38 マーリルでさえ驚く、マクベスがやられるなんて思わなかったよと。

 そ私達はマクベスの城で落ち合った。


 マリーは、菓子太郎が寅次郎を殺した事に激怒し、一時大変な喧嘩になったが、画レ虚が仲介に入って諫めた。


 死闘により、ルークが死んだ事を知った時、は落胆し、画レ虚、バルマ、菓子太郎、マリー、カローナ、シヱは、残念がった。


 マクベス城の中を探索している最中、蝙蝠の人心を操り魔物に出会い、其れ等を駆除した。そして、マクベス城を探索し、シヱは此処に残りマクベス城の研究をする事になった。


 「まさか、君たちが本当にマクベスをやるなんてね夢にも思わなかったよ。」


 マーリルは、他の五柱が死に、長年仕えていたマクベスが死んだ事に若干の、胸の苦しさを覚えたが、真の実力者が勝ち、時代が変わるのは必然だと、また、いつものように酒を飲み、フラワガーデンの花をめでていた。


 「おお、ずっと咲かなかった、金のアネモネが咲いたよ。」

 画レ虚は言った。


 「私の好きな花・・・。」

 鬼ちゃんもメロンも此のアネモネの花が好きだ。


 あの日のアネモネの花が脳裏をよぎった。未だ、戦いは終わっていない、何だかそんな予感がしていた。


 私達は、龍の谷のEに、ルークが戦士した事を伝えた。ルークは、親友の死に落胆し、どうしてだ。ベムに続いてルークまでもと、苦しみ悲しんだ。


 摩訶不思議学校 校長が居なくなった影響で、摩訶不思議学校は荒れ果て魔物が、凶暴化した。反転世界の一角が潰されたのだ。反転世界の情勢は大きく変わり、新勢力、として、六人の新魔導士集団 スカイ が新たな、原初の魔導士ならぬ、四大勢力の一角を担う事となった。

 

 

 七月十六日 月曜日。

 新たに西を支配する事になった俺たちスカイのメンバ―は、それぞれ役職を決めた。

 団長を決める時、何かと揉めたが、最終的には画レ虚が選ばれた。 


 副団長は バルマで、情報知識博士のシヱ、騎士のカローナ、スパイのマリー、技工士の菓子太郎。此の六人態勢で、西を取り締まる事となった。


 「私、ちょっと地球へ帰ってみるよ。何かと地球の様子が気になるし・・・。」


 画レ虚は言った。


 「ああ、そうか。そうだな。その間は、俺たちが、西を統治しておくよ。」

 菓子太郎は、言った。


 「俺は親父を殺した。親父はマリン星の守護者だった。親父が死んだ後のマリン星が不安だ。少しの間マリン星に滞在する事にする。」

 此れも仕方のない事だろうと、彼の帰星を認めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る