ポーカーフェイスなのか?

せっかくなので色々と遊んでみる



TITI LVCRETI CARI DE RERVM NATVRA LIBER PRIMVS


Aeneadum genetrix, hominum divomque voluptas,


alma Venus, caeli subter labentia signa


quae mare navigerum, quae terras frugiferentis


concelebras, per te quoniam genus omne animantum


concipitur visitque exortum lumina solis:


(https://www.thelatinlibrary.com/lucretius/lucretius1.shtmlから引用)



ちょいちょい英単語に近いものがある。

NATVRA、Venus、per、animantumあたりか。


ただ、いくら見つめていてもうんともすんとも言わぬ。

ラテン語さんの表情が全く読めない。

知識がない状態だと検討もつかぬ。


そこで、羅和辞典を使って表情を読み取ってみる。

今回は、田中秀央編『増訂新板 羅和辞典』(研究社、1952年初版発行)を用いる。

最近Amazonで1200円ほどで購入した。

羅和辞典は初めて買うので良し悪しはわからないが

それがわかるまでラテン語に親しめればいいな。


では、それで単語を1つゝゝひいてみる。



TITI   LVCRETI   CARI    DE RERVM NATVRA    

 ?   ルクレーティウス?    ?     { 物の本質について }   


  LIBER     PRIMVS

書物、文章 第1の、始めの


Aeneadum genetrix, hominum divomque   voluptas,

   ?     母親    ?      ?    楽しみ、娯楽、肉欲


alma   Venus,      caeli subter labentia signa

  ?  売る、美、ヴィーナス   ?   下へ    ?     ?


quae  mare  navigerum, quae terras frugiferentis

  ?  海、海水    ?    ?    ?    ?


concelebras,     per

   ?    回って、沿って、〜の間


   te    quoniam     genus

お前、君     ?      種族、民族、人種


   omne     animantum

あらゆるもの     ?


concipitur  visitque  exortum  lumina  solis:

   ?       ?      ?     ?      ?


(https://www.thelatinlibrary.com/lucretius/lucretius1.shtmlから引用)



似たような単語はあるが、果たして同じなのかわからない。

ちなみに“DE RERVM NATVRA”を『物の本質について』と

訳せたのは、LVCRETIをひいた際にLucrētiusの語釈に

「‘De Rerum Natura’ (物の本性について)という詩の作者」と

記載されたためである。実力ではない。当たり前だ。


しかし、辞書を持っていてもそもそもまともにひけない。

おそらく活用や格変化などしているからだろう。

印欧語族あるあるか。ちょっと嫌いになった。


なんとなくだがumで終わっているのは動詞?

quae、perは前置詞っぽい?

usで終わるのは名詞の目的格っぽい?


などといった当て推量をしてみる。

答え合わせはいつになるだろうか。


ポーカーフェイスではなくて、僕の表情を読み取る能力が

なかっただけだ。

全く歯がたたなかったが、それなりに楽しかった。

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ラテン語独学日記 虛篤学憜雜斎 @kumagusu

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