第3話⁂卑しい理事長!⁂



 父親の章が、若干実力不足の大和を『会社の跡取りにする為には、何が何でも俺の母校で、偏差値最高峰の徳豊中学に入学させなくては駄目だ!』そう言って鈴子を追い詰めるのである。


 そこで担任の先生からの最終アドバイスを頂いた鈴子は、出願書を持って理事長室に一月某日の午後五時に向かった。


 ””トントン””

「失礼します!」


 品位と妖艶さを併せ持つ、鈴子を””ギラリ””と卑しい目で上から下まで舐めるように見る理事長の田中。


「それで……お母様は、どんな事をしても本校に、ご子息大和君を入学させたいとの意向、伺っていますよ……ウッフフフ……それにはですがね~?ウッフフフ!お母様………分かっていますよね!ウッフフフ!」


 ””カチャカチャ””理事長室の鍵を閉めた理事長は、ゆっくりと鈴子の後に回り、後ろから鈴子のふくよかな乳房を思い切り揉みしだきながら「いいですね!お母様!ウッフフフ!」


「嗚呼!ナッ何をするのですか?…ヤッ!ヤメテクダサイ!」


 この日は一月上旬の日曜日で、時間も午後五時を回ったところで誰も居ない。


「…あなた方御家族様が、どんな事をしても合格させたいとお聞きしましたので、この日をわざわざ空けて出向いた訳ですが………じゃ~この話は無かった事でよろしいのですね?」


「アッ!イッイエ!寄付金のお話は担任から伺っておりましたが?」


「まあ~それは大切なお子様を、より良い優れた環境に置く為には、運営費が必要ですから致し方ない事ですね~?お母様それとこれとは話が違います。役不足のお子様を預かる訳ですから、それ相応の事をして頂かないと?良いですね!ウッフフフ………お母様、大切な息子さんの将来が掛かっています!」


 理事長の田中は、事前に担任のA先生から、どんな事をしても我が校を希望する父兄の身上書リストを写真付きで渡されていた。


 この有名私立徳豊学園〔徳豊中学校・徳豊高等学校〕は、例年愛知県でもっとも多くの東大、京大、医学部、更には有名国立大学、有名私立大学合格者を輩出している事でも知られているブランド中のブランド中学。


 その為、毎年この様に、まだ受験が容易い中学から、何としても入学させたいと懇願する父兄が後を絶たない。


 その様な事情も相まって、致し方なく理事長の采配で極秘に裏口入学が、浸透していたのである。


 まあ~こんな事を言ってはなんだが?理事長にして見れば、より取り見取りと言う訳なのだ。


 そこで目を付けたのが、このリストの中でも理事長好みの、群を抜いた美人でグラマラスボディの鈴子が標的にされた。


 丁度食べ頃の、色っぽい、何とも美しい三十代前半の鈴子。

 抑えきれない理事長は、この美しい鈴子を目の前に、興奮して抑えていた欲望が一気に噴き出したのだ。


 形の綺麗な厚ぼったい唇💋に、いきなりしゃぶりつき*・強引に押さえつけて舌を入れ舐めまわし……ふくよかな胸元を尚も思い切りはだけて、嫌がるのも聞かず、もみ砕いて乳房に吸い付き………思う存分鈴子の身体を弄び、更には………。


「ヤッ!ヤメテクダサイ!」

 鈴子が懇願するのも聞かず、ソファ―に押し倒し下着を剝ぎ取り強引に事に及んだのだった。


「…グウウウウ(´;ω;`)ウゥゥ」


 シャンデリアが煌々と輝く理事長室で、この様な辱しめを受けた鈴子は、屈辱を受けた恥ずかしさで、溢れ出す涙を抑える事が出来ない。


「奥さんこれで合格は保証しますが……僕はあなたの身体が忘れられない!ウッフフフ………だから月に一度、私の別荘でまた存分に楽しもう!ウッフフフ!人に見られては困るので待ち合わせ場所は追って連絡する」


「もうこんな事は許して下さい。( ノД`)シクシク……グウウウウ(´;ω;`)ウゥゥ……もし主人にバレたら……」


「君は何も分かっちゃいない!我が校に入学したいと考える父兄は山ほどいる!……君がこの関係を断れば、君の息子さん大和君は入学出来ない。その代わりに違う生徒が入学できると言う訳だ!ウッフフフ!」


 そしてこの後、尚も鈴子の身体を弄んだ理事長の田中。

 鈴子も只々卑しい理事長に身を任せるしかないのだった。


 こんな事が続けば、いずれは………?

 恐ろしい事件の幕開けが………。















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