第3章 3.骨伝導技術の悪用

以前、骨伝導ヘッドホンを使用して、どうにも具合が悪かった。

個々人による差異があると思う。

「骨伝導ヘッドホン」については、健康上に悪影響があるのではないかという見解も散見される。

私のように、長時間の使用によって頭が痛くなったりする人が他にもいるのかもしれない。

今日は、ヘッドホンに採用されている「骨伝導技術」について考えてみた。


「骨伝導技術」は昔からある技術として知られている。

音を鼓膜を振動させて聴くのではなく、人間の骨を介して音を知覚するものだ。

骨伝導技術によって、難聴の人でも音が聴こえる補聴器も販売されている。

この事柄は、技術の進歩を感じさせてくれるものであり、喜ばしい社会へと向かっているように思う。


さて、最近私が気になっているのが、電波関係の事柄である。

マイクロ派は電波の1つである。

このマイクロ派が音として捉える事が出来るようだ。

マイクロ派そのものは、音が発生しないものの、身体に照射されていくことによって音波に変化していく。

そして、音が発生して人間に聴こえてくるのだそうだ。

この音が聴こえるのは、骨伝導によるものとされている。


もし、電波全般に詳しい人がいて、その人がマイクロ派と骨伝導技術を悪用したらどうなるのだろうか。

特定の人間に向けて、マイクロ派を使い、その結果、知らず知らずのうちに音が聴こえてくることになる。


いきなり、マイクロ派を照射され、骨伝導技術によって音が聴こえてきたら、どう感じるだろうか。

こういった現象は、まだまだ広く周知されていない。

音であればまだ良いかもしれない。

「どこかで音がしているのかな」と思って過ごせるのかもしれない。


ただ、人の声であったり、音楽であったりすると、「どうして聴こえるのだろう」と思ってビックリしてしまう。

そして、この様な状況が長く続けば、「どこか悪いのではないだろうか」とさえ思う人も出てくるかもしれない。


骨伝導技術を使ったヘッドホンを使ってみて、色々考えることがあった。

ここ数年で、私達の環境は、一気に電波を利用するものへと変化してきている。

悪意を持った人間に注意するだけでなく、事故でも色々な悪環境に置かれる可能性も出てくるわけだ。


電波は身近にあり便利なものなので、もっともっと正確な知識と利用方法を告知してもらいたいものだ。


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