第25話 「貴女のくぐり抜けた地獄が、貴女を輝かせている。戦うすべての女性のための、パンダエッセイ」

どうも。水ぎわパンダでございます。


今日はね、ちょっと小説とも、スコップとも違うお話をします。

つまり、芯のある女性は最終的にむくわれる、というお話です。


昨日ね、さいたまスーパーアリーナでフィギュアスケートの「全日本選手権 女子フリー」があったんです。そこに出場して、1番滑走をしたのが「大庭雅」さんです。

この方、いってみれば女子フィギュア界の中堅どころです。


戦績を見ていくと

2015-16シーズン、全日本選手権で17位(当時20歳)

2016-17シーズン、全日本選手権で13位

2018-19シーズン、全日本選手権で19位(前シーズンは出場できず)

2019-2020シーズン、ショートプログラムで2度の転倒、28位。SPで脱落。


とまあ、こんな感じで、華々しくオリンピックを目指すというタイプではありません。

しかし10歳まで器械体操をしていたこともあり、助走からいきなりジャンプができるという才能の持ち主。またスケーティングとジャンプをなだらかにつなげて、ひとつの曲を踊り切ることができるスケーターです。


ちなみに、今回の大会では元世界女王でプロスケーターの、安藤美姫さんが振り付けを担当。タイタニックの曲に合わせた演技を披露していました。



★★★

考えれば。

大庭雅さんも、安藤美姫さんも、一度は地獄をくぐり抜けたことがある女性です。

大庭さんは2019-2020シーズンのSP脱落時、いたいたしいほどの様子でインタビューに答えていました。

自分がふがいなく、くやしく、しかし泣くこともできずにメディアの取材に答えていた。その姿を見たパンダは

「こりゃ、芯のある女だ」と思ったものです。


安藤美姫さんも、しかり。彼女はスケートとは関係のないプライベートな部分で大変なバッシングを受けたことがあります。


どちらも、まわりに理解されない状況にありつつも、自分自身を立て直して現場に復帰してきました。

悔しさをばねにして、などという、ありきたりな言葉は、使いたくない。

まわり全部に見捨てられたような、四面楚歌の状況から、みずからを鼓舞し、立ち直ってくることは、簡単ではありません。


しかし、このふたりは見事にやりぬいた。

だからこそ、大庭雅の来期以降については「まだ決めていない」という言葉が、力強く感じるのです。


たとえどのような結論を出したとしても、このひとは、自分で考え、自分で判断し、もっとも自分らしいと思える道を選択するんだろうと、水ぎわは思います。



★★★

これをお読みの方のなかにも。

今は、自分がとても小さく、

何ものでもなく、心細く情けなく

成功しているひとが、たまらなく妬ましく思えることがあるでしょう。


それでも、自分にとってベストだと信じる選択を続けてゆけば

いつか。

あなたの行きたかったところへ、到達するはずです。

自分の信じた場所へたどり着くまでは。


精進せよ、パンダ。

精進せよ、パンダの子供たち。仁志ガク、仁志ネン。

いつか。あなたの信じた場所で、ともに笑いましょう。



みなさまもどうか。

ご自分の信じる道を書き続けてください。

水ぎわも書きます。

そしていつか。

明るい空の下で、笑いあいましょう。




……って。

べつにこのエッセイが終わるわけじゃないからね(笑)!?

なんか、「情熱大陸」の葉加瀬太郎バイオリンとともに、エンドロールが見えるみたいだけど(笑)!?


「水回り応援団・日報」。2021年は12/30の夜まで更新します!

ま、今日はカッコよく、こんなところで。

みんな、巨で乳になった、パンダを見ろ(笑)!!


https://kakuyomu.jp/users/tomohut/news/16816927859269696198#comment-16816927859318372291


その後は、貧で乳になった、水回り応援団・美人秘書を見よ! ヒャッハー(笑)!

https://kakuyomu.jp/users/tomohut/news/16816927859305096253



おやすみなさい、カクコン戦士の皆様。

パンダより、深い深い愛をこめて。

また。

あしたね。

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