「行こう」冷たい彼の手が私の手を引く。夢の中でしか彼に会えなくなってしまったことに胸が締め付けられる。

「そうやってまた、私を置いて行くの?」

「違うよ。一緒に行くんだ。

 いつまでも一緒に、夢の中を歩いていよう」

 まあ、それはとても素敵な夢物語ね。

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140字小説 夜瀬優澄 @_yoru_

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