プロローグ

 最後までお読みいただきまして誠にありがたく存じ上げます。


 最近はわたくしのお気に入りの椅子をママさんがふくちゃんごめんねと事もあろうか取り上げて、何やら指でカチカチと四角い板のようなものを叩いております。


 わたくしはいつでも猫ファーストなパパさんを少しは見習っていただきたいものだなと思いつつも、お気に入りの椅子に座ったママさんの膝の上もなかなか居心地がよろしいもので、本当はわたくしのお気に入りの椅子なのでございますが、まあいいかとママさんにお貸ししている次第でございます。


 そのかわり、


 ふふふ。


 秘事ひめごとまつげ

 

 まさかわたくしがまつげになるとは。



 さてさて本日の小林家はと申しますと、




 







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

秘事は睫 和響 @kazuchiai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ