長するこの二人に対し何も手を下さず、それより一切先語ることはなかった。


その理由はとても明白(ピュア)なものだった。


憎しみが憎しみの記憶を、


新たなその闇を呼び起こすからである。

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