第3話 討伐準備

 第3話 討伐準備


 討伐前日の午前中の授業にて、


「これから、魔物討伐に向かう際に集団で戦術を教えよう。」


 (今まで普通の剣技と体術、属性を使った剣術だけ習ってきたけど、初めての集団の練習か〜いつのように頑張ろう!それにみんなと一緒に戦えるの楽しみ!)

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「これから、魔物の討伐に向けて魔物の弱点や苦手な属性を学びましょう。」


 (いつもと同じの授業だけど、今更、苦手な属性弱点を学ぶのは良いとは思えないな。討伐前日なら負傷した人を回復させる術とか集団を想定した授業がいいと思うけど、いつも通りの授業で大丈夫なのかな?少しがするけど、少しでも安全にするために大切だから頑張って行かないと!)

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 カラスや魔鳥が鳴き夕日が街を赤く照らす中、修練場で


「・・・はっ!・・・えい!・・・やあ!・・・とう!」


 威勢の良い声とともに案山子カカシのような人形に木剣で打ち込みをしている。リュールは癖を直そうと意識しながら打ち込んでいた。


「はぁ〜やっぱり癖が抜けないな〜なんでだろう?ここに入って来た頃もそうだったって言うしな〜」


 そんな独り言が誰の耳にも聞こえることなくつぶやいた。そして自由時間の終わりを告げる鐘が鳴った。

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 時同じくして、魔術室で水、雷の魔法の練習をしていたリューラは


「明日、みんなと一緒に魔物討伐って緊張する。ミスなしで魔法が撃てると良いけど。」


 そんな呟きを聞き先生が、


「大丈夫だよ。貴女あなたならきっとうまく行くわ。なんせ学園1の実力者なんだから。」


 そう言われ、恥ずかしながらも少しだけ自信が湧いてきた。


「頑張ろう。」


 少し小さい声だったけど、はっきりと言った。

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 終末レクイエムまで残り7日。人知れず教会の霊光れいこうの間にて、


「ザザからの変更の連絡はありません。クロノス様。」


「わかった。報告ご苦労だ、オルフェウス。明日例のポイントに極魔獣ごくまじゅう2放て。ザザにも伝えておけ、そして隙を見て逃げろと伝えろ。」


「承知いたしましたクロノス様。」

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