🛫反転🧭旅記🛫 具現化能力者の画レ虚は、反転世界へ旅立ち、摩訶不思議学校の校長マクベスを倒し、ファルスの革命者として、原初の神を殺します。
19 摩訶不思議学校の校舎を回っていると、マクベス人形に遭遇する。
19 摩訶不思議学校の校舎を回っていると、マクベス人形に遭遇する。
「此処で、水魔法を習ったよ。」
バルマは言った。バルマの異常な、水の能力の力は此処での研究の成果が或るのだという。
「だが、
バルマはいった。
「魔導書の試練って、何なのですか。」
私は尋ねる。
「魔導書の試験ってのは、魔道の神髄、理を会得する試験だね。」
カローナは答えた。
廊下を歩いていると、
という、印のある教室があった。
「此処は・・・?。」
画レ虚は尋ねた。
「此処は、試験会場みたいな処だよ。」
「青魔道に興味があるのかい???。」
カローナは答えて、訊いた
「いえ、
前から考えてはいたことだ。
周りの人達は、白魔法は最難関で難しいといった。
私は、白魔法が向いている。
白魔法は空間を操作する魔道、この能力も白魔王と相性がいい。
ベムさんも、そういっていた。
「白魔法は難しいよ。白本の試練を受けるつもりなのかい。」
「はい。いつかは。」
「ま、がんばれや。」
カローナはそう言ってにっこり笑った。
魔法と能力は全く別のものだ。
魔法はフョームの或るものが勉強や研究により身に着ける事が出来るもので、能力は、生まれ持ってか、後で何らかの影響、其れは強い憎しみだとか、ストレス、事故、何か、後天的な努力により獲得するもので、其れは、個性的な物で、通常は一人に付き一つの能力しか発現しないのだ。
稀に複数の能力を持つものが居る。
彼等の事をイレギュラーと言う。
本で読んだ知識だ。
調査の結果、目立った事件は、無かった。
そして、不思議な廊下である虹色の浮かぶ道、レインボーロードの途中で、
マクベス人形に遭遇した。
マクベス人形は不気味で、見てはならない禁忌のようにも見えた。
呪われた機械人形のようにも見えた。
目が真っ黒で、何処を見ているのか分からない虚ろな目。
「君たちは・・・。なかなか見ないが・・・。強い潜在能力がありそうだ。」
と、画レ虚を見て、笑った。
憎しみに満ちた恐ろしい笑みだった。
「それにしても、カローナ。何の用だ。雅楽の差し金か???。」
カローナは背筋を正していった。
「ダンジョン攻略の会議出席をお願いします。場所は雅町 歓楽町 点線会議書です。」
「ああ、なるほど・・・。力を付けてきたという訳じゃな・・・。ふむふむ。」
と言って、過ぎ去っていった。
画レ子は、見てはいけないものを見た。
マクベスの魔導着の裾から見えていた。
血だ。血がたらたらと流れ落ちていた。
肉片がぽろぽろと、堕ちている。
ぶるぶる震えていると。
「如何した。」
カローナはきいた。
「血が・・・。」
「血がどうかしたのか・・・。」
どうして、血が流れているのか、考えてもわからなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます