第23話 覚悟のblade

第23話 覚悟のbladeブレード


エウシュディケ学園の職員室で、


「園長よかったのですか?あの3人の旅を許可して。」


「あぁ、気にするな。あの3人は学園トップレベルの剣士と術士なんだから。それにとおっしゃってるのだから、大丈夫だと思うよ。」

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教会の梵天ぼんてんの間にて


「クロノス様!いいのですか!?のですか!」


「あぁ。もうあいつはいい。終末レクイエムの計画を知っているのはだからな。たとえリュール側についても無駄だろう。」

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 森の入り口で、テラーと交戦中のリュール達はクロノスの思惑など知る由もなく戦っていた。


「リュールの奴ガスの攻撃をくらってるのに効いてないな。」


「もう、後悔は無いからね。」


「どう言う事だ?」


「それは終わってから話すよ。まずはあいつを倒す!」


「リューラ!サポート頼む!2人で一気に行く!」


「わかった!捕縛系?阻害系?」


「どれでも!あいつを仕留めるから!」


「OK!任せて!カウントはお兄ちゃん達に合わせる!」


3人はそれぞれの出せる最大の技を出そうとしていた。それはテラーも同じだった。


「あいつも全力を出すみたいだな。」


「でも、勝つのは僕たちだ!リューラ、10カウントお願い!」


「わかった!行くよ!」


磁槍剣氷結じそうけんひょうけつ!5連斬、暴凛氷牙ぼうりんひょうが!>

煉貫剣暗黒れんがんけんあんこく!8連斬、霊虐闇剣れいぎゃくやみつるぎ!>

黒薔薇くろばらの杖・雷電らいでん!ホワイトボルトウィップ!>


「10・9・8・7・6・5・4・3・2・1・0!」


「行っけーーー!」「はあーーーー!」「うおぉぉぉぉ!」


3人がそれぞれ放った技がテラーの体を捉え、全て命中した。一瞬の静寂の後、テラーは身をよじり苦しみながら煙を出しただけで消えなかった。


「おいおいマジかよ・・っ!」「嘘!あれでも動け・・」


「ザザ!リューラ!」


2人はテラーのカウンター攻撃を食らっていたのだ。そして2人はテラーの2を受けてしまったのだった。


「な、なんで2人が?ザザはともかくリューラまで・・」


「クックク。オ、オレガカンタンニ、ヤラレルトデモ、オモッタカ?」


「やっぱり喋れるタイプか・・」


「サア、イケ!オレノマリオネット!」


「リューラ!ザザ!まさか・・・お前!」


「フフフ。カエシテホシクバオレヲコロシテミロ!!」


「・・・最初からそのつもりだ!」

磁槍剣氷結じそうけんひょうけつ単発斬、睡蓮氷結すいれんひょうけつ

(まずは2人の動きを止めないと。そのためには足を凍らせる!)

 剣を地面に突き立て、力を込めると氷のつたが辺りを凍らせた。


「ナ、ナンダコレハ!?アシガウゴカナイ!」


「お前も凍ってくれて助かった。もう迷わないって決めたんだ!」


(ザザ。クリスタル借りるよ。)


走りながらクリスタルを氷結からに変えテラーとの距離を詰めた。


「2人を返してもらう!これで最後だ!」


磁槍剣暗黒じそうけんあんこく3連斬、暗獄滅撃あんごくめつげき!>

 禍々しい黒いオーラをまとった剣がテラーの両腕と首を切り飛ばした。


「オ、オノレ!オレガマケルナンテ!ア・リエ・・・ナイ・・・・・」


テラーが完全に消滅し、リュールは静かに息を吐いた。


「・・・よかった倒せて。2人を起こさないと。」


テラー討伐終了時刻、午後8時47分。討伐者リュール。死者0名軽傷者4名。重傷者1名


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